キュレーターズノート

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「石元泰博フォトセンター」誕生/塩田千春──ありがとうの手紙/安部泰輔──シャガール世界/シャガールの不思議な森

[2013年08月01日号(川浪千鶴)]

 高知県ゆかりの世界的な写真家、故・石元泰博(1921〜2012)の誕生日にあたる6月14日、高知県立美術館内に「石元泰博フォトセンター」が開設された。美術館が個人の写真家に特化したアーカイブを館内に設置することは、国内では初めての画期的な...

北海道の美術家レポート①川上りえ

[2013年08月01日号(岩﨑直人)]

 北海道にしっかと根を下ろして活動するアーティストは数多い。そのなかでキラッと光彩放つ実力者もまたあまたいるから、この地は興味深い。本連載では、年齢性別ジャンル等一切問わず、独断で、しかし、おおいに賛同を得られるであろう優れた作家とその作品...

赤崎水曜日郵便局/九州芸文館、28ZAKI海浜博覧祭

[2013年07月15日号(坂本顕子)]

 熊本の県南の町に、海の上に建つ小学校があることをご存じだろうか。惜しくも2010年に閉校になってしまったその旧赤崎小学校は、校庭を確保するために校舎部分が海側に張りだした設計で、休み時間になると子どもたちは釣りや飛び込みを楽しんだという。...

渡辺英司──Vehicles(乗り物)/アーツ前橋プレオープン展示「コレクション+ からだが語る」

[2013年07月01日号(住友文彦)]

 私がケンジタキギャラリーの「渡辺英司」展を訪れたとき、ある海外のアーティストと一緒だった。彼は国際的な評価も高いアーティストのひとりで、いっぽう収集家でもあり、欧米の美術市場や専門家ネットワークにも通じた卓越した批評眼を持っている人物でも...

フラワーズ──一斉に芽吹く春の花のように

[2013年07月01日号(工藤健志)]

 十和田市現代美術館が開館5周年を迎えた。この美術館のユニークなところは、もともとアートを用いた町づくり事業「Arts Towada」の拠点施設として設置されていること。「Arts Towada」とは、美術館を核として活動を市街地へと広げ、...

伊東宣明《芸術家》

[2013年06月15日号(中井康之)]

 冒頭から私事になるが、美術館での業務とは別に、京都市立芸術大学で批評論を講じて十数年となる。批評論という題目であるが、たんにメタ的に論じているわけではない。実技系の学生でも知っておいたほうがよいと思われる近代以降の基本的な批評文を読み説く...

ある風景のはなし/鹿田義彦「Re Exposure」/サイト──場所の記憶、場所の力

[2013年06月15日号(角奈緒子)]

 早いもので今年ももう半分が過ぎようとしている。今年の年明けは、広島市現代美術館で現在開催中の展覧会「日本の70年代」の準備に追われていたことを、つい先日のことのように思い出す。自分がこの世に生をうけた時代であるがゆえの興味のほかには、聞き...

リアス・アーク美術館常設展示「東日本大震災の記録と津波の災害史」、N.E.blood21 Vol. 46:千葉奈穂子 展、Vol. 47:石川深雪 展

[2013年06月01日号(伊藤匡)]

 宮城県の北端に位置する気仙沼市は、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた。震災から2年経った現在も、港沿いには広大な更地が拡がっている。所々に残っている建物も、近づいてみると内部は冠水で大破し、とても使える状態ではない。地盤沈下でいまも水...

ヴァンジ彫刻庭園美術館コレクション展「この星のうえで」、IZU PHOTO MUSEUMコレクション展「ふたたびの出会い」

[2013年06月01日号(能勢陽子)]

 新緑の頃に訪れたヴァンジ彫刻庭園美術館とIZU PHOTO MUSEUMでは、コレクションによる二つの展覧会が開催されていた。その展覧会は、コレクションによるささやかなものだからこそ、一層の親密さと個々の作品のかけがえのなさ、またそれらの...

終わりはいくつある?──はじまりとしての『THE END』

[2013年05月15日号(阿部一直)]

 山口情報芸術センター[YCAM]は、アートとシアターの両方のプロダクション機能をはたしている施設だが、昨年12月に制作・初演したオペラ『THE END』は、たぶんそのどちらのジャンルから発生するべくした作品ではなく、さらに現代音楽やクラシ...

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