キュレーターズノート

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河原温「サイレンス」(On Kawara - Silence)

[2015年03月01日号(能勢陽子)]

 ニューヨークのグッゲンハイム美術館で、河原温の回顧展「サイレンス(On Kawara - Silence)」が開催されている。

北海道の美術家レポート⑦久野志乃

[2015年02月15日号(岩﨑直人)]

 北海道にしっかと根を下ろして活動するアーティストは数多い。そのなかでキラッと光彩放つ実力者もまたあまたいるから、この地は興味深い。本連載では、年齢性別ジャンル等一切問わず、独断で、しかし、おおいに賛同を得られるであろう優れた作家とその作品...

「美少女の美術史」/「成田亨 美術/特撮/怪獣」

[2015年02月15日号(山口洋三)]

 この号が出るころには、「成田亨 美術/特撮/怪獣」福岡展は終了して、4月からの青森県立美術館での開催を待つことになる。この展覧会については共同企画者の1人である工藤健志氏とで交互に(ちょっとしつこく)書いてきた。artscape読者は、た...

金沢市小中学校合同展(中学校美術)とドットアーキテクツ

[2015年02月01日号(鷲田めるろ)]

 これまでおよそ40年の人生で美術が好きではない時期があった。中学生の頃だった。小学生のように自由にのびのびと描くというだけでは気が済まない。だが、そこまで技術がある訳でもない。転換期で戸惑っていた。

倉地雅徳×五十嵐英之 Live with Drawing──人はなぜ「絵」を描き続けるのか

[2015年02月01日号(川浪千鶴)]

 ふたりの男性が机に向かい合わせに座り、背を丸め、サインペンを手に、それぞれになにかを一心に描いている。上の写真は2004年に、ほぼ同構図の下の写真は2014年に撮影された。2枚の写真のあいだに経過した10年という年月は、彼らの風貌を若干変...

ムン・キョンウォン+YCAM「プロミス・パーク・プロジェクト[リサーチ・ショーケース]」

[2015年01月15日号(阿部一直/井高久美子/渡邉朋也)]

 山口情報芸術センター[YCAM]では、韓国出身ソウル在住のアーティストで、2015年のヴェネツィア・ビエンナーレ韓国館代表のムン・キョンウォンとYCAMとのコラボレーションによる展覧会「プロミス・パーク・プロジェクト[リサーチ・ショーケー...

プロジェクト「PHASE 2014」

[2015年01月15日号(工藤健志)]

 ホントに1年って365日あるんだろうかと疑わしく感じてしまうほど、あっという間に2014年が終わり、新しい年がやってきました。まだアトムは生まれてないしマクロスだって建造されてないけど、2015年の今年も使徒が襲来しないことを祈るばかりで...

「ヂョン・ヨンドゥ──地上の道のように」/アーツ前橋でのアーティスト・イン・レジデンス事業

[2015年01月15日号(住友文彦)]

 社交ダンスを踊る男女を撮影し壁紙にした《ボラメ・ダンスホール》(2001)は、2002年の第2回福岡アジア美術トリエンナーレで展覧会チラシのメインビジュアルにも使われ、多くの人が記憶する作品になったが、当時ヂョン・ヨンドゥはまだ33歳。い...

奈良・町家の芸術祭「はならぁと」

[2015年01月15日号(中井康之)]

 去年(2014年)秋以降、美術論壇(というものがいまだに存在していると仮定して……)に話題を提供していたのは文芸誌『すばる』に藤田直哉によって寄稿された「前衛のゾンビたち──地域アートの諸問題」という論考だろう。

「国東半島芸術祭」「鉛筆のチカラ──木下晋・吉村芳生」

[2015年01月15日号(坂本顕子)]

 昨年は、それほど数多くとはいかなかったが各地の展覧会やアートプロジェクトを見てまわった。そのなかでもっとも印象に残ったのが、国東半島芸術祭である。49日間の会期で6万人の来場者を迎え閉幕した同祭を振り返りながら、2015年のレポートを始め...

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