キュレーターズノート

バックナンバー

奔別(ぽんべつ)アートプロジェクト

[2012年11月15日号(鎌田享)]

 秋も深まる北海道。9月22日から10月28日まで、北海道空知地域の旧炭鉱施設を舞台に、ひとつのアートプロジェクトが実施された。そのユニークな戦略を紹介していこう。

定本『絵金 極彩の闇』

[2012年11月01日号(川浪千鶴)]

Goh Uozumi 新作インスタレーション展「observer n」

[2012年10月15日号(井高久美子)]

 現在、山口情報芸術センター[YCAM]では、若手作家を紹介する展示シリーズ「scopic measure(スコピック・メジャー)」の第14弾として、Goh Uozumi(魚住剛)の新作となるインスタレーション展示《observer n(オ...

別府現代芸術フェスティバル2012「混浴温泉世界」、生きる場所──ボーダーレスの空へ、祝CAMK10周年!九州アート全員集合展

[2012年10月15日号(坂本顕子)]

 この秋は九州から離れられそうにない。週末ごとに各地で話題の展覧会やアートイベントが相次いでオープンしている。そのなかから、もっとも目が離せない、別府の「混浴温泉世界2012」の内覧バスツアーに参加してきた。

数寄者達──琳派以後の方法 2012、The Daegu Photo Biennale 2012、別府現代芸術フェスティバル2012「混浴温泉世界」

[2012年10月01日号(住友文彦)]

 以前にもここで書いたことがある群馬県渋川市のコンセプトスペースが今年は30周年を迎えて、精力的に展覧会を行なっている。私はいま、前橋市の新しい美術館計画に関わっているので、同地域の活動を取り上げることに熱心なのだろうと思われるとやや不本意...

Art and Air──空と飛行機をめぐる、芸術と科学の物語(或は、人間は如何にして大空に憧れ、飛行の精神をもって世界を如何に認識してきたか。)

[2012年10月01日号(工藤健志)]

 「空を飛ぶこと」をテーマにした展覧会をやってみたいと思ったのは、2010年に開催した「ロボットと美術──身体×機械のビュアルイメージ」の準備のころ。この展覧会は、「ロボット」をモチーフに20世紀に起こった人間の新しい身体観の変遷を追い、そ...

古武家賢太郎展「Letters(レターズ)」

[2012年09月15日号(角奈緒子)]

 瀬戸内海に面した風光明媚な街、広島県尾道市。かつては小津安二郎監督の『東京物語』が撮影され、また、大林宣彦監督の『転校生』や『時をかける少女』などもこの地で撮影されたことから、映画ファンにはよく知られた街ではないだろうか。平地が少なく、山...

國府理「ここから 何処かへ」、伊藤彩「猛スピードでははは」

[2012年09月15日号(中井康之)]

 それにしても暑い夏だった。夏が終わるころ、毎年そのような感を抱いていたかもしれないが、今夏の暑さをより一層不快に感じさせたのは、此の国を覆っているさまざまに困難な状況であることは疑いえない。去年の夏は、ことの重大さに対していまだ判断をする...

水と土の芸術祭2012

[2012年09月01日号(伊藤匡)]

 川が運ぶ水と土によって形成されてきた新潟という土地の環境、文化、歴史にアートの視点で光をあてようという趣旨で始まった「水と土の芸術祭」が、3年振りに開幕した。2009年の前回は、会場となる地域が非常に広いことと、会期が約5カ月と非常に長い...

リアル・ジャパネスク──世界の中の日本現代美術

[2012年09月01日号(能勢陽子)]

 世界的な美術の動向や情報が瞬時に伝わり、価値が多様化した現在、国という単位で美術表現を括り、そこに共通する要素を見出しながら、新たに現われつつある動向を探るのは、もはや困難なように思える。かといって、社会や文化的背景からまったく自由な、イ...

オススメ展覧会

レビュー/プレビュー

フォーカス

キュレーターズノート

artscapeレビュー

トピックス

360°ビュー