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畠山直哉 展「ナチュラル・ストーリーズ」

2011年12月15日号

会期:2011/10/01~2011/12/04

東京都写真美術館[東京都]

最初に見た畠山の写真は俯瞰した都市の風景写真だった。それから石灰工場や石灰岩の発掘現場、発破の瞬間、コンクリートに囲まれた渋谷川や地下水路、廃墟と解体現場などいろんなものを撮るなあと思ったが、それらがすべてセメントでつながっていることを知ったときは少し驚いた。まるで連想ゲームのような、こういうモチベーションの持続方法もあるのかと。今回はこれらに加え、石灰石の採掘現場を十数枚の紙に部分的に描いてつなげたパノラマ絵画や、発破の瞬間をとらえた連続写真の連続映写(つまり写真以上、映画以下のぎこちなく動く画像)、そして彼の故郷である陸前高田の震災後の風景まで発表している。こんなにブレない(というか正確にブレるというべきか)写真家も珍しい。

2011/11/22(火)(村田真)

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