2019年06月15日号
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“Under the Same Sun: Art from Latin America Today” vs“James Lee Byars: 1/2 an Autobiography”

[2014年07月01日号(梁瀬薫)]

 まったく異なるアプローチでグローバル社会に訴えるパーフェクトな2つの展覧会。  ラテンアメリカのトロピカルな現代アート展に見る現実社会とジェイムス・リー・バイヤーズのモノクロームなインスタレーションから体感する神秘。

現在へのノスタルジア(「MOTコレクション特別企画 クロニクル1995-」レビュー)

[2014年06月15日号(足立元)]

 懐かしさと新鮮さは矛盾しないのだろうか。毎年夏の東京都現代美術館(都現美)は、親子連れで賑わう大型展覧会の隣で、中規模のハードコアな企画展をひそやかに開催している。今年は、奥にある常設展示室のすべてを使い、「クロニクル1995-」と題し、...

失われた作品を求めて──ナチスによる略奪とグルリット・コレクション

[2014年06月01日号(木村浩之)]

 第二次世界大戦後半のヨーロッパ。そこには、ナチスによる略奪や破壊から文化財を守る使命を負った兵士たち──美術・建築分野の専門家たちを含むメンバーで結成された──がいた。戦後も、彼らは隠された文化財を探し出す役目を担った。「モニュメンツ・メ...

映画/映像のメディウムを読み直す(「映画をめぐる美術──マルセル・ブロータースから始める」展レビュー)

[2014年05月15日号(阪本裕文)]

 美術館の展覧会において映像作品や、映像を使用したインスタレーション作品が展示されることは、今やありふれた光景となっている。1990年代後半あたりから増加したこのような傾向は、制作環境の変化から見ると、ノンリニア編集やビデオプロジェクターの...

モビリエ・ナショナル:Les Gobelins au siècle des Lumières──Un âge d’or de la Manufacture royale展/Carte Blanche à Pierre et Gilles展

[2014年05月01日号(栗栖智美)]

 フランス・パリにある、ゴブラン織ギャラリー(Galerie des Goblins)では、この春から、2つの展示が同時開催されている。ひとつは、ギャラリーを運営する「モビリエ・ナショナル」(フランス国有動産管理局)のゴブラン織のコレクショ...

「もの」の新たな秩序を求めて──「イメージの力──国立民族学博物館コレクションにさぐる」展

[2014年04月15日号(安藤礼二)]

 『イメージの力』展は、「国立民族学博物館コレクションにさぐる」と付されたサブタイトルからも明らかなように、大阪の国立民族学博物館が収蔵している「民族」資料を、東京の国立新美術館で「芸術」作品として展示する、という試みである。資料なのか、作...

映像の交換性──3.11を契機として制作された映画・映像について

[2014年04月15日号(阪本裕文)]

 この論考の目的は、3.11を契機として制作された映画・映像を論じることにある。そこで私は、東日本大震災と原発事故を契機として制作された作品のなかから、震災・原発事故以前のドキュメンタリー映画においては積極的に見出されなかったような文脈を取...

ベトナム大都市の現在──写真集『ホーチミン・メガシティ』

[2014年04月01日号(岩元真明)]

 2014年2月、写真集『ホーチミン・メガシティ(原題:TP. Hồ Chí Minh: MEGA City Photo Book)』 ★1 が出版された。急速な経済発展と近代化を遂げつつあるベトナムは投資・観光・文化など各方面から注目を集...

ウォーホルと日本──「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」レビュー

[2014年03月15日号(暮沢剛巳)]

 2月1日より森美術館で「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」展が始まった。日本国内で開催されるものとしては、おそらく2000年に東急文化村 The Museumなどを巡回した「アンディ・ウォーホル」展以来の大規模な個展であり、会場はウォ...

インドネシアの若手建築家AbodayのFLIRT(ゆうわく)

[2014年03月01日号(本間久美子)]

 2013年11月末、インドネシア国立博物館の中庭がにわかに変容した。  ここはもともと、オランダ植民地時代の古典的な西洋建築で、中庭をめぐる廊下には、ヒンドゥ教のガネーシャ像や仏像、その他の古い石像がただ乱雑に並べられた空間だった。まった...

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