2023年06月01日号
次回6月15日更新予定

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世界変革のとき──キュレーションについて

[2019年03月15日号(長谷川新)]

キュレーターとはなにか、という一種の「職能論」について書いてほしいという依頼を受けた。筆者はインディペンデントキュレーターとして仕事を始めて今年で7年目であり、まだまだ学んでいかねばならないことばかりであるが、現時点での、自分が仕事を行なう...

【コーチン】コチ=ムジリス・ビエンナーレ2018と南アジアにひろがる芸術祭

[2019年03月01日号(黒岩朋子)]

インド南部のケーララ州コーチン(コチ)のアーティストが主体となり、2012年に始まった コチ=ムジリス・ビエンナーレ (KMB: Kochi-Muziris Biennale)が今年で4回目となった。インド初のビエンナーレの成り立ちは 前に...

アートプロジェクトにおける臨床的価値とはなにか──「生きること」と「アート」が交差する現場から

[2019年02月15日号(青木彬)]

近年、まちづくりやビジネス、医療・福祉などさまざまな分野でアートが用いられる。そうした状況はどのように解釈することができるだろう。今日のアートプロジェクトが置かれた状況を、豊かに生きるための実践に取り組んできた共同体の歴史のなかから考察して...

【デン・ハーグ】オランダのアーティストのスタジオ獲得方法

[2019年02月01日号(佐脇三乃里)]

2000年代に入り、日本では観光や地域振興と一体となり地域資源を活用したプロジェクト型のアートの祭典が全国各地域で展開されるようになった。美術館など既存のビルディングタイプにとらわれない空間を活用したアート活動は、アーティストに自らのアイデ...

ミュージアムショップ/ミュージアムグッズのいま

[2019年01月15日号(大澤夏美/artscape編集部)]

美術館や博物館を訪れる体験のなかでの隠れた目玉のひとつとして、近年ますます多くのアートファンの心を惹きつけているのが、ミュージアムショップとそこで扱われる数々のグッズだ。ポストカードや文房具、お菓子といった幅の広さもさることながら、その館の...

【上海】第12回上海ビエンナーレ

[2018年12月15日号(鷲田めるろ)]

開催中の第12回上海ビエンナーレを見た。会場は国営の「上海当代芸術博物館」(PSA)。黄浦江西岸にある旧発電所の建物を改修した美術館である。このエリアは2010年に行なわれた上海万博の会場で、PSAも万博のパビリオンのひとつであった。近くに...

【パリ】混沌の時代に共感を呼ぶエゴン・シーレとジャン=ミッシェル・バスキア

[2018年12月01日号(栗栖智美)]

パリはこの秋、続々と興味深い展覧会がスタートした。なかでも興味を引いたのが、2014年オープンのルイ・ヴィトン財団美術館で開催される「エゴン・シーレ展」「ジャン=ミッシェル・バスキア展」だ。この個性的な2人のアーティストのペアリングは、Le...

毛利悠子 しなやかなレボリューション

[2018年11月15日号(荒木夏実)]

10月27日(土)、毛利悠子の個展「ただし抵抗はあるものとする」が十和田市現代美術館で始まった。2015年の日産アートアワードグランプリ受賞以降、芸術選奨文部科学大臣新人賞の受賞(2017)、コチ=ムジリス・ビエンナーレ 2016(インド)...

拡張を見せるベルリン・アート・ウィークとその周辺

[2018年11月01日号(かないみき)]

第7回目を迎えて毎秋恒例となった「ベルリン・アート・ウィーク」が、年を追うごとにその規模を拡張している。今年はアート・フェアをはじめ、美術館やギャラリー、プロジェクト・スペース、劇場、プライベート・コレクション、野外の特設会場など、市内およ...

みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2018

[2018年10月15日号(白坂由里)]

東日本大震災の前後から全国的に広がった「芸術祭ブーム」は、美術館に足を運ばない層の人々にも作品に親しむ機会や、屋外インスタレーションを得意とする作家の活躍の場を広げたが、ともすれば単調な作品巡礼にもなりがちで、1、2回で終了してしまうケース...

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