2023年12月01日号
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【NY】ジュディ・シカゴ──彼女たちのヒストリーとストーリー

[2023年12月01日号(梁瀬薫)]

2010年代から盛り上がっている#MeTooやBLMなどの人権運動は、アート界の地殻変動をもひきおこしている。これまでスキャンダラスな作品で著名ではあるが正当な評価から疎外され、美術史の周縁に追いやられていたジュディ・シカゴの回顧展がNYの...

気候危機に対してアートの現場でできること──ギャラリー気候連合のアクション

[2023年11月15日号(坂口千秋)]

気候危機は政治や経済だけの問題なのか。否、アートの世界でも脱炭素社会を目指すさまざまな動きが目立ってきている。それは、展覧会やアーティストのテーマとしての「エコロジー」ではなく、もっと現実的なアクションとしてだ。たとえば、アーティストやスタ...

【極北極】外洋と凍海の狭間に生きるイヌイットのグラフィックアート

[2023年11月01日号(キオ・グリフィス)]

社会的政治的影響の下、近年アメリカの現代アートは、アメリカの原・先住民の発掘に着目点をおいた。私は昨年 DNP文化振興財団の助成 を受け、前からあたためていたアメリカのBIPOC(バイポック:Black, Indigenous, Peopl...

展覧会を持ち歩くことで見えてくる風景──「風の目たち/The eyes of the wind」

[2023年10月15日号(鈴木沓子)]

不安定な情勢を抱える一部の地域を除いてではあるものの、パンデミックが収束に向かうにつれ、国を越えた移動に際してのハードルは次第に以前の状況に戻りつつある。アートスペースの立ち上げや「ATAMI ART GRANT」などの展覧会企画に携わって...

【ブリスベン】多文化の波にゆれる都市

[2023年10月01日号(土岐文乃)]

オーストラリアは18世紀後半の英国からの入植、その後の産業革命による発展、20世紀の白豪主義という時代を経て、先住民族の権利の回復、多様な文化的背景をもつ移民の増加など、短い歴史のなかで大きな変貌を遂げてきた。各都市は、気候、自然環境、資源...

資本主義を再考するグラフィックデザイン

[2023年09月15日号(平山みな美)]

日夜ニュースメディアを騒がせる地球温暖化や気候危機の諸問題。その原因を、惑星規模で物質的な消費が加速したことと結びつけるような見方が多方面から提出されている。そうした見方は、デザインという営みにも再考を迫る。資本主義のなかで消費を促すサービ...

【ケルン】デジタルとアナログを批評的に往還する──チョイ・カファイの〈テレプレゼンス〉

[2023年09月01日号(内野儀)]

今年の初夏にドイツの2都市で開催された「Theater der Welt(世界演劇祭)2023」は、そのプログラム・ディレクターを芸術公社の相馬千秋氏が務めたことで日本国内でも話題になった。こうした例も筆頭に、長い歴史をもつ欧州の伝統的な劇...

【イルクーツク】ごみの埋め立て地がミュージアムに──文化的価値と都市のメンツのジレンマ

[2023年08月01日号(多田麻美)]

門の手前には、中世風の戦艦が二隻並び、その先では、古い要塞を象ったかのような木造の門が来場者を招き入れる。中に入ると、空想の世界の兵士の人形がずらり。素朴な造りだが、大きくて数も多いのでぎょっとする。 一見、テーマパークのようにも見えるが、...

【パリ】二つの展覧会から見るアート、その価値と「お金」

[2023年08月01日号(栗栖智美)]

セーヌ川を挟んでルーヴル美術館の向かい、そしてオルセー美術館の隣にひっそりとたたずむ建物がある。864年にフランス国王の命で設立された世界最古の国有企業、コイン鋳造を担うパリ造幣局だ。現在でもユーロ硬貨やレジオンドヌール勲章などを作っている...

「浪のしたにも都のさぶらふぞ」──二つの人形劇+映像インスタレーションから見える台湾と関門海峡をつなぐ地霊

[2023年07月15日号(栖来ひかり)]

山口で、台湾と日本をつなぐ壮大な叙事詩をみた。展覧会の名前を「浪のしたにも都のさぶらふぞ」という。 今年20周年を迎え、さまざまな記念イベントや展覧会を開催している山口情報芸術センター[YCAM]。その記念事業のひとつである本展を手掛けたの...

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