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【ロサンゼルス】ジャッキー・アップル──エコフェミニストの旅立ち

[2022年11月01日号(キオ・グリフィス)]

ジャッキー・アップル(JACKI APPLE) ★ の華麗なるラスト・パフォーマンスは自宅のタウンハウス2階の寝室で催された。当事者主催、演出もすべて計画的にセルフ・プロデュース、参加者は口伝えの招待のみで集まった。会場のステージであるキン...

「モダン」へのパサージュ──「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」展に映る現在

[2022年10月15日号(松山聖央)]

今年は「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode」「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」「フィン・ユールとデンマークの椅子」など、20世紀のモダン・デザインを紹介する大規模な展覧会が相次いで開催されている。ある特定の時...

【台北ほか】ポストコロナ時代に輝く、見に行くべき台湾の現代建築選──オランダ人建築家による前衛作品をメインに

[2022年10月01日号(謝宗哲)]

9月29日、台湾政府は日本人観光客のビザ無しでの受け入れを再開し、10月13日以降は入境後3日間の隔離も撤廃される予定だ。これで、いよいよ台湾へ自由に渡航できるようになる。さて、この2年半の間に隣国の風景はどんなふうに変わっただろうか。台湾...

震災後から「災間」へ──複数の災禍に架橋するメディアをつくる

[2022年09月15日号(佐藤李青)]

私たちは無数の災禍の「 間 ( なか ) 」に生きている──いま誰もが、そう実感しつつあるのではないだろうか。地震、豪雨、噴火など日々のニュースは、各地で起こる災害を絶え間なく伝え、気候変動は世界的なトピックとして重要性を増している。また、...

【カッセル】ドクメンタ15──インドネシアのコレクティブ、ルアンルパが欧州に放った光と影

[2022年09月01日号(丸山美佳)]

ドイツのカッセル市で開催されている「ドクメンタ15」の100日間が9月25日で終幕を迎える。アーティスティックディレクターにインドネシアのルアンルパが抜擢された当初から、期待とわずかな反感や懐疑的な意見が混じりあっていたが、ドクメンタ15を...

ひろがる「芸術と医療福祉」のプラクティス

[2022年08月01日号(中野詩)]

世界的なパンデミックを経験して、いま、医療福祉の現場でのアートやデザインの効能についても大きく見直されているのではないだろうか。病院におけるアートやデザインというと、患者が心地よく安心できるためのやわらかなインテリアや病室の絵画を思い浮かべ...

【イルクーツク】岐路に立つ帝政期の建築遺産と都市に文化を付与する試み

[2022年08月01日号(多田麻美)]

文化遺産として価値はあるが、極度に老朽化した伝統建築をどうするか。誰が保護し、維持するのか。これは共産主義体制による「公有化」という歴史を経た国では、近年、共通の課題だ。そんな今、シベリアのイルクーツクでは、大型の伝統建築の行方に注目が集ま...

分担とパッチワークのフェミニズム──パフォーミングアーツと女性のライフステージ

[2022年07月15日号(落雅季子)]

結婚、出産、移住──生活環境やライフステージの変化に呼応するかたちで、創作活動との新たな関わり方を模索する女性アーティストやパフォーマーの存在を、舞台芸術の周辺で目にすることがこの数年の間とみに増えたように思う。なかにはその試行錯誤の過程を...

【パリ】フランスの新しい潮流 ギャラリーが狂奔するNFTアートのリアリティ

[2022年07月01日号(栗栖智美)]

2021年3月、ビープル(Beeple)の作品《Everydays - The First 5000 Days》がクリスティーズで6,930万ドル(約75億円)の高値で落札されたことを契機に、NFTアートは一気に認知度を高めた。その後もNF...

TRA-TRAVELとLoad na Dito Projectsに聞く、パンデミック以降のアーティストの国際交流

[2022年06月15日号(Yukawa-Nakayasu/Qenji Yoshida/平野真弓/マーク・サルバトス)]

ミュージアムやアートセンターの事業に依らず、インディペンデントにアーティスト・イン・レジデンス(以下、AIR)を主体的に実施したり、海外のアーティストを展覧会やイベントに招聘したり、招聘されたりと、自らの企画で国際交流を行なってきたアーティ...

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