2023年05月15日号
次回6月1日更新予定

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アーティストに教わる 簡単おいしい「アトリエ飯」

[2022年12月15日号(artscape編集部)]

artscapeでは、毎年、年の瀬が来るたびにさまざまなテーマでアーティスト自身の声を紹介してきました。今年はスタジオでつくっている料理のレシピを教えていただきました。 展覧会の搬入まであと何日! と追い込まれた孤独な闘いのなかでつくる料理...

【上海】現代アートマップ2022

[2022年12月01日号(金澤韻)]

中国では都市の光景がどんどん変わっていく。雰囲気のいいカフェや美味しいレストランなどの情報の有効期限はせいぜい1、2年だし、人気のショッピングモールも流行り廃りが激しい。そのなかで、現代美術を見ることのできる場所も、──カフェやモールに比べ...

「繭」は何を保護しているのか?──マームとジプシー『cocoon』のあとに、今日マチ子『cocoon』をクィアに読み直す

[2022年11月15日号(高嶋慈)]

沖縄戦の看護隊に動員される少女たちに着想を得た今日マチ子のマンガ『cocoon』(秋田書店、2010)を原作にしたマームとジプシーによる舞台作品が、今夏に再々演された。原作マンガは、少女の日常世界を透明感ある筆致で描いてきた今日マチ子が「戦...

【ロサンゼルス】ジャッキー・アップル──エコフェミニストの旅立ち

[2022年11月01日号(キオ・グリフィス)]

ジャッキー・アップル(JACKI APPLE) ★ の華麗なるラスト・パフォーマンスは自宅のタウンハウス2階の寝室で催された。当事者主催、演出もすべて計画的にセルフ・プロデュース、参加者は口伝えの招待のみで集まった。会場のステージであるキン...

「モダン」へのパサージュ──「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」展に映る現在

[2022年10月15日号(松山聖央)]

今年は「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode」「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」「フィン・ユールとデンマークの椅子」など、20世紀のモダン・デザインを紹介する大規模な展覧会が相次いで開催されている。ある特定の時...

【台北ほか】ポストコロナ時代に輝く、見に行くべき台湾の現代建築選──オランダ人建築家による前衛作品をメインに

[2022年10月01日号(謝宗哲)]

9月29日、台湾政府は日本人観光客のビザ無しでの受け入れを再開し、10月13日以降は入境後3日間の隔離も撤廃される予定だ。これで、いよいよ台湾へ自由に渡航できるようになる。さて、この2年半の間に隣国の風景はどんなふうに変わっただろうか。台湾...

震災後から「災間」へ──複数の災禍に架橋するメディアをつくる

[2022年09月15日号(佐藤李青)]

私たちは無数の災禍の「 間 ( なか ) 」に生きている──いま誰もが、そう実感しつつあるのではないだろうか。地震、豪雨、噴火など日々のニュースは、各地で起こる災害を絶え間なく伝え、気候変動は世界的なトピックとして重要性を増している。また、...

【カッセル】ドクメンタ15──インドネシアのコレクティブ、ルアンルパが欧州に放った光と影

[2022年09月01日号(丸山美佳)]

ドイツのカッセル市で開催されている「ドクメンタ15」の100日間が9月25日で終幕を迎える。アーティスティックディレクターにインドネシアのルアンルパが抜擢された当初から、期待とわずかな反感や懐疑的な意見が混じりあっていたが、ドクメンタ15を...

ひろがる「芸術と医療福祉」のプラクティス

[2022年08月01日号(中野詩)]

世界的なパンデミックを経験して、いま、医療福祉の現場でのアートやデザインの効能についても大きく見直されているのではないだろうか。病院におけるアートやデザインというと、患者が心地よく安心できるためのやわらかなインテリアや病室の絵画を思い浮かべ...

【イルクーツク】岐路に立つ帝政期の建築遺産と都市に文化を付与する試み

[2022年08月01日号(多田麻美)]

文化遺産として価値はあるが、極度に老朽化した伝統建築をどうするか。誰が保護し、維持するのか。これは共産主義体制による「公有化」という歴史を経た国では、近年、共通の課題だ。そんな今、シベリアのイルクーツクでは、大型の伝統建築の行方に注目が集ま...

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