フォーカス

バックナンバー

5人のアーティストの他生物との暮らし

[2021年12月15日号(今井俊介/AKI INOMATA/三原聡一郎/山本愛子/志村信裕)]

地方や海外の美術館などでの展示設営や滞在制作から、アーティストは旅が多いと想像しがちです。そんな印象からartscapeでは過去に 「12人の移動するアーティスト」 (2017年01月15日号)という記事を組んだこともありました。しかし、新...

【ウィーン】ウィーン分離派、クンストラーハウス、VBKÖ──100年続く芸術家協会のクロスロード

[2021年12月01日号(丸山美佳)]

ウィーンは良い意味でも悪い意味でも「変わらない」「変化がとても遅い」とよく言われる。大学やミュージアムなどのインスティテューションも、蓋を開ければ外部の者に対してオープンではない閉鎖的な気質を纏っており、プログラムが意欲的であったとしても、...

いまこのタイミングで「移民」についての言葉を交わすこと──4人の日系アメリカ人グラフィックデザイナーを通して

[2021年11月15日号(野見山桜)]

日系アメリカ人のデザイナーやアーティストと聞いて、まず思いつく人物はイサム・ノグチだろうか。しかしそれ以外の人物の活動や作品を即座に挙げられる人は、おそらくそこまで多くないだろう。日本で生活する多くの人にとって、日系アメリカ人は近いようで遠...

【オアハカ】それでもなお、文化芸術が自律的に存在する場所

[2021年11月01日号(清水チナツ)]

メキシコ南部に位置するオアハカで1年半の滞在を終えて、2021年9月に帰国した。昨年3月12日にメキシコに入国した際は、パンデミックの波はまだ押し寄せていなかったが、それから1週間も経たずに街から人の姿が消え、マスクや手洗い、アルコール消毒...

ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ──アートが照らす水運都市・名古屋の歴史と遺産

[2021年10月15日号(白坂由里)]

2021年3月に名古屋で開催されたアートイベント「ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ」の2回目が、この11月に開催される。名古屋城から堀川沿いに熱田・宮の渡しまで、名古屋台地と熱田台地のヘりにある文化資源や観光資源をひとつづきに結...

【NY】アメリカ現代社会を投影するダウッド・ベイの写真──Dawoud Bey: An American Project

[2021年10月01日号(梁瀬薫)]

「Dawoud Bey: An American Project」展はホイットニー美術館とサンフランシスコ近代美術館の共同開催によるアフリカ系アメリカ人写真家ダウッド・ベイの回顧展で、2021年度ニューヨークの美術館展覧会では主要な展覧会の...

【ビサヤ】時とともに這い進む──フィリピン、VIVA-ExCon 2020のキュラトリアルの試み

[2021年09月15日号(平野真弓)]

「ビサヤ諸島ビジュアル・アーツの展覧会と会議(Visayas Islands Visual Arts Exhibition and Conference、以下、 VIVA-ExCon)」は、フィリピンで1990年から開催されているアーティス...

【ロンドン】複製が伝えるもの──ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館 キャストコートでの経験から

[2021年09月01日号(森尾さゆり)]

古代から現在までの5000年にわたるコレクション、とくに装飾美術とデザインが充実していることで知られているロンドンの ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館 (以下、V&A)。広大な展示室のなかでも、 キャストコート は吹き抜けの二つの大き...

【ベルリン、ハレ】パンデミックが開いた世界観──私たちは他の存在とどう生きるのか

[2021年08月01日号(日比野紗希)]

ヨーロッパはホリデーシーズンが到来。昨年の秋から続いた厳格なロックダウンが解かれ、ベルリンにも観光客の姿がみえる。美術館やギャラリーをはじめ、アートフェスティバルなどが再開し、文化的側面においても少しずつ活気を取り戻し始めた。 しかし、一方...

東日本大震災の記憶の伝承──被傷性の展示を行なうこと

[2021年08月01日号(竹沢尚一郎)]

今年が東日本大震災発生から10年という節目であること、また「復興五輪」の呼び声で招致された東京2020オリンピック競技大会開催に絡んでか、昨年から今年にかけて東北各地にいくつか大型の復興祈念・伝承の施設がオープンしている。被災と復興の記憶を...

オススメ展覧会

レビュー/プレビュー

フォーカス

キュレーターズノート

artscapeレビュー

トピックス

360°ビュー