フォーカス

バックナンバー

【NY】ホイットニー・バイエニアル2022にコロナ以降のアメリカ現代社会を見る

[2022年06月01日号(梁瀬薫)]

1932年から開催されているホイットニー・バイエニアルの80回目。今回の参加は63作家。 昨年はコロナ禍の影響で延期となり、3年ぶりの開催となった今年のオープニングは多くのメディアやアーティストで賑わった。ホイットニー・バイエニアルは開始当...

鑑賞者から主体的なアクターへ──YCAMオープンラボ「オルタナティブ・エデュケーション」からみるアートセンターのヴィジョン

[2022年05月15日号(白坂由里)]

筆者は2019年に「オルタナティヴ・アートスクール」 ★1 という連載で、4つのアートスクールを取材し、運営者や受講者へのインタビューを交えて5回にわたりレポートした。その最後に「アートプロジェクトに参加したことがきっかけで、『自分にも何か...

【台湾・馬祖】かつて最前線だった島の芸術祭、馬祖ビエンナーレ──トポフォビアからトポフィリアへ

[2022年04月15日号(栖来ひかり)]

2年ぶりの飛行機に乗り、馬祖の芸術祭「馬祖国際芸術島」へ向かった。台湾(中華民国)連江県に属する馬祖列島は、台北から北西に向かって飛行機で一時間弱。合計36個の島からなり、中華人民共和国の福建省福州市まで目と鼻の先の、国境の島々である( G...

【上海】孫遜インタビュー ──新作長編アニメーション『魔法星図(Magic of Atlas)』をめぐって

[2022年04月01日号(孫遜/小野田光)]

2020年初頭に続き、2度目のコロナ禍に苛まれている2022年3月の上海。本来なら3月12日から4月26日の会期で、ShanghART Shanghaiで予定されていた孫遜(スン・シュン)の個展『千江有水千江月(An Infinite Jo...

「明治文学の彩り──口絵・挿絵の世界」展から垣間見る、その時代ゆえの挿絵画家たちの生態系

[2022年03月15日号(塚田優)]

現代において、イラストレーションを用いた広告や映像を目にしない日はなく、ごく身近な表現形態のひとつとして私たちの日常に息づいているのは周知の通りだろう。しかし、その描き手たちの職能の成立過程やその前史に目を向けたことがある人はごく僅かかもし...

【ベルリン】分断の社会に投じるrefusal(拒否)というアイデア──transmediale 2021–22: for refusal

[2022年03月01日号(日比野紗希)]

アート・デジタルカルチャーのフェスティバルtransmedialeのハイライトが2022年1月26日から2月18日にわたってベルリンで開催された。 新アーティスティックディレクター、ノラ・オ・ムキュ(Nora O Murchú...

アーティスト・コレクティブがつくるコレクティブな展覧会──「丸亀での現在」の挑戦

[2022年02月15日号(塚本麻莉)]

これまでartscapeでは、新型コロナの感染拡大がアートシーンにもたらしたさまざまな変化をお伝えしてきた。展覧会が延期や中止になったりすることのほかに、移動や接触が制限されることで、アーティスト・イン・レジデンス、滞在制作、作家による遠方...

【ソウル】独立系デザインスタジオがデザイン産業を変える

[2022年02月01日号(セオ・ヒョジョン)]

IT化による旧メディアから新メディアへの移行の状況など、日本と似たメディア環境である韓国では、若いデザイナーたちはどのように自らの制作や発表の場をつくり出しているのだろうか。 また、彼らの活動を支える教育や支援、政策にはどのようなものがある...

「八戸気質」が醸成してきたもの──青森県八戸市の文化施設と地域住民たちの10(+α)年間

[2022年01月15日号(今川和佳子)]

昨年11月に青森県八戸市中心街にリニューアルオープンし、話題を集めた八戸市美術館。その周辺エリアには、この10年ほどの間でいくつかの公立の文化施設が続々と新設され、それぞれの多彩な活動が時間をかけて地域の人々の間で浸透し、新たな八戸市街地の...

【シンガポール】さよなら、サブステーション 1.0

[2021年12月15日号(堀川理沙)]

2021年7月、30年にわたってシンガポールの現代芸術、ポップカルチャーを牽引してきたオルタナティブスペース サブステーション がいったんその幕を閉じた。組織は新しいメンバーと運営で再出発するというが、そのかたちはまだ見えない。ナショナル・...

オススメ展覧会

レビュー/プレビュー

フォーカス

キュレーターズノート

artscapeレビュー

トピックス

360°ビュー