キュレーターズノート
バックナンバー
新青森駅東口駅前広場モニュメント、中西信洋《雪まち──Aomori Reflection》に決定/AIR 2010・反応連鎖 Platform2 〈ツナガルシクミ〉
[2010年10月01日号(日沼禎子)]
東北新幹線新青森駅開業が12月4日に決定。交流人口の増加、産業・経済の振興などが期待され、現在さまざまな取り組みがなされている。この度、新駅整備のため、同駅の整備コンセプト「雪を知り、豊かでほっとする自然環境、おおらかで個性的な駅前広場」...
椹木野衣『反アート入門』/光州ビエンナーレ/メディア・シティ・ソウル 2010
[2010年10月01日号(住友文彦)]
この連載のいいところは、書く内容についての自由度が高いことだ。なので、基本的にはほかで話したり、書いたりしていないことを記すようにしている。今回は、椹木野衣の著書『反アート入門』(幻冬舎、2010)と光州ビエンナーレの感想で、お互いにまっ...
夏の夜の夢──CAAK Lecture 35 中崎透「遊戯室について」(Dialogue Tour 2010 第4回)を聴講して
[2010年09月15日号(中井康之)]
それにしても暑い夏だった。暑さにかまけてフィールドワークを怠ったつもりはないのだが、結果的に考えれば近畿圏の動きを押さえていたとは言えない状況になっていた。最初に自己弁護しておけば、仕事で大阪を離れていた時間が長かったのがおもな理由である...
Dialogue Tour 2010 第2回:かじことhanareの公開交流会/森村泰昌:なにものかへのレクイエム──戦場の頂上の芸術
[2010年09月15日号(角奈緒子)]
まだ夏も盛りの8月1日、岡山へ向かう。近隣には岡山県立美術館、橋を渡れば後楽園という川沿いの閑静な地区に「かじこ」はあった。「かじこ」はアーティストの三宅航太郎と蛇谷りえ、そして大学の博士課程に在籍する小森真樹の三人が主体となり運営してい...
あいちトリエンナーレ/石上純也──建築のあたらしい大きさ
[2010年09月01日号(能勢陽子)]
「あいちトリエンナーレ2010」がオープンした。始まる前から「地元はどう?」などと尋ねられることも多かったが、こうしたことは始まってみないとわからない。世界各国の約130組もの現代作家が名古屋で展示を行なうのはもちろん初めてのことで、市内...
登米アートトリエンナーレ2010
[2010年09月01日号(伊藤匡)]
今夏も新しいアート・フェスティバルが各地で誕生している。宮城県登米市で開催される「登米アートトリエンナーレ」もそのひとつだ。その特徴は、なんといってもサブタイトルに「幾何学構成アートの祭典」と謳っていることにある。幾何学構成アートとは難し...
瀬戸内国際芸術祭2010/束芋:断面の世代/横尾忠則全ポスター
[2010年08月15日号(植松由佳)]
前回、金沢21世紀美術館で開催中の展覧会「Alternative Humanities 〜 新たなる精神のかたち:ヤン・ファーブル×舟越桂」について触れた。ヤン・ファーブルのことで、いつも思い出すことがある。2001年に丸亀市猪熊弦一郎現...
HEAVEN──都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン/大竹伸朗『NOTES 1985-1987』キッズコーナー 森のたね
[2010年08月15日号(山口洋三)]
前回の私の記事で、私は「嬉野武雄観光秘宝館」を取り上げた。去る5月29日に福岡市美術館にて開催された都築響一講演会のための予習の意味もあったが、それに加え、「そのうち見に行こう」というあまりに不安定かつ不確定的予定を、これを機会に確定させ...
冨井大裕 展/岩崎貴宏 展
[2010年08月01日号(鷲田めるろ)]
このところ金沢の街にもコンテンポラリー・アートの拠点が増えてきたが、そのなかのひとつに、金沢美術工芸大学が市中心部のファッションビルの一角を借りて運営するギャラリーがある。オープン以来、菅木志雄、木下晋に続く3回目の展覧会として、冨井大裕...