キュレーターズノート

バックナンバー

梅田哲也:大きなことを小さくみせる/秋山ブク「コンポジション 6番:梅香堂の備品による」

[2011年12月15日号(中井康之)]

 2011年12月10日夜半、日本の多くの地域から皆既月蝕が見えた筈である。これはわれわれの生活する惑星が恒星の周囲を公転している方向と、われわれの存在している惑星の衛星が公転している軌道がほぼ一致することによって発生する自然現象である。も...

会津・漆の芸術祭2011、伊藤将和 展

[2011年12月01日号(伊藤匡)]

 漆器の産地として知られる福島県会津で、漆の芸術祭が開かれた。この芸術祭の趣旨は、伝統工芸としての漆と現代美術が出会うことによって、新たな表現の可能性を探り、地場産業である漆器への刺激や地域商店街の振興を図るというものである。昨年に続き二回...

考えるテーブル「志賀理江子連続レクチャー」

[2011年12月01日号(能勢陽子)]

 日常的に多くの展覧会を観ているが、それらはその時、その場かぎりでどんどんと流れていって、まるで次から次へと作品を消費しているような後ろめたさを感じることがある。今回何を取り上げようかと考えたとき、強く心に残っているものがあった。それは展覧...

やなぎみわ演劇プロジェクト第二部「1924 海戦」

[2011年11月15日号(山口洋三)]

 美術家が演劇に関わるといったとき、まず思い浮かぶのが舞台美術の担当や衣装のデザイン。つまり演劇の視覚的要素を担う役割。それはしかし「演劇」においては周縁である。やなぎみわの演劇への関わり方は違った。美術家の片手間でもない、展覧会の関連事業...

沢田マンションとSAWASONIC サワダマンションマツリ2011

[2011年11月01日号(川浪千鶴)]

 30年間勤務した福岡県立美術館から、地縁、血縁、アート縁ほぼゼロの土地・高知に移ったのは4カ月前、今年の7月だった。artscapeの草創期からしばらくのあいだ、福岡のアートシーン報告を担当していたが、時を経てまた同じ「学芸員レポート」欄...

ハルカヤマ藝術要塞2011、飛生芸術祭2011、夕張清水沢アートプロジェクト

[2011年11月01日号(鎌田享)]

 「北国の夏は短い」とよく言われるが、この20年ほどを北海道で過ごしてきた者の実感として、秋はもっと短い。今年はそれほどでもなかったが、例年お盆を過ぎるとにわかに空気が冷たさを増す。そしてこの原稿を書いている10月中旬には、紅葉もあらかた終...

YCAM Re-Marks

[2011年10月15日号(阿部一直/丸尾隆一)]

 山口情報芸術センター[YCAM]では、新しいウェブサイト「YCAM Re-Marks」を、この9月から立ち上げている。YCAMは、オリジナルの企画を発表することが多いことが特徴であり、このようなややユニークな公共文化施設における、メディア...

河原町文化大爆発「かわぞう城下町へ行く」/第2回 町屋アートホーム in 新町

[2011年10月15日号(坂本顕子)]

 2011年の夏は、熊本という一地方都市のアートの状況において、小さいけれども確実な変化が生まれたことが、その暑さとともに記憶されるのではないか、そんな気がしてならない。これまで本連載では、さまざまな九州のアートシーンを紹介してきた。しかし...

今和次郎 採集講義/今純三と考現学/再考現学

[2011年10月01日号(工藤健志)]

 去る9月11日はアメリカ同時多発テロから10年、そして東日本大震災の発生からちょうど半年という節目の日。現代社会のあり方や現代人の生活についてあらためて考えてみた人も多いのではなかろうか。

菊畑茂久馬 回顧展──戦後/絵画、混浴温泉世界2012

[2011年10月01日号(住友文彦)]

 いま、これを書くために思い出しても展覧会を見たあとの幸福感が残っている。残念ながら長崎県美術館の会場には足を運べなかったのだが、それでも充実した気持ちを抱いて美術館を出たあと、雨が降る大濠公園を眺めた。

オススメ展覧会

レビュー/プレビュー

フォーカス

キュレーターズノート

artscapeレビュー

トピックス

360°ビュー