artscapeレビュー
村田真のレビュー/プレビュー
ルーヴル美術館
今回最後のルーヴル。もういちどイタリア・ルネサンスから、17世紀オランダ・フランドル、19世紀フランスまで浴びるように見る。これで入場料1,200円ほど。ぼくは4日間有効のミュージアムパス(45ユーロ)で延べ9館にフリーパスで入ったから、1館あたり約650円。いま東京で2本の「ルーヴル美術館展」が開かれているが、どちらも1,500円する。パリに生まれたかった……。
ルーヴル美術館:http://www.louvre.fr/
2009/04/11(土)(村田真)
ポンピドゥー・センター
とくに見たいものがあったわけではないけど、とりあえず行ってみた。実際、とりあえず行ってみたというだけで、とくになにを見たというわけでもない。
ポンピドゥー・センター:http://www.centrepompidou.fr/
2009/04/11(土)(村田真)
クリニャンクール蚤の市
[パリ]
別に骨董趣味があるわけではないのだが、たまたま『芸術新潮』の特集「パリと骨董」を見たこともあって、興味本位で出かけてみた。駅から道沿いにアラブ・アフリカ系がディスカウント商品を売っていたが、これはどうでもいい便乗店。めざす骨董屋は地域の深奥部に軒を連ねていた。家具、食器、道具、額縁、古本……あるわあるわ。でも買いたくなるようなものはほとんどなかったなあ。100年くらい前の革装の古本を数冊買う。どうせ読めないので鑑賞用だ。
2009/04/11(土)(村田真)
モンマルトル墓地
[パリ]
早朝、宿から歩いて5分ほどのモンマルトル墓地へ。趣味の墓場めぐり、ではなくて、ここにギュスターヴ・モローの墓があると聞いたので訪れてみることに。敷地内の案内板に大まかな位置が記されているのだが、墓石に彫られた文字が磨耗して読みとれないものもあるので、なかなか見つからない。おっとニジンスキーの墓を発見。道化師みたいな彫刻が据えてあるのでよくめだつ。パリの墓地はいちおう区画ごとに分かれているけど、区画内は墓がびっしり立っているので、その上をまたいで探しまわらなければならず、あまりいい気分ではない。などと思っていたら目の前を黒猫が横切っていったよおおお。小1時間ほど墓場をさまよい、ずっしり肩が重くなったころ、ようやく発見。墓自体はなんの変哲もないが、ちゃんと「Gustave Moreau」と彫ってあった。花の1本でも買ってくりゃよかった、と後悔しつつ手を合わせ、そそくさと退散したのであった。
2009/04/10(金)(村田真)
ルーヴル美術館
今日はルーヴルの夜間開館日。こうしてオルセーと日をずらして夜間(22時ごろまでだが)に開けてくれるのは、短期の旅行者にとってもありがたい。こういうささやかな配慮に文化都市のふところの深さを感じてしまう。
ルーヴル美術館:http://www.louvre.fr/
2009/04/10(金)(村田真)