artscapeレビュー
クリニャンクール蚤の市
2009年05月15日号
[パリ]
別に骨董趣味があるわけではないのだが、たまたま『芸術新潮』の特集「パリと骨董」を見たこともあって、興味本位で出かけてみた。駅から道沿いにアラブ・アフリカ系がディスカウント商品を売っていたが、これはどうでもいい便乗店。めざす骨董屋は地域の深奥部に軒を連ねていた。家具、食器、道具、額縁、古本……あるわあるわ。でも買いたくなるようなものはほとんどなかったなあ。100年くらい前の革装の古本を数冊買う。どうせ読めないので鑑賞用だ。
2009/04/11(土)(村田真)