artscapeレビュー
五十嵐太郎のレビュー/プレビュー
中目黒高架下
[東京都]
オープンして間もない中目黒高架下へ。駅を挟んで、新しいお店の連なりが住宅街まで延々と続く。ただ一番端になると、オフィスだったり、まだ空き物件で募集中だったから、これで完成ではなく、これからも成長するのだろう。かつてのガード下の飲み屋のイメージとはまるで違う、こじゃれた美味しい飲食店がいろいろと並び、多くの人が集まっていた。
2016/12/03(土)(五十嵐太郎)
フェスティバル/トーキョー16 ドキュントメント「となりの街の知らない踊り子」
会期:2016/12/01~2016/12/04
あうるすぽっと ホワイエ[東京都]
F/T2016のまちなかパフォーマンス・シリーズで、ドキュントメント「となり街の知らない踊り子」@あうるスポットホワイエ。北尾亘の激しく動き続けるダンスと、映像・テキスト演出の山本卓卓がぶつかりあう。劇場の手前になるホワイエの空間で、身体と投影された文字情報が対話するようなパフォーマンスを展開していた。
2016/12/03(土)(五十嵐太郎)
豊島区新庁舎(としまエコミューゼタウン)
[東京都]
これまでは遠くからしか見ていなかったが、タワーマンションとの共同開発が話題になった、豊島区新庁舎を初めて訪れた。同じ隈研吾のプロジェクトでも、日本の地方都市に広場を成立させた長岡の庁舎は素晴らしい空間だったし、富山のキラリはゆったりとした興味深いインテリアだったが、ここの吹抜けは四方向からのアクセスがあるとはいえ、狭苦しくて、寂しい。土地が十分に使えない東京の開発の限界なのか、平日だともう少し賑わうのだろうか。また建物には人工の植栽を使っている場所もあり、「エコミューゼ」をうたう緑空間も微妙な感じだった。
2016/12/03(土)(五十嵐太郎)
フェスティバル/トーキョー16 FM3「Buddha Boxing」
会期:2016/12/02~2017/12/03
あうるすぽっと ホワイエ[東京都]
中国の電子音楽ユニットによる演奏である。2人が座って向き合い、低い卓の上で経文を再生する小型ジュークボックス/ブッダ・マシーンを転用した機械を使う。だが、その配置や編成による音の出方など、じっと観察しても結局わからず、したがって結局はのんびりとアンビエントミュージックに浸る1時間となった。
2016/12/03(土)(五十嵐太郎)
BOOK AND BED TOKYO
[東京都]
池袋駅の近くに、インテリアを顕彰するJCD INTERNATIONAL DESIGN AWARDの今年の大賞を受賞した谷尻誠、吉田愛によるBOOK AND BED TOKYOがあったことを思い出し、立ち寄ってみる。基本的にはおしゃれなカプセルホテルなのだが、宿泊しなくても、日中は1時間500円で、本棚が並ぶかわいい空間で休むことができるのは嬉しい。ところで、本のタイトルを眺めていたら、アンソニー・ヴィドラーやマイケル・ヘイズのハードな建築論があった。誰が読むのだろう?
2016/12/03(土)(五十嵐太郎)