artscapeレビュー
artscape編集部のレビュー/プレビュー
カタログ&ブックス│2010年08月
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
Magical Mysterious Mushroom Tour(マジカル・ミステリアス・マッシュルーム・ツアー)
著者である飯沢耕太郎が世界中のカルチャーシーンからきのこを探し出し、きのこを主役にした絵本やきのこグッズの紹介。いしいしんじの短編「きのこ狩り」、マジック・マッシュルームの研究者R・ゴードン・ワッソンの『ライフ』に掲載された記事「魔法のきのこを求めて」の全訳など、きのこづくしの一冊。
Juvenile
RAT HOLE GALLERYで開催している綿谷修展「Juvenile」にあわせ、写真集を刊行。夏のウクライナで出会ったティーンエイジャーたちを、数年にわたって撮影したカラー写真55点を掲載。批評家・倉石信乃氏による寄稿「外の子供」も収録。
island
表現者による、表現者のための、表現の場を作るべく、機関誌『island』を発刊致します。
We are alive on the earth.
We are family in the world.
Let's make a big ring for our FUTURE
この言葉は、未来美術家・遠藤一郎が、彼の作品の中に記したものです。われわれはこの星でひとつである、未来へ手に手を取り合おう、というこの言葉の背景には、この星で暮すひとりひとりが主体者であり(alive)、ひとりひとりが表現者である(make)という想いが込められています。[islandサイトより]
ロボットと美術 機械×身体のビジュアルイメージ
2010年7月10日から8月29日まで青森県立美術館で開催されている展覧会「ロボットと美術 機械×身体のビジュアルイメージ」のカタログ。ロボットと美術の関わりの歴史を図版、テキストで紹介している。
2010/08/17(火)(artscape編集部)
カタログ&ブックス│2010年07月
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
KEIKO SASAOKA EQUIVALENT
笹岡啓子によるランドスケープの写真作品19点を収録。Rat Hole Galleryから刊行。
別冊KALEO DOCUMENT MAU M&L/L 武蔵野美術大学 美術館・図書館 新棟落成記念
武蔵野美術大学 美術館・図書館の情報誌KALEOの別冊版。2010年4月1日に開館した同館の図書館棟について、設計の理念や経緯、つかわれ方、美術大学の図書館としての可能性などを概説。
Y時のはなし
学童保育が舞台のファンタジックメロドラマが二年の歳月を経て長編としてリマスター!!子供の事情、大人の都合重なり合わない世界はY時のときだけうまくいく。(DVD封入コピーより)
Voluntary Architects' Network 建築をつくる。人をつくる。──ルワンダからハイチへ
建築家・坂茂が立ち上げた「Voluntary Architects' Network」による1995年の阪神・淡路大震災から、2010年のハイチ地震までの災害復興をはじめとする活動紹介、北山恒氏、ブラッド・ピット氏との対談などを収録。社会から求められる建築家のあり方に迫る。
横井軍平ゲーム館 RETURNS ゲームボーイを生んだ発想力
1997年刊行の「横井軍平ゲーム館」(アスキー)の復刊。数々の名作玩具を生み出した横井軍平氏の発想力に迫とは。
『SITE ZERO/ZERO SITE』No.3
特集=ヴァナキュラー・イメージの人類学
門林岳史、ジェフリー・バッチェン、岡田温司、前川修、唄邦弘、増田展大、浜野志保、畠山宗明、石谷治寛、長谷正人、田中純、佐藤守弘、中沢新一、ミリアム・ブラトゥ・ハンセン、マリ=ジョゼ・モンザン、山本圭、南後由和、榑沼範久
2010/07/15(木)(artscape編集部)
カタログ&ブックス│2010年06月
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
drowning room
2010年10月31日から11月23日まで、神戸アートビレッジセンターで行なわれた「Art Initiative Project Exhibition as media 2009 drowning room」のカタログ。メイキングと展示図版を掲載。
幕末の探検家・松浦武四郎と一畳敷
INAXギャラリーの巡回企画展「幕末の探検家・松浦武四郎と一畳敷」展のカタログ。幕末から明治への激動の時代に、独自の仕事を成し遂げた希有な人物の軌跡を、残された多様な「断片」からたどる一冊。
photographers' gallery press no. 9
photographers' galleryによる年1回発行の機関誌。美術史に残る批評を数多く発表し、以後の美術制作・批評に大きな影響を与えたアメリカの美術批評家マイケル・フリードへのロング・インタビューや、林道郎による論考などを収録。
伊藤若冲ーアナザーワールドー
2010年4月10日から5月16日まで、静岡県立美術館で行なわれた伊藤若冲─アナザーワールド─のカタログ。華麗な着彩画で知られる江戸中期の絵師、伊藤若冲の水墨画の魅力を紹介。
時の宙づりー生・写真・死
2010年4月3日から8月20日まで、IZU PHOTO MUSEUMで開かれている「時の宙づり─生と死のあわいで」展のカタログ。19世紀の貴重なダゲレオタイプをはじめ、家庭や心の中で大切にされてきたヴァナキュラー写真の魅力を紹介し、写真の本質を解き明かす。
2010/06/15(火)(artscape編集部)
カタログ&ブックス│2010年05月
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
Architecture as Frame
1988年から2009年までの坂牛卓の建築作品集。年代順に構成された作品のイメージ、スケッチ、図面、そして建物と出来上がるまでの過程を見ることができる。坂本一成などの寄稿も掲載。
アートのみかた
1999年から2009年まで本サイトに掲載した村田真氏のアートレビューをまとめた一冊。この10年のアートシーンを比較して読むことができる。現在も本サイトにて連載中。
artpic site
美術だけではなく建築やデザイン、サブカルチャーなどジャンルを横断し批評する暮沢剛巳のアート批評集。
REFLECTION
2010年2月6日から5月9日まで、水戸芸術館現代美術ギャラリーで行なわれた「リフレクション—映像が見せる“もうひとつの世界”」のカタログ。作品の解説や、作者へのアンケート同時に掲載。
THREE DUBS
2009年9月に行なわれた若手芸術家・キュレーター支援企画「1floor 2009『THREE DUBS』」の記録集。作品写真はもちろん、展覧会終了までのドキュメント写真や、作家へのインタビューも掲載。
ポスト・フォッシル
2010年4月24日(土)から 6月27日(日)まで21_21 DESIGN SIGHTで行なわれている「ポスト・フォッシル:未来のデザイン発掘」展のカタログ。
建築家を知る/建築家になる
建築家を志す人や、知ろうと思う人に建築家をとりまく状況や問題を一つひとつ紐解く一冊。
第2回 恵比寿映像祭
2010年2月19日~28日に行なわれた第2回恵比寿映像祭のカタログ。作家や作品の一つひとつの解説、公式ウェブサイトで掲載されている鷲田清一の寄稿や、細野晴臣と藤幡正樹の対談など展覧会とまた違った面白さを感じることが出来る一冊。
2010/05/17(月)(artscape編集部)
カタログ&ブックス│2010年04月
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
これが写真だ! クロニクル2009 (TH SERIES ADVANCED)
artscapeレビューで現在も連載中の飯沢耕太郎氏の写真展覧会の批評及び写真集の書評を一冊の本として編集・刊行したもの。連載当初から2009年のものを選び掲載。
混浴温泉世界—場所とアートの魔術性
昨年4月から6月にかけて開催した別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」とBEPPU PROJECTの2005年発足時からの軌跡をまとめたカタログ。 多数の写真や参加者のインタビュー、別府の町の人の声までとプロジェクトの細部まで見ることが出来る一冊。
代官山インスタレーション2009
2009年11月1日から23日まで代官山界隈で行なわれた『代官山インスタレーション2009』のカタログ。審査員である川俣正、中原祐介、槇文彦の表彰式での言葉や、作品一つひとつへの丁寧な解説付。
建築からみた まち いえ たてもの のシナリオ
独特の視点で都市を読み解き、まちを縦横無尽に駆け抜ける貝島桃代初の単著。1999年から『10+1』に連載された「トーキョー・建築・ライナーノーツ」他、……今回新に書き下ろした11本を含む34本の論考を収録。「まち」「いえ」「たてもの」というキーワードを手がかりに、「建築からみる」ことの可能性を浮かび上がらせる。アトリエ・ワンとしても活躍する彼女の、建築家としての勘と鋭い眼差しが光る一冊。[INAX出版サイトより]
微視的設計論
「現代建築家コンセプト・シリーズ」第6弾。グッドデザイン賞、SDA大賞、JCD大賞を受賞するなど、建築のみならずインテリアや商環境デザインの分野でも大活躍する30代の気鋭建築家、中村拓志の作品コンセプト集。……建築の価値を、身の回りから生まれる豊かな関係に発見する方法とは。大きな思いで、ちいさなものをみつめる一冊。[INAX出版サイトより]
生きのびるための建築
2008年に行なわれた「建築がみる夢—石山修武と12の物語」展での「真夏の夜の夢連続レクチャー」を『生きのびるための建築』として刊行。
建築・都市ブックガイド21世紀
どんな本を読めばいいのかというよく学生にされる質問にたいして本という形で返答している。1990年代以降に刊行されたものを中心に、300冊以上の書物を一挙に紹介する、建築をより知るためのガイドブック。
2010/04/15(木)(artscape編集部)