artscapeレビュー
カタログ&ブックス│2010年04月
2010年04月15日号
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
これが写真だ! クロニクル2009 (TH SERIES ADVANCED)
artscapeレビューで現在も連載中の飯沢耕太郎氏の写真展覧会の批評及び写真集の書評を一冊の本として編集・刊行したもの。連載当初から2009年のものを選び掲載。
混浴温泉世界—場所とアートの魔術性
昨年4月から6月にかけて開催した別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」とBEPPU PROJECTの2005年発足時からの軌跡をまとめたカタログ。 多数の写真や参加者のインタビュー、別府の町の人の声までとプロジェクトの細部まで見ることが出来る一冊。
代官山インスタレーション2009
2009年11月1日から23日まで代官山界隈で行なわれた『代官山インスタレーション2009』のカタログ。審査員である川俣正、中原祐介、槇文彦の表彰式での言葉や、作品一つひとつへの丁寧な解説付。
建築からみた まち いえ たてもの のシナリオ
独特の視点で都市を読み解き、まちを縦横無尽に駆け抜ける貝島桃代初の単著。1999年から『10+1』に連載された「トーキョー・建築・ライナーノーツ」他、……今回新に書き下ろした11本を含む34本の論考を収録。「まち」「いえ」「たてもの」というキーワードを手がかりに、「建築からみる」ことの可能性を浮かび上がらせる。アトリエ・ワンとしても活躍する彼女の、建築家としての勘と鋭い眼差しが光る一冊。[INAX出版サイトより]
微視的設計論
「現代建築家コンセプト・シリーズ」第6弾。グッドデザイン賞、SDA大賞、JCD大賞を受賞するなど、建築のみならずインテリアや商環境デザインの分野でも大活躍する30代の気鋭建築家、中村拓志の作品コンセプト集。……建築の価値を、身の回りから生まれる豊かな関係に発見する方法とは。大きな思いで、ちいさなものをみつめる一冊。[INAX出版サイトより]
生きのびるための建築
2008年に行なわれた「建築がみる夢—石山修武と12の物語」展での「真夏の夜の夢連続レクチャー」を『生きのびるための建築』として刊行。
建築・都市ブックガイド21世紀
どんな本を読めばいいのかというよく学生にされる質問にたいして本という形で返答している。1990年代以降に刊行されたものを中心に、300冊以上の書物を一挙に紹介する、建築をより知るためのガイドブック。
2010/04/15(木)(artscape編集部)