artscapeレビュー
美術に関するレビュー/プレビュー
安斎重男 作品展「Unforgettable Moments」

会期:2009/03/24~2009/04/25
ZEIT-FOTO SALON[東京都]
60年代末から現代美術を撮り続けてきた安斎さんの、ドキュメンタリストとしての活動40周年記念展。と同時に、今日は古希を迎える誕生日でもある。おめでとうございます。作品はジャスパー・ジョーンズ、ローリー・アンダーソン、大野一雄、磯崎新ら巨匠クラスのポートレートがほとんど。写真の脇に余白を設けて、ひとこと直筆で書いてるのが安斎さんらしい。
2009/03/27(金)(村田真)
東北芸術工科大学卒業・修了展
会期:2009/03/26~2009/04/03
東京都美術館[東京都]
閑静な展示室っつーか、閑古鳥が鳴いてるだ。せっかく東京に来たっつーだべに、広い会場で2~3人にしか会わなかったべ。絵具てんこ盛りで祈る人物を描く松山隼の絵画、大きく歪めた滝壷の描写が巧みな柿澤有輝の木版画がいい。
2009/03/27(金)(村田真)
生活と芸術──アーツ&クラフツ展

会期:2009/01/24~2009/04/05
東京都美術館[東京都]
アーツ&クラフツ運動の意義は大いに認めるけど、それを展覧会として見せられてもな。「ルーヴル美術館展」と比べて退屈でしかたがない。つまりこれらは見せるべきものではなく、触る(使う)べきものなのだ。そこに「アーツandクラフツ」ならぬ「アーツorクラフツ」の違いがある。
生活と芸術──アーツ&クラフツ展:http://www.asahi.com/ac/
2009/03/27(金)(村田真)
ルーヴル美術館展──17世紀ヨーロッパ絵画
会期:2009/02/28~2009/06/14
国立西洋美術館[東京都]
オープンから約1カ月後。開館15分後の9時45分に入る。まだ並んではいないが、展示室内はかなりの混雑。出たときはまだ11時前なのに、もうチケット売場の前に30メートルほどの行列ができていた。これから入場者は増えこそすれ減ることはないだろうね。
ルーヴル美術館展──17世紀ヨーロッパ絵画:http://www.ntv.co.jp/louvre/
2009/03/27(金)(村田真)
日本画探検 古い絵と新しい絵

会期:2009/03/05~2009/03/29
板橋区立美術館[東京都]
板橋区立美術館が所蔵する古美術作品を現代美術のアーティストたちの作品とともに紹介する展覧会。河鍋暁斎、狩野養信、狩野栄信、狩野典信らと、フジイフランソワ、しりあがり寿、平山郁夫、山本太郎らが共演した。頭では理解しつつも、古典と現代をここまで直接的に並列させられると、技術的な問題はもちろん、対象を見る視線の強度の圧倒的なちがいに愕然とさせられる。古典には到底かなわない現代の絵描きたちは、何を描き、どこへ向かえばよいのかと考えあぐねざるを得ない。
2009/03/26(木)(福住廉)


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