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建築に関するレビュー/プレビュー

第57回BCS賞表彰式・懇親祝賀会

会期:2016/11/24

パレスホテル東京[東京都]

パレスホテル東京にて、第57回BCS賞表彰式と祝賀会に出席する。選考委員を代表して、審査経過を報告し、亡くなられた小嶋一浩が審査で語った言葉、大手の組織は都市再開発のプロジェクトをもっと頑張ってほしいというメッセージを伝えた。昨年はシアトルのシンポジウムのため欠席したので、初めて顔を出したが、想像以上に大きな場だった。おそらく建築主が参加し、多くの人に祝福される経験をすることによって、建物を大事に使うきっかけになることに意義がある。

2016/11/24(木)(五十嵐太郎)

第10回記念JIA東北住宅大賞2016 公開一次審査会

会期:2016/11/20

仙台市地下鉄東西線国際センター駅 青葉の風テラス[宮城県]

かつて仙台や長崎を走っていた市電を秋保電鉄の車庫に保存した構建築設計事務所のプロジェクトや、名所の秋保大滝を見学した後、大量の藁を分厚い壁に使い、断熱性能に優れた蕎麦屋、ストローベイルハウスを見学する。国際センター駅に戻り、公開の一次審査を行なう。結局、現地審査の作品が東北六県にまたがったので、移動が大変そうだ。

写真:左=上から、秋保電鉄、秋保大滝、ストローベイルハウス 右=ストローベイルハウス

2016/11/20(日)(五十嵐太郎)

第10回記念JIA東北住宅大賞2016 記念講演会

会期:2016/11/19

仙台市地下鉄東西線国際センター駅 青葉の風テラス[宮城県]

大阪から仙台へ。東北住宅大賞第10回記念記念講演会にて、審査員をつとめてきた古谷誠章と共に登壇する。訪問者を受け入れ、季節の変化に合わせて重ね着をする遊牧民のパオから始まって、自邸のほか、茅野市民会館など、さまざまな公共建築のプロジェクトが紹介され、イベントが発生し、人が出会う場所をつくることが、古谷建築に通底する醍醐味だということが語られた。夜は秋保温泉・佐勘に初めて泊まったが、高層棟、蔵を迷宮的につなぐ建築だった。

写真:秋保温泉・佐勘

2016/11/19(土)(五十嵐太郎)

みんなの建築ミニチュア展 in 大阪 トークイベント 五十嵐太郎×遠藤秀平

会期:2016/11/18

大江ビルヂング[大阪府]

大阪に戻って、「みんなの建築ミニチュア展in大阪」のトークイベントで、遠藤秀平と対談を行なう。およそ1年間、関西と東京の各地を巡回したミニチュア建築展も、ここがいよいよ最後の会場である。いつもより小さな部屋なので、厳選してコンパクトに展示している。会場の建物はかつて遠藤事務所があったところで、久しぶりに訪れた懐かしい場所だった。歴史を振り返ると、エッフェル塔がミニチュアみやげに火をつけたのだろうかといった話題になった。

写真:左下=大江ビルヂング

2016/11/18(金)(五十嵐太郎)

状況のアーキテクチャー「開かれたプロセス設計と建築」

会期:2016/11/18

京都市立芸術大学[京都府]

京都芸大の特別プロジェクト2016 / 状況のアーキテクチャーにて、藤村龍至・五十嵐太郎「開かれたプロセス設計と建築」のレクチャー。同シリーズの登壇者はほとんど「3.11以後の建築」展のメンバーと重なっていた。芸大移転はかなり大掛かりなプロジェクトだが、想像以上に早いスケジュールで動くようである。なお、同日は大阪万博の音響彫刻を復元・展示し、演奏するプロジェクトも行なわれていた。

写真:音響彫刻

2016/11/18(金)(五十嵐太郎)