artscapeレビュー

カタログ&ブックス│2018年12月

2018年12月15日号

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます





「カタストロフと美術のちから」展覧会カタログ

発行:平凡社
編集:近藤健一、熊倉晴子(森美術館)、高城昭夫、明石康正(パッド株式会社)、押金純士
   湯原公浩、水野良美(平凡社) デザイン:松田行正、杉本聖士(株式会社マツダオフィス)
発行日:2018年11月21日
定価:3,200円(税抜)
サイズ:A4判変型、ソフトカバー、208ページ

近年多発する災害から日常の個人的な悲劇まで、人類を襲う惨事に美術はいかに向き合ってきたか。同名の展覧会図録を兼ねた一冊。

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「扇の国、日本」展覧会カタログ

発行:サントリー美術館
編集:サントリー美術館、山口県立美術館
デザイン:高岡健太郎(日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社)
発行日:2018年11月28日
定価:2,315円(税抜)
サイズ:B5判変型、ソフトカバー、304ページ

日本で生まれ発展した「扇」は宗教祭祀や日常生活での用具としてだけでなく、最も身近な美術品でした。屏風や巻物、そして工芸や染織などとも結びついて、多彩な作品を生み出していきます。あらゆるジャンル、流派と交わる扇には、日本人が求めた美のエッセンスが凝縮されているのです。本展では、日本人が愛した「扇」をめぐる美の世界を、幅広い時代と視点からご紹介します。
本図録では、展示作品すべてのカラー写真と解説を掲載しています。

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日本のアール・ブリュット: もうひとつの眼差し

責任編集:サラ・ロンバルディ/エドワード・M・ゴメズ
編集:アール・ブリュット・コレクション
発行:国書刊行会
執筆:服部正
翻訳:藤森愛実
発行日:2018年11月20日
定価:3,500円(税抜)
サイズ:A4判、164ページ

世界のアートシーンから注目を浴びる日本のアール・ブリュット。「創る」ことへの原初的衝動から生まれた、ときに美しく、ときに奇妙で不思議な、24名の日本のアール・ブリュット創作者による独創的な作品を凝縮した充実の画集。創作の背景に秘められたドラマを臨場感たっぷりに伝える作家解説や、日本におけるアール・ブリュットの現状と課題について述べたエッセイも収録。
「アール・ブリュット」を命名した画家ジャン・デュビュッフェの収集作品を収蔵する、スイス・ローザンヌにある「アール・ブリュット・コレクション」で開催される「Art Brut du Japon, un autre regard / Art Brut form Japan, Another Look」展の日本語版公式カタログ。
◎収録作家(掲載順):戸次公明/土井宏之/蛇目/井村ももか/稲田萌子/鎌江一美/小林一緒/桑原敏郎/ミルカ/三浦明菜/モンマ/西村一成/西岡弘治/野本竜士/岡元俊雄/大倉史子/柴田鋭一/ストレンジナイト/杉浦 篤/竹中克佳/田村拓也/植野康幸/山﨑菜那/横山明子

抽象の力 近代芸術の解析

著者:岡﨑乾二郎
発行:亜紀書房
発行日:2018年11月22日
定価:3,800円(税抜)
サイズ:A5判、ハードカバー、440ページ

近代芸術はいかに展開したか。20世紀美術を動かした、真の芸術家たちは誰か。戦後美術史の不分明を晴らし、その力を発揮するはずの抽象芸術の可能性を明らかにする。雑誌掲載記事などに書き下ろしを加えて書籍化。

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2018/12/15(artscape編集部)

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