2019年06月15日号
次回7月1日更新予定

artscapeレビュー

artscape編集部のレビュー/プレビュー

カタログ&ブックス│2019年1月

展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
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リフレクション──ヴィデオ・アートの実践的美学

著者:河合政之
発行:水声社
装幀:宗利淳一
発行日:2018年12月14日
定価:3,800円(税抜)
サイズ:A5判、328ページ

街中から携帯まで、映像に覆われた時代。だが、それを鋭く批判し続けるヴィデオ・アートの本格的な理論は、今までになかった……技術・メディア・文化の全面的考察からヴィデオの芸術的な可能性を導出し、アナログな電子メディアにおける技術、知性、欲望の様態を明らかにする。今世紀のヴィデオ芸術を牽引する映像作家による瞠目の書!

Rhetorica #04 特集:棲家

企画+編集:team:Rhetorica
発行:レトリカ西東京ラジオ(ver. 0.0)/遠山啓一(ver. 1.0)
販売元:Rhetorica
装丁:太田知也
カバーデザイン:永良凌
発行日:2018年12月16日
定価:3,000円(税抜)

私たちはいま、都市において、集まって余裕のある時間を過ごすことが難しくなっています。ゆっくりとした時間や思考、空想は今や贅沢なものになってしまっています。私たちが『Rhetorica #04』を通じて考えたのは、家族ができたり、物理的に遠いところに行ったり、身体を壊したりしても、それでも仲間と一緒にクリエイティブであり続ける条件や方法です。私たちは、人に、都市に、文化に、どんな期待を持つことができるのでしょうか。見慣れた固有名詞にありふれたキュレーション、綺麗に形だけ取り繕ったメディアでは届かない問いに向き合っていることが、本誌の特徴です。都市に棲み直すために、クリエイティブであり続ける条件や方法を考える。

[プレスリリースより]
ル・コルビュジエと近代絵画──20世紀モダニズムの道程

著者:呉谷充利
発行:中央公論美術出版
発行日:2018年1月15日
定価:3,200円(税抜)
サイズ:A5判、356ページ

20世紀最大の建築家──ル・コルビュジエ(1887-1965)。数多くの絵画や版画を制作した一人の画家でもあった彼が生命を吹き込んだ建築の本質は何だったのか? 近代建築を代表する建築家であるル・コルビュジエの絵画に着目し、1910年代の初期の絵画から1950年代までのその変遷を追いながら、これと並行する建築の変化も検証することで、ル・コルビュジエの絵画と建築をひとつの統一的な芸術活動としてとらえ、彼の創造的精神を考察する。

バウハウスの人々──回想と告白

編者:エッカート・ノイマン
発行:みすず書房
翻訳:向井周太郎、相沢千加子、山下仁
発行日:2018年12月15日
定価8,200(税抜)
サイズ:A5判変、384ページ

第一次大戦の敗戦から間もない1919年、ドイツ・ヴァイマールに革新的な造形学校がつくられた。その名も「バウハウス(建築の家)」。創立者グロピウスの宣言「あらゆる造形活動の最終目標は建築である。建築家、彫刻家、画家たちよ、我々は手工作に戻らなければならないのだ」の言葉に触発された才能ある若者たちが、世界中からこの学校を目指してやってきた。(中略)グロピウスの理念に応じ集まった綺羅星のごときマイスターたち、ファイニンガー、イッテン、クレー、カンディンスキー、シュレンマー、モホイ=ナジ…… 誰もが芸術上新しい道を歩もうとしている人々だった。そして、この共同体に暮らす学生たちは、男子は長髪、女子はミニスカートにショートカット、襟もつけず、靴下もはかずに町を歩き、ヴァイマールの人たちから「バウハウス人」と呼ばれていた。この書には、そんなバウハウス人、54人の生き生きとした証言・追想が収められている。両大戦間期、デッサウへの移転を経て、14年の間だけ実現したこの伝説の造形学校の日々を物語る、かけがえのない記録である。

吉田謙吉と12坪の家──劇的空間の秘密

発行:LIXIL出版
編集:羽佐田瑶子、川口ミリ
アートディレクション:祖父江慎
デザイン:藤井瑶(コズフィッシュ)
発行日:2018年12月1日
定価:1,800円(税抜)
サイズ:A4判変、80ページ

舞台美術を中心に考現学採集、装幀、文筆業など多彩なジャンルで活躍した吉田謙吉(1897-1982)は52歳(1949年)で東京・港区に12坪の家を建てた。小さなスペースながら小ステージがあり、恩師の今和次郎に「愉快な家」と言わしめた家。さて、その独創的な空間づくりの詳細はいかに。本書では、この12坪の家に影響を与えたであろう謙吉の仕事を振り返りながら、“劇的空間”としての自邸の秘密を解き明かそうとするものである。謙吉は、関東大震災、続く第二次世界大戦という多くの人々の暮しが解体された大災難に遭っても、彼のまなざしは常に自由で新しいものに向けられていた。バラック装飾社、考現学、築地小劇場での舞台美術の仕事、住まいの提案…… 人を喜ばせることが好きで、自身も人生を楽しく謳歌することを望んだ彼の生き方を、12坪の家を基軸に、謙吉が残した空間づくりに関わる数多くの記録と自身の言葉から探っていく一冊。

ヒスロム ヒステリシス

執筆:ヒスロム、志賀理江子、林剛平、清水建人
発行:T&M Projects
編集:細谷修平、せんだいメディアテーク
ブックデザイン:伊藤裕
発行日:2018年12月10日
定価:2,700円(税抜)
サイズ:165x223mm、128ページ

アーティスト・グループ「ヒスロム」のこれまでの活動をまとめた記録集。身体を用いたアクションによって土地と人間の関係を探索するアーティスト・グループ「ヒスロム」の活動を紹介する国内初の個展「仮設するヒト」が2018年11月3日(土)から12月28日(金)にかけて、仙台のせんだいメディアテークにて開催されます。(中略)本書は上記展覧会に合わせ刊行される、ヒスロムの活動をまとめた記録集となります。今までの活動や上記展覧会の展示風景などの多数の写真、志賀理江子をはじめとする3人によるエッセイ・論考によって構成された本書は、ヒスロムの圧倒的な活動を網羅した1冊になります。

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2019/01/15(火)(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2018年12月

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「カタストロフと美術のちから」展覧会カタログ

発行:平凡社
編集:近藤健一、熊倉晴子(森美術館)、高城昭夫、明石康正(パッド株式会社)、押金純士
   湯原公浩、水野良美(平凡社) デザイン:松田行正、杉本聖士(株式会社マツダオフィス)
発行日:2018年11月21日
定価:3,200円(税抜)
サイズ:A4判変型、ソフトカバー、208ページ

近年多発する災害から日常の個人的な悲劇まで、人類を襲う惨事に美術はいかに向き合ってきたか。同名の展覧会図録を兼ねた一冊。

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「扇の国、日本」展覧会カタログ

発行:サントリー美術館
編集:サントリー美術館、山口県立美術館
デザイン:高岡健太郎(日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社)
発行日:2018年11月28日
定価:2,315円(税抜)
サイズ:B5判変型、ソフトカバー、304ページ

日本で生まれ発展した「扇」は宗教祭祀や日常生活での用具としてだけでなく、最も身近な美術品でした。屏風や巻物、そして工芸や染織などとも結びついて、多彩な作品を生み出していきます。あらゆるジャンル、流派と交わる扇には、日本人が求めた美のエッセンスが凝縮されているのです。本展では、日本人が愛した「扇」をめぐる美の世界を、幅広い時代と視点からご紹介します。
本図録では、展示作品すべてのカラー写真と解説を掲載しています。

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日本のアール・ブリュット: もうひとつの眼差し

責任編集:サラ・ロンバルディ/エドワード・M・ゴメズ
編集:アール・ブリュット・コレクション
発行:国書刊行会
執筆:服部正
翻訳:藤森愛実
発行日:2018年11月20日
定価:3,500円(税抜)
サイズ:A4判、164ページ

世界のアートシーンから注目を浴びる日本のアール・ブリュット。「創る」ことへの原初的衝動から生まれた、ときに美しく、ときに奇妙で不思議な、24名の日本のアール・ブリュット創作者による独創的な作品を凝縮した充実の画集。創作の背景に秘められたドラマを臨場感たっぷりに伝える作家解説や、日本におけるアール・ブリュットの現状と課題について述べたエッセイも収録。
「アール・ブリュット」を命名した画家ジャン・デュビュッフェの収集作品を収蔵する、スイス・ローザンヌにある「アール・ブリュット・コレクション」で開催される「Art Brut du Japon, un autre regard / Art Brut form Japan, Another Look」展の日本語版公式カタログ。
◎収録作家(掲載順):戸次公明/土井宏之/蛇目/井村ももか/稲田萌子/鎌江一美/小林一緒/桑原敏郎/ミルカ/三浦明菜/モンマ/西村一成/西岡弘治/野本竜士/岡元俊雄/大倉史子/柴田鋭一/ストレンジナイト/杉浦 篤/竹中克佳/田村拓也/植野康幸/山﨑菜那/横山明子

抽象の力 近代芸術の解析

著者:岡﨑乾二郎
発行:亜紀書房
発行日:2018年11月22日
定価:3,800円(税抜)
サイズ:A5判、ハードカバー、440ページ

近代芸術はいかに展開したか。20世紀美術を動かした、真の芸術家たちは誰か。戦後美術史の不分明を晴らし、その力を発揮するはずの抽象芸術の可能性を明らかにする。雑誌掲載記事などに書き下ろしを加えて書籍化。

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2017年06月01日号キュレーターズノート|能勢陽子(豊田市美術館):岡﨑乾二郎の認識 抽象の力―現実(concrete)展開する、抽象芸術の系譜





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2018/12/15(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2018年11月

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建築×写真 ここのみに在る光

発行:millegraph
企画・構成:藤村里美[東京都写真美術館]
企画補助:石田哲朗[東京都写真美術館]
執筆:藤村里美 石田哲朗
翻訳:ハート・ララビー
デザイン:小池俊起
発行日:2018年11月10日
定価:2,778円(税抜)
サイズ:22.4×29.7cm、ソフトカバー、200ページ

東京都写真美術館による、初の建築写真をテーマとした展覧会のカタログ。写真黎明期から現代まで、建築と写真は蜜月関係にあり、幾多の建築物、構築物、都市が写真の被写体となってきた。本書は、写真美術館のコレクションを中心に構成された全出展作品を収録。

BEPPU PROJECT 2005-2018

著者:山出淳也
発行:NPO法人 BEPPU PROJECT
デザイン:井下悠
発行日:2018年10月13日
定価:1,500円(税抜)
サイズ:新書判、348ページ

大分県において別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』『in BEPPU』など、アートフェスティバルや芸術文化振興事業を立ち上げ実行してきたアートNPO、BEPPU PROJECT。その発起人であり代表理事の山出淳也が、組織の立ち上げから13年間にわたって展開してきたアートと社会を接続する活動を振り返り、等身大の視点と表現で綴りました。
少年期におけるアートとの出会いからアーティストとしての経験や学び、そして地域においてアートフェスティバルを作りあげていく経緯やその内情、近年のクリエイティブを活かしたソーシャルベンチャーともいえる活動のアイデアの源泉なども網羅。アートマネジメントやまちづくり、地域と深く関わるビジネスに従事する方やこれから立ち上げる方などに、自らの経験を通じてエールを送ります。

幻の万博 紀元二千六百年をめぐる博覧会のポリティクス

著者:暮沢剛巳、江藤光紀、鯖江秀樹、寺本敬子
発行:青弓社
発行日:2018年9月25日
定価:3,000円(税抜)
サイズ:四六判、並製、298ページ

1940年、東京オリンピックとともに開催が計画され、総合芸術の一大イベントだった紀元二千六百年記念万国博覧会。日中戦争の激化に伴って、オリンピックともども実質的な中止に追い込まれた「幻の万博」は、いったい何を目指していたのだろうか。
紀元二千六百年の奉祝行事だった「幻の万博」は、海外の多くの参加国や来場者を見込み、教育や産業振興はもちろん、当時の実験的な芸術や新しいメディアを数多く披露しようとしていた。芸術やアトラクションを通じて、国内外へのプロパガンダを企図していたのである。
同時代のパリ万博やローマ万博と比較し、満州国美術展覧会や満州映画協会との関連も調査して、戦争と抜きがたい関係性にあった「幻の芸術の祭典」の実態に迫る初の研究書。

制作へ 上妻世海初期論考集

著者:上妻世海
発行:エクリ
発行日:2018年10月23日
定価:3,200円(税抜)
サイズ:21×12.5cm、320ページ

さまざまな仕方で制作的身体をつくってきた上妻世海による、2016年から現在までの論考をまとめる。書き下ろしと、書籍や雑誌、Webメディアなどで発表したテキスト、あわせて全13本を収録。

「1968年 激動の時代の芸術」展覧会カタログ

発行:千葉市美術館、北九州市立美術館、静岡県立美術館
発行日:2018年9月19日
定価:1,500円(税抜)
サイズ:25.2×18.8cm、300ページ

20世紀の歴史の転換点とされ、現代美術にとっても重要な年となった1968年の芸術状況を、ちょうど50年が経過した2018年の時点から回顧する展覧会。現代美術のみならず、写真、デザイン、建築、演劇、舞踏、音楽、映画、漫画にも視野を広げ、作品のみならず多彩な資料も交えつつ多角的に展示します。この時期、磯崎新、赤瀬川原平、高松次郎、横尾忠則、寺山修司、唐十郎、森山大道、土方巽をはじめ、個性的な面々が分野を超えて活躍しました。万博、学生運動、アングラ、カウンターカルチャーで燃え上がる熱い時代のエキセントリックな1968年芸術を、ぜひご覧ください。

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2018年10月01日号artscapeレビュー|村田真:1968年 激動の時代の芸術




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2018/11/15(木)(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2018年10月

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Architectural Workshop Ise 2018 DOCUMENT BOOK
建築学生ワークショップ伊勢2018 ドキュメントブック

制作・編集:特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ
発行:特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ
発行日:2018年9月20日
定価:1,852円(税抜)
サイズ:A4判、ソフトカバー、128ページ
アートディレクション:平沼佐知子(平沼孝啓建築研究所)
編集協力:樋口瑞希(平沼孝啓建築研究所)
撮影・写真:繁田諭(繁田諭写真事務所)

2018年開催の聖地は伊勢。全国から集った53名の大学生が、建築の実現化を図る。

マルセル・デュシャン アフタヌーン・インタヴューズ
──アート、アーティスト、そして人生について

著者:マルセル・デュシャン、カルヴィン・トムキンズ
翻訳:中野勉 発行:河出書房新社
発行日:2018年9月27日
定価:2,100円(税抜)
サイズ:四六版変型、184ページ

1964年にデュシャン宅で行われた伝説のインタビュー、その全貌が初めて公に。終始リラックスした雰囲気で交わされる3つの対話篇は、彼の生き方のまったき新しさを明らかにする。

世界でいちばん素敵な西洋美術の教室

監修:永井龍之介
発行:三才ブックス
発行日:2018年10月4日
定価:1,500円(税抜)
サイズ:A5版、ソフトカバー、159ページ

ダ・ヴィンチ、フェルメール、ゴッホ、ルノワール、モネ……。これまでヨーロッパでは何人もの巨匠が登場し、数多くの名画を生み出してきました。日本でも有名画家の展覧会が開かれれば、押すな押すなの大行列。“人類の遺産”が間近でみられるのですから、心が踊り、胸がときめくのも当然でしょう。でも、絵画を始めとする西洋美術は簡単に理解できるものばかりではありません。歴史や技法、画家の来歴などを知らないとせっかくの名画が単なる1枚の紙切れになってしまうかも……。本書はあなたの好みの名画がより美しく、楽しく鑑賞できるようになる1冊です。

「京都・醍醐寺展─真言密教の宇宙─」展 公式図録

発行:日本経済新聞社
編集:サントリー美術館、九州国立博物館、日本経済新聞社
発行日:2018年9月19日
定価:2,315円(税抜)
サイズ:A4判変型、ソフトカバー、300ページ

図版や作品解説、醍醐寺関連年表など、本展覧会の魅力がぎっしりと詰まった図録です。

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2018年10月01日号オススメ展覧会「京都・醍醐寺—真言密教の宇宙—」(サントリー美術館)

「バウハウスへの応答」展 図録

編集:池田祐子(国立西洋美術館主任研究員)、本橋仁(京都国立近代美術館特定研究員)、牧口千夏(京都国立近代美術館主任研究員)
発行:京都国立近代美術館
発行日:2018年8月
定価:非売品(展覧会場にて配布)
サイズ:タブロイド判、16ページ
デザイン:シルシ/上田英司

1919年、今からほぼ100年前に先進的な総合芸術学校バウハウスが、ドイツのヴァイマールに設立されました。設立に際し、初代校長ヴァルター・グロピウスは「バウハウス宣言(Bauhaus-Manifest)」を公にします。そこには、建築・絵画・彫刻の三つのジャンルを表す尖塔をもつゴシック様式の聖堂を描いた、ライオネル・ファイニンガーの木版画が添えられました。あらゆる造形活動を手仕事の訓練と習得を通して統合し、新たな時代・世界に相応しい建築さらには社会の創造を目指したバウハウスは、その教育理念と独創的なカリキュラムによって、ドイツ国内のみならず、ひろく世界に大きな影響を及ぼしました。本展は、そのバウハウスの今日的意義を再考する国際プロジェクト「bauhaus imaginista(創造のバウハウス)」の一環として開催されるものです。

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2018年09月15日号artscapeレビュー|杉江あこ:「バウハウスへの応答」展




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2018/10/15(artscape編集部)

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カタログ&ブックス│2018年9月

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富士屋ホテルの営繕さん─建築の守り人─

著者:山口由美、吉田鋼市
写真:白石ちえこ
編集:石黒知子+成相明子
発行:LIXIL出版
発行日:2018年9月
定価:1,800円(税抜)
サイズ:A4判変型、ソフトカバー、72ページ
ブックデザイン:川名潤

富士屋ホテルは、明治11年日本初の本格的リゾートホテルとして箱根に開業した。建築道楽だった歴代社長のアイデアと大工による和洋混交の独特な建物群で構成され、平成9年には文化財に指定された。この老舗ホテルには、「営繕さん」と親しみをもって呼ばれるスタッフが在任し、建築物の営造や修繕を行っている。最近では稀有な例であるため、知る人は少ないが、富士屋ホテルが今日もなお創業当時の趣を残している理由の一つは裏方である営繕さんの仕事にある。 本書は、2018年4月から改修のため2年間休業になった機会をねらい、富士屋ホテルの異色を放つ建築としての見どころを、ホテルの裏側となる営繕の仕事とともに紹介する。

闇の日本美術

著者:山本聡美
発行:筑摩書房
発行日:2018年9月5日
定価:880円(税抜)
サイズ:新書判、ソフトカバー、224ページ

こ、怖い…。思わず目を背けたくなる死、鬼、地獄、怪異、病、など闇が描かれた中世日本絵画の数々。その背景にある思想を数十点の図版とともに解説する。
日本の古代・中世絵画には苦しみ、恐れ、悲しみ、嫉妬、絶望など、世界の暗部をのぞき込むような主題が散見される。本書では絵巻や掛幅画に描かれた闇について、仏教思想や身体観、歴史的事件などを手がかりに「地獄」「鬼と怪異」「病」「死」「断罪」「悲しき女」の各テーマに分けて、よみといていく。日本人は生老病死をどうとらえ、どう描いてきたのか。暗闇からの日本美術入門。

ならず者たちのギャラリー
誰が「名画」をつくりだしたのか?

著者:フィリップ・フック
翻訳:中山ゆかり
発行:フィルムアート社
発行日:2018年8月25日
定価:3,000円(税抜)
サイズ:A5版、ソフトカバー、512ページ

サザビーズの競売人(オークショニア)が案内する、美術史と美術品の価値に影響を与えた魅力的な画商列伝。数量でははかることが難しく、美や質や稀少性といった概念によって左右される美術品の価値。画商が売りこんでいるもの、それは漠然とした、はかり知れない、だが無限の値打ちをもったもの。すなわち芸術家の天賦の才能である。

waterscape

著者:三澤遥
発行:エクスナレッジ
発行日:2018年9月
定価:2,300円(税込)
サイズ:26×20.8cm、ソフトカバー、144ページ

デリケートな構造物と水中の生き物が、絶妙なバランスで成り立っている「waterscape」。新進気鋭のデザイナー、三澤遥氏によって作り出されたこの作品は、不思議な仕掛けと、その中で泳ぐ生き物が織り成す未知の水中景観を生み出し、見る者に新鮮な驚きをもたらします。
水の中の温室。浮く島、沈む島。空気の綿毛……いわゆる「水槽」とは一味違うこれら全14作品の世界を、隅々まで堪能できる美しく緻密な写真で紹介。作品が完成形に至るまでの試行錯誤や、丹念に解説された設計プロセスも掲載。作品をより深く理解して、新たな可能性に満ちている水中作品に没頭できます。

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現代美術館は、新しい「学び」の場となり得るか? エデュケーションからラーニングへ

編集:内田伸一、(以下、森美術館)白木栄世、高島澄佳、熊倉晴子
デザイン:森大志郎+小池俊起
企画・発行:森美術館
発行日:2018年5月31日
定価:1,667円(税抜)
サイズ:A5判、ソフトカバー、392ページ

2017年2月に森美術館が開催した国際シンポジウムとさまざまなラーニング・プログラムを実施した「ラーニング・ウィーク」の記録集。国内外の専門家、アーティストが集い、議論を行いました。

丸善ジュンク堂書店 美術書カタログ2018
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企画・発行:株式会社丸善ジュンク堂書店
収録タイトル数:290
協力出版社数:99社
選書した書店員の人数:55店舗86名
配布開始日:2018年6月1日
定価:無料(全国の丸善ジュンク堂書店店頭で配布中/なくなり次第配布終了)
サイズ:A5判、ソフトカバー、80ページ

2018年6月1日より美術書カタログ「defrag2」を全国の丸善ジュンク堂書店の店舗(文具専門店を除く)にて無料配布いたします。この「defrag」は“書店員が本気で選んだ美術書カタログ”として2013年に刊行・無料配布され、美術やアートにかかわる多くの方に手に取っていただきました。この度、およそ5年ぶりに「defrag2」として、全国の丸善ジュンク堂書店の書店員86名が選んだ290タイトルを収録し刊行いたしました。




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2018/09/15(artscape編集部)

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