2019年11月01日号
次回11月15日更新予定

artscapeレビュー

artscape編集部のレビュー/プレビュー

カタログ&ブックス│2018年12月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます





「カタストロフと美術のちから」展覧会カタログ

発行:平凡社
編集:近藤健一、熊倉晴子(森美術館)、高城昭夫、明石康正(パッド株式会社)、押金純士
   湯原公浩、水野良美(平凡社) デザイン:松田行正、杉本聖士(株式会社マツダオフィス)
発行日:2018年11月21日
定価:3,200円(税抜)
サイズ:A4判変型、ソフトカバー、208ページ

近年多発する災害から日常の個人的な悲劇まで、人類を襲う惨事に美術はいかに向き合ってきたか。同名の展覧会図録を兼ねた一冊。

関連記事

2018年10月15日号artscapeレビュー|村田真:カタストロフと美術のちから展
2018年11月01日号オススメ展覧会|カタストロフと美術のちから展




「扇の国、日本」展覧会カタログ

発行:サントリー美術館
編集:サントリー美術館、山口県立美術館
デザイン:高岡健太郎(日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社)
発行日:2018年11月28日
定価:2,315円(税抜)
サイズ:B5判変型、ソフトカバー、304ページ

日本で生まれ発展した「扇」は宗教祭祀や日常生活での用具としてだけでなく、最も身近な美術品でした。屏風や巻物、そして工芸や染織などとも結びついて、多彩な作品を生み出していきます。あらゆるジャンル、流派と交わる扇には、日本人が求めた美のエッセンスが凝縮されているのです。本展では、日本人が愛した「扇」をめぐる美の世界を、幅広い時代と視点からご紹介します。
本図録では、展示作品すべてのカラー写真と解説を掲載しています。

関連記事

2018年12月01日号トピックス|サントリー美術館に聞く! 学芸員インタビュー「扇の国、日本」
2018年12月01日号オススメ展覧会|扇の国、日本




日本のアール・ブリュット: もうひとつの眼差し

責任編集:サラ・ロンバルディ/エドワード・M・ゴメズ
編集:アール・ブリュット・コレクション
発行:国書刊行会
執筆:服部正
翻訳:藤森愛実
発行日:2018年11月20日
定価:3,500円(税抜)
サイズ:A4判、164ページ

世界のアートシーンから注目を浴びる日本のアール・ブリュット。「創る」ことへの原初的衝動から生まれた、ときに美しく、ときに奇妙で不思議な、24名の日本のアール・ブリュット創作者による独創的な作品を凝縮した充実の画集。創作の背景に秘められたドラマを臨場感たっぷりに伝える作家解説や、日本におけるアール・ブリュットの現状と課題について述べたエッセイも収録。
「アール・ブリュット」を命名した画家ジャン・デュビュッフェの収集作品を収蔵する、スイス・ローザンヌにある「アール・ブリュット・コレクション」で開催される「Art Brut du Japon, un autre regard / Art Brut form Japan, Another Look」展の日本語版公式カタログ。
◎収録作家(掲載順):戸次公明/土井宏之/蛇目/井村ももか/稲田萌子/鎌江一美/小林一緒/桑原敏郎/ミルカ/三浦明菜/モンマ/西村一成/西岡弘治/野本竜士/岡元俊雄/大倉史子/柴田鋭一/ストレンジナイト/杉浦 篤/竹中克佳/田村拓也/植野康幸/山﨑菜那/横山明子

抽象の力 近代芸術の解析

著者:岡﨑乾二郎
発行:亜紀書房
発行日:2018年11月22日
定価:3,800円(税抜)
サイズ:A5判、ハードカバー、440ページ

近代芸術はいかに展開したか。20世紀美術を動かした、真の芸術家たちは誰か。戦後美術史の不分明を晴らし、その力を発揮するはずの抽象芸術の可能性を明らかにする。雑誌掲載記事などに書き下ろしを加えて書籍化。

関連記事

2017年06月01日号キュレーターズノート|能勢陽子(豊田市美術館):岡﨑乾二郎の認識 抽象の力―現実(concrete)展開する、抽象芸術の系譜





※「honto」は書店と本の通販ストア、電子書籍ストアがひとつになって生まれたまったく新しい本のサービスです
https://honto.jp/

2018/12/15(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2018年11月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます

建築×写真 ここのみに在る光

発行:millegraph
企画・構成:藤村里美[東京都写真美術館]
企画補助:石田哲朗[東京都写真美術館]
執筆:藤村里美 石田哲朗
翻訳:ハート・ララビー
デザイン:小池俊起
発行日:2018年11月10日
定価:2,778円(税抜)
サイズ:22.4×29.7cm、ソフトカバー、200ページ

東京都写真美術館による、初の建築写真をテーマとした展覧会のカタログ。写真黎明期から現代まで、建築と写真は蜜月関係にあり、幾多の建築物、構築物、都市が写真の被写体となってきた。本書は、写真美術館のコレクションを中心に構成された全出展作品を収録。

BEPPU PROJECT 2005-2018

著者:山出淳也
発行:NPO法人 BEPPU PROJECT
デザイン:井下悠
発行日:2018年10月13日
定価:1,500円(税抜)
サイズ:新書判、348ページ

大分県において別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』『in BEPPU』など、アートフェスティバルや芸術文化振興事業を立ち上げ実行してきたアートNPO、BEPPU PROJECT。その発起人であり代表理事の山出淳也が、組織の立ち上げから13年間にわたって展開してきたアートと社会を接続する活動を振り返り、等身大の視点と表現で綴りました。
少年期におけるアートとの出会いからアーティストとしての経験や学び、そして地域においてアートフェスティバルを作りあげていく経緯やその内情、近年のクリエイティブを活かしたソーシャルベンチャーともいえる活動のアイデアの源泉なども網羅。アートマネジメントやまちづくり、地域と深く関わるビジネスに従事する方やこれから立ち上げる方などに、自らの経験を通じてエールを送ります。

幻の万博 紀元二千六百年をめぐる博覧会のポリティクス

著者:暮沢剛巳、江藤光紀、鯖江秀樹、寺本敬子
発行:青弓社
発行日:2018年9月25日
定価:3,000円(税抜)
サイズ:四六判、並製、298ページ

1940年、東京オリンピックとともに開催が計画され、総合芸術の一大イベントだった紀元二千六百年記念万国博覧会。日中戦争の激化に伴って、オリンピックともども実質的な中止に追い込まれた「幻の万博」は、いったい何を目指していたのだろうか。
紀元二千六百年の奉祝行事だった「幻の万博」は、海外の多くの参加国や来場者を見込み、教育や産業振興はもちろん、当時の実験的な芸術や新しいメディアを数多く披露しようとしていた。芸術やアトラクションを通じて、国内外へのプロパガンダを企図していたのである。
同時代のパリ万博やローマ万博と比較し、満州国美術展覧会や満州映画協会との関連も調査して、戦争と抜きがたい関係性にあった「幻の芸術の祭典」の実態に迫る初の研究書。

制作へ 上妻世海初期論考集

著者:上妻世海
発行:エクリ
発行日:2018年10月23日
定価:3,200円(税抜)
サイズ:21×12.5cm、320ページ

さまざまな仕方で制作的身体をつくってきた上妻世海による、2016年から現在までの論考をまとめる。書き下ろしと、書籍や雑誌、Webメディアなどで発表したテキスト、あわせて全13本を収録。

「1968年 激動の時代の芸術」展覧会カタログ

発行:千葉市美術館、北九州市立美術館、静岡県立美術館
発行日:2018年9月19日
定価:1,500円(税抜)
サイズ:25.2×18.8cm、300ページ

20世紀の歴史の転換点とされ、現代美術にとっても重要な年となった1968年の芸術状況を、ちょうど50年が経過した2018年の時点から回顧する展覧会。現代美術のみならず、写真、デザイン、建築、演劇、舞踏、音楽、映画、漫画にも視野を広げ、作品のみならず多彩な資料も交えつつ多角的に展示します。この時期、磯崎新、赤瀬川原平、高松次郎、横尾忠則、寺山修司、唐十郎、森山大道、土方巽をはじめ、個性的な面々が分野を超えて活躍しました。万博、学生運動、アングラ、カウンターカルチャーで燃え上がる熱い時代のエキセントリックな1968年芸術を、ぜひご覧ください。

関連記事

2018年10月01日号artscapeレビュー|村田真:1968年 激動の時代の芸術




※「honto」は書店と本の通販ストア、電子書籍ストアがひとつになって生まれたまったく新しい本のサービスです
https://honto.jp/

2018/11/15(木)(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2018年10月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます

Architectural Workshop Ise 2018 DOCUMENT BOOK
建築学生ワークショップ伊勢2018 ドキュメントブック

制作・編集:特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ
発行:特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタ
発行日:2018年9月20日
定価:1,852円(税抜)
サイズ:A4判、ソフトカバー、128ページ
アートディレクション:平沼佐知子(平沼孝啓建築研究所)
編集協力:樋口瑞希(平沼孝啓建築研究所)
撮影・写真:繁田諭(繁田諭写真事務所)

2018年開催の聖地は伊勢。全国から集った53名の大学生が、建築の実現化を図る。

マルセル・デュシャン アフタヌーン・インタヴューズ
──アート、アーティスト、そして人生について

著者:マルセル・デュシャン、カルヴィン・トムキンズ
翻訳:中野勉 発行:河出書房新社
発行日:2018年9月27日
定価:2,100円(税抜)
サイズ:四六版変型、184ページ

1964年にデュシャン宅で行われた伝説のインタビュー、その全貌が初めて公に。終始リラックスした雰囲気で交わされる3つの対話篇は、彼の生き方のまったき新しさを明らかにする。

世界でいちばん素敵な西洋美術の教室

監修:永井龍之介
発行:三才ブックス
発行日:2018年10月4日
定価:1,500円(税抜)
サイズ:A5版、ソフトカバー、159ページ

ダ・ヴィンチ、フェルメール、ゴッホ、ルノワール、モネ……。これまでヨーロッパでは何人もの巨匠が登場し、数多くの名画を生み出してきました。日本でも有名画家の展覧会が開かれれば、押すな押すなの大行列。“人類の遺産”が間近でみられるのですから、心が踊り、胸がときめくのも当然でしょう。でも、絵画を始めとする西洋美術は簡単に理解できるものばかりではありません。歴史や技法、画家の来歴などを知らないとせっかくの名画が単なる1枚の紙切れになってしまうかも……。本書はあなたの好みの名画がより美しく、楽しく鑑賞できるようになる1冊です。

「京都・醍醐寺展─真言密教の宇宙─」展 公式図録

発行:日本経済新聞社
編集:サントリー美術館、九州国立博物館、日本経済新聞社
発行日:2018年9月19日
定価:2,315円(税抜)
サイズ:A4判変型、ソフトカバー、300ページ

図版や作品解説、醍醐寺関連年表など、本展覧会の魅力がぎっしりと詰まった図録です。

関連記事

2018年10月01日号オススメ展覧会「京都・醍醐寺—真言密教の宇宙—」(サントリー美術館)

「バウハウスへの応答」展 図録

編集:池田祐子(国立西洋美術館主任研究員)、本橋仁(京都国立近代美術館特定研究員)、牧口千夏(京都国立近代美術館主任研究員)
発行:京都国立近代美術館
発行日:2018年8月
定価:非売品(展覧会場にて配布)
サイズ:タブロイド判、16ページ
デザイン:シルシ/上田英司

1919年、今からほぼ100年前に先進的な総合芸術学校バウハウスが、ドイツのヴァイマールに設立されました。設立に際し、初代校長ヴァルター・グロピウスは「バウハウス宣言(Bauhaus-Manifest)」を公にします。そこには、建築・絵画・彫刻の三つのジャンルを表す尖塔をもつゴシック様式の聖堂を描いた、ライオネル・ファイニンガーの木版画が添えられました。あらゆる造形活動を手仕事の訓練と習得を通して統合し、新たな時代・世界に相応しい建築さらには社会の創造を目指したバウハウスは、その教育理念と独創的なカリキュラムによって、ドイツ国内のみならず、ひろく世界に大きな影響を及ぼしました。本展は、そのバウハウスの今日的意義を再考する国際プロジェクト「bauhaus imaginista(創造のバウハウス)」の一環として開催されるものです。

関連記事

2018年10月01日号オススメ展覧会|「バウハウスへの応答」(京都国立近代美術館)
2018年09月15日号artscapeレビュー|杉江あこ:「バウハウスへの応答」展




※「honto」は書店と本の通販ストア、電子書籍ストアがひとつになって生まれたまったく新しい本のサービスです
https://honto.jp/

2018/10/15(artscape編集部)

artscapeレビュー /relation/e_00045867.json、/relation/e_00045369.json s 10149822

カタログ&ブックス│2018年9月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます

富士屋ホテルの営繕さん─建築の守り人─

著者:山口由美、吉田鋼市
写真:白石ちえこ
編集:石黒知子+成相明子
発行:LIXIL出版
発行日:2018年9月
定価:1,800円(税抜)
サイズ:A4判変型、ソフトカバー、72ページ
ブックデザイン:川名潤

富士屋ホテルは、明治11年日本初の本格的リゾートホテルとして箱根に開業した。建築道楽だった歴代社長のアイデアと大工による和洋混交の独特な建物群で構成され、平成9年には文化財に指定された。この老舗ホテルには、「営繕さん」と親しみをもって呼ばれるスタッフが在任し、建築物の営造や修繕を行っている。最近では稀有な例であるため、知る人は少ないが、富士屋ホテルが今日もなお創業当時の趣を残している理由の一つは裏方である営繕さんの仕事にある。 本書は、2018年4月から改修のため2年間休業になった機会をねらい、富士屋ホテルの異色を放つ建築としての見どころを、ホテルの裏側となる営繕の仕事とともに紹介する。

闇の日本美術

著者:山本聡美
発行:筑摩書房
発行日:2018年9月5日
定価:880円(税抜)
サイズ:新書判、ソフトカバー、224ページ

こ、怖い…。思わず目を背けたくなる死、鬼、地獄、怪異、病、など闇が描かれた中世日本絵画の数々。その背景にある思想を数十点の図版とともに解説する。
日本の古代・中世絵画には苦しみ、恐れ、悲しみ、嫉妬、絶望など、世界の暗部をのぞき込むような主題が散見される。本書では絵巻や掛幅画に描かれた闇について、仏教思想や身体観、歴史的事件などを手がかりに「地獄」「鬼と怪異」「病」「死」「断罪」「悲しき女」の各テーマに分けて、よみといていく。日本人は生老病死をどうとらえ、どう描いてきたのか。暗闇からの日本美術入門。

ならず者たちのギャラリー
誰が「名画」をつくりだしたのか?

著者:フィリップ・フック
翻訳:中山ゆかり
発行:フィルムアート社
発行日:2018年8月25日
定価:3,000円(税抜)
サイズ:A5版、ソフトカバー、512ページ

サザビーズの競売人(オークショニア)が案内する、美術史と美術品の価値に影響を与えた魅力的な画商列伝。数量でははかることが難しく、美や質や稀少性といった概念によって左右される美術品の価値。画商が売りこんでいるもの、それは漠然とした、はかり知れない、だが無限の値打ちをもったもの。すなわち芸術家の天賦の才能である。

waterscape

著者:三澤遥
発行:エクスナレッジ
発行日:2018年9月
定価:2,300円(税込)
サイズ:26×20.8cm、ソフトカバー、144ページ

デリケートな構造物と水中の生き物が、絶妙なバランスで成り立っている「waterscape」。新進気鋭のデザイナー、三澤遥氏によって作り出されたこの作品は、不思議な仕掛けと、その中で泳ぐ生き物が織り成す未知の水中景観を生み出し、見る者に新鮮な驚きをもたらします。
水の中の温室。浮く島、沈む島。空気の綿毛……いわゆる「水槽」とは一味違うこれら全14作品の世界を、隅々まで堪能できる美しく緻密な写真で紹介。作品が完成形に至るまでの試行錯誤や、丹念に解説された設計プロセスも掲載。作品をより深く理解して、新たな可能性に満ちている水中作品に没頭できます。

MAM Documents 003
現代美術館は、新しい「学び」の場となり得るか? エデュケーションからラーニングへ

編集:内田伸一、(以下、森美術館)白木栄世、高島澄佳、熊倉晴子
デザイン:森大志郎+小池俊起
企画・発行:森美術館
発行日:2018年5月31日
定価:1,667円(税抜)
サイズ:A5判、ソフトカバー、392ページ

2017年2月に森美術館が開催した国際シンポジウムとさまざまなラーニング・プログラムを実施した「ラーニング・ウィーク」の記録集。国内外の専門家、アーティストが集い、議論を行いました。

丸善ジュンク堂書店 美術書カタログ2018
defrag2

企画・発行:株式会社丸善ジュンク堂書店
収録タイトル数:290
協力出版社数:99社
選書した書店員の人数:55店舗86名
配布開始日:2018年6月1日
定価:無料(全国の丸善ジュンク堂書店店頭で配布中/なくなり次第配布終了)
サイズ:A5判、ソフトカバー、80ページ

2018年6月1日より美術書カタログ「defrag2」を全国の丸善ジュンク堂書店の店舗(文具専門店を除く)にて無料配布いたします。この「defrag」は“書店員が本気で選んだ美術書カタログ”として2013年に刊行・無料配布され、美術やアートにかかわる多くの方に手に取っていただきました。この度、およそ5年ぶりに「defrag2」として、全国の丸善ジュンク堂書店の書店員86名が選んだ290タイトルを収録し刊行いたしました。




※「honto」は書店と本の通販ストア、電子書籍ストアがひとつになって生まれたまったく新しい本のサービスです
https://honto.jp/

2018/09/15(artscape編集部)

カタログ&ブックス│2018年8月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

ソーシャリー・エンゲイジド・アートの系譜・理論・実践
──芸術の社会的転回をめぐって

編集:アート&ソサイエティ研究センター SEA研究会
執筆:トム・フィンケルパール、カリィ・コンテ、グラント・ケスター、星野太、高山明、藤井光、ジャスティン・ジェスティ、アート&ソサイエティ研究センター SEA研究会[工藤安代/清水裕子/秋葉美知子]
発行:フィルムアート社
発行日:2018年7月26日
定価:2,600円(税抜)
サイズ:A5判、ソフトカバー、292ページ
装幀:小沼宏之(Gibbon)

「社会を動かすアート」は可能か?
対話、参加、協働、コミュニティの芸術実践としてのソーシャリー・エンゲイジド・アート──その系譜、〈社会的転回〉をめぐる理論と実践の諸問題、そして可能性を探る。
社会そして特定の人々に深く関わりながら、何らかの変革を生み出すことを志向するさまざまな芸術行為であるソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)。それは一朝一夕に出現したものではない。SEAをかたちづくってきた歴史的背景や、近年ますます活発となった批評と議論、アーティストが独自のアプローチで取り組む実践を概観できる先駆的アンソロジー。

SD選書270
時のかたち 事物の歴史をめぐって

著者:ジョージ・クブラー
翻訳:中谷礼仁、田中伸幸
翻訳協力:加藤哲弘
発行:鹿島出版会
発行日:2018年8月3日
定価:2,400円(税抜)
サイズ:18.6×13cm、ソフトカバー、220ページ

芸術史のコペルニクス的転回。事物に従って生み出される、事物による事物の歴史。人のつくったすべての事物を芸術として扱うことで出現する単線的でも連続的でもなく、持続する様々な時のかたち。先史以前/以後の区分を廃棄。革命的書物、宿願の初邦訳。──岡﨑乾二郎

生誕100年「いわさきちひろ、絵描きです。」図録

企画・構成:成相肇(東京ステーションギャラリー)、上島史子(ちひろ美術館)
編集:成相肇、ちひろ美術館、日本経済新聞社 文化事業部
発行:日本経済新聞社
発行日:2018年7月13日
定価:2,130円(税抜)
サイズ:B5判、ソフトカバー、232ページ
デザイン:前田景

2018年、いわさきちひろ(1918-1974)は生誕100年を迎えます。にじむ色彩で描かれた子どもたち、花々、そして大きく空けられた余白。 絵本、挿絵、カレンダーなど様々なメディアを通じて、その絵は日本国中の隅々にまで浸透し、没後40年を超えてなお膨らみ続ける人気は今や世界に広がりつつあります。
一方で、その作品に関しては、「子ども、花、平和」などのモティーフ、あるいは「かわいい、やさしい、やわらかい」といった印象ばかりが注目されやすいようです。「いわさきちひろ、絵描きです。」──のちの伴侶と出会った際に自己紹介したちひろの言葉をタイトルに掲げる本展は、「絵描き」としてのちひろの技術や作品の背景を振り返る展覧会です。ちひろはどのような文化的座標に位置し、どのような技術を作品に凝らしたのか。新出の資料も交えた約200点の展示品を通じて作品の細部に迫り、童画家としてのちひろのイメージの刷新を挑みます。

「BENTO おべんとう展──食べる・集う・つながるデザイン」図録

編集・執筆・インタビュー:上条桂子、米津いつか、熊谷香寿美、稲庭彩和子
発行:東京都美術館
発行日:2018年7月20日(いただきます編)、2018年12月末(ごちそうさま編)
定価:1,667円(税抜/2冊セット+2冊をまとめるスリーブ付き)
サイズ:A5版、ソフトカバー、126ページ(いただきます編)

東京都美術館で開催中の「BENTO おべんとう展──食べる・集う・つながるデザイン」図録。
「1冊目の「いただきます編」には、最初の展示室で見られるユニークなお弁当箱の数々が掲載されています。この写真は《あゆみ食堂のお弁当》の写真を撮影した写真家の平野太呂さんによって新しく撮りおろされたものです。また、今回の展覧会に出品しているアーティストの方々のインタビューが収録されており、それぞれの「おべんとう」にまつわる考えや作品の背景がわかります。
2冊目の「ごちそうさま編」には、展示の様子やインスタレーション風景を収録する予定です。参加型の作品については展覧会会期中の変化の様子や、関連プログラムの実施の様子も含め編集し、皆様のお手元には2冊をまとめるスリーブと共に12月末にお届けできる予定です」。

[引用部分:展覧会ウェブサイトより]
過疎化する島を一変させた 「現代アートの挑戦」全記録 直島誕生

著者:秋元雄史
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行日:2018年7月12日
定価:1,600円(税抜)
サイズ:四六判、ソフトカバー、400ページ

「僕は地面に杭を打ち込むように、吹けば飛ぶ芸術からどうやっても動かない聖地をつくろうとした。」“現代アートの聖地”はなぜ、どのようにして生まれたのか? 仕掛け人が明かす圧巻のドキュメンタリー

眼がスクリーンになるとき
ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』

著者:福尾匠
発行:フィルムアート社
発行日:2018年7月25日
定価:2,200円(税抜)
サイズ:四六判、並製、304ページ
ブックデザイン:熊谷篤史 カバーイラスト:五月女哲平

ついに、『シネマ』がわかる! 思想界に颯爽と現れた26歳の新鋭、衝撃のデビュー作! 「たんに見る」ことの難しさと創造性をめぐって書かれた画期的なドゥルーズ『シネマ』入門。本書は、「見る」ことと「読む」ことの復権を同時に実現する。

生命に学ぶ建築

編集:一般社団法人 日本建築学会
編集協力:高木伸哉+山道雄太(フリックスタジオ)
発行:建築資料研究社
発行日:2018年7月30日
定価:2,800円(税込)
サイズ:A5判、ソフトカバー、208ページ
デザイン:岡本健+遠藤勇人(okamoto tsuyoshi+)

情報システム技術を含む諸技術および情報そのものを用いた、持続可能なサスティナブルな建築および施設デザインの在り方を探求する目的で設置された、情報システム技術委員会サスティナブル情報デザイン小委員会による研究成果をまとめた一冊。今後の建築の課題を持続可能性と見定め、環境の制御から環境への適応を説き、そのモデルを生命活動の仕組みに求める。また、この観点から「生命的」な建築事例を多数紹介する。

2018/08/15(artscape編集部)

artscapeレビュー /relation/e_00045115.json、/relation/e_00045043.json s 10148168

文字の大きさ