artscapeレビュー
書籍・Webサイトに関するレビュー/プレビュー
ジョゼ・サラマーゴ『白の闇』
翻訳:雨沢泰
発行所:河出書房新社
発行日:2020/03/05
「パンデミック・ディストピア小説」ということで気になっていた一冊。原題は「見えないことについての考察」で、1995年に原著が刊行された。作者のジョゼ・サラマーゴは、1922年生まれのポルトガルのノーベル賞受賞作家。
ある日突然、交差点の車内で信号待ちをしていた男性が「視界が真っ白になり失明する病」を発症する。この「白い病」は、原因不明のまま、恐ろしい速さで無差別に人々に感染していく。発症した失明者と、感染が疑われる濃厚接触者は、家族から引き離され、医師も看護師もいないまま、元精神病棟に強制隔離される。兵士が昼夜見張り、脱走者は銃殺。送り込まれる失明者と濃厚接触者の数は増え続けるが、食糧の配給は次第に滞り、限られた食糧とベッドの奪い合いが始まる。元精神病棟は上下水道のメンテナンスもなされておらず、収容者たちは身体を清潔に保てず、排泄物は廊下にまで溢れ、悲惨な衛生状態に陥っていく。
だが、収容者のなかにただ一人、目の見える女性がいた。第一発症者を診察し、自身も失明した眼医者の妻である。「自分も失明した」と機転をきかせて夫を搬送する救急車に乗り込み、夫以外には秘密を打ち明けないまま収容所で暮らすことになったのだ。読者は、彼女の「眼」をとおして、この強制収容所=社会の縮図の闇を見つめることになる。社会から排除された者の人権を顧みない国家権力の発動。見えない者どうし、すなわち他人の監視の視線がなくなることで、盗みに始まり、良心や罪の意識が崩壊する。食糧の配分や遺体の埋葬をめぐり、人間の尊厳や倫理をどう保てるか。
ただし、「これは無秩序状態ではない」点に、本書の描く真の恐ろしさがある。「全員失明者」という平等性のなかに、自らの生存をより優位にするため、暴力で他者を支配しようとする者たちが出現する。左右の病棟と各病室という空間秩序が体現する支配構造は、仮の平等性を打ち砕く。最底辺の犠牲者となるのは、各病室への食糧の配分と引き換えに性暴力を強要される女性たちだ。「あちこちで本能のまま乱交状態になる」のではなく、各病室=社会集団内で男たちによる「集団的合意」の下で性暴力が遂行されることの方が、本質的な恐怖である。
登場人物の固有名がないことは、「個人としての尊厳も固有の顔貌も奪われた状態」を指すと同時に、寓話性を高める。「私たちには人間の本性が何も見えていなかった」という辛辣な批判/外見に惑わされず「真実の姿」に気づくというヒューマニズムを、「盲目状態」の両義性として本書は語る。
だが読み終えて強く感じたのは、本書は「ケアについての寓話」としても読めるのではないかということだ。なぜ、最後まで唯一失明しないのが「医者の妻」すなわち「女性」なのか。この疑問が導きの糸となる。「集団的な失明」が意味するのは、「監視の視線と道徳心の崩壊」と同時に、「自身のケアができない状態への強制的移行」である。収容所に医者も看護師も不在であること、つまりケアする者がいない環境設定の前半と、困難な旅路の末に自宅=私的な家庭領域に舞台を移した後半の双方において、「医者の妻」には、夫に加え、同じ病室の収容者たちに対し、食糧の確保、導線の誘導、傷の手当て、身体を洗う、衣服の洗濯から「就寝前の本の朗読」まで、あらゆるケア労働が降りかかってくる。そこには、自身も性暴力を受けながらも、被害者の女性たちの身体を洗い清めるという過酷な役目も含まれる。さらに作者は、「ケアする者」の(心の)ケアを担う存在にも目配りをきかせる。後半、さらに悲惨な状況に置かれる「医者の妻」の頬を伝う涙をなめ取り、無言で寄り添ってくれる「涙の犬」である。だが、この「涙の犬」も両義的だ。ケア労働の担い手とされるのは、性役割としての「妻」、そして見返りを求めず自身の言葉を持たない「従順な動物」なのだ。
「視界を覆う白い輝き」しか見えなくなった人々は、人間の本質的な闇の部分を「見ていなかった」と同時に、「他人のケアがないと人間的な生を持続できない」ことを「見ていなかった」寓話でもある。ラストで、人々は失った順番に再び視力を取り戻す。「医者の妻」は「今度は自分が失明する番だ」と恐れるが、彼女に失明は訪れない。なぜなら世界は「ケアを担う者」を永久的に必要とするからだ。失明から回復した人々は再び秩序や都市機能を取り戻すだろう。だが、「自分たちに本当に見えていなかったもの」が何だったか気づくだろうか。「医者の妻」がアパートの窓から視線を落とすと、「町はまだそこにあった」。これはディストピアの終わりを告げる希望ではなく、「ケアの終わりのなさ」の続行という絶望である。
2022/05/13(金)(高嶋慈)
カタログ&ブックス | 2022年5月15日号[近刊編]
展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます
◆
ポスター芸術論 十九〜二〇世紀フランスの広告、絵画、ポピュラー・イメージ
シェレ、ロートレック、ミュシャ、……街に氾濫する大型の広告ポスター。大量に流通し始めたポピュラー・イメージの衝撃に画家やデザイナーはいかに対峙し、美術批評家、文化政策、産業界はどう関わったのか。フランス美術史への新しい視点。
『丸亀での現在』展カタログ
2021年12月18日〜2022年3月21日に開催された展覧会「丸亀での現在」のカタログ。
国を越えてアジアの芸術
アジア・アートの国を越える可能性を問うて、各界、第一線で活躍する人達へ取材。西洋規範に則られがちな我々の価値観・芸術観を相対化し、現代演劇や舞台芸術の最前線で「いま・なに」が行われているかを探求する。
文化政策の論理と芸術支援の実際
文化芸術支援のロジックを欧米と比較しつつ,日本では議論が遅れている芸術の倫理性についても考察。明治期以降の国と地方の行政統治機構の関係を明らかにし,政策決定における会議の内実に踏み込み検討する。
COMPOST vol.03
京都市立芸術大学芸術資源研究センターの研究紀要。
『Chim↑Pom:ハッピースプリング』展カタログ第1巻(LPレコード版)
2022年2月18日(金)~ 5月29日(日)まで森美術館にて開催されている展覧会『Chim↑Pom』のカタログ。
絵の中に入る
グラフィック・デザインで大きな足跡を残した巨星、仲條正義氏が12年にわたり「暮しの手帖」の表紙として描き続けた75枚の絵が一冊に。
蓮の暗号 〈法華〉から眺める日本文化
「侘び・寂び」でも「アニミズム」でも「武士道」でもない日本。
その流れは、あからさまな水音を立てない。
むしろ地中深くを潤し、あらゆる草木の根から茎へと巡って森を育んできた。
ありありと描かれているのに、私たちがそうとは気づかないもの。気づかせないもの。
それについて、あえて想像力を豊かに解読の妄想に耽ってみたい。(帯文より)
建築家の基点 「1本の線」から「映画」まで、13人に聞く建築のはじまり
建築家の作品は、創造の「基点」が人生の初期に現れ、現在まで継続的に展開している。 本書は、建築家・坂牛卓氏による、建築家13人のインタビュー集。
画文でわかるモダニズム建築とは何か
藤森照信によるモダニズム建築論を宮沢洋が描くイラストとともに楽しく学ぶ入門書。
世界中の都市に鉄とガラスとコンクリートでつくられた四角い箱が立ち並んでいるのはなぜか?
歴史主義建築が席巻していた19世紀から一転、インターナショナル・スタイルがどのように生まれ世界に広がったのか、その謎に迫る。
ミュージアムグッズのチカラ2
待望の続編‼ ミュージアムグッズの持つ「チカラ」を紐解こう。美術館、歴史博物館、自然史博物館、動物園、水族館……日本全国、あらゆるジャンルのミュージアムを訪ね歩き、その活動とミュージアムグッズを紹介。豊富なインタビューと愛らしいグッズが、あなたをミュージアムの世界へ誘います。
新しいエコロジーとアート──「まごつき期」としての人新世
本書は、「人新世」「資本新世」とよばれる新しい環境下で生じてきた自然、 政治、社会、情報、精神面での変化に対する現代美術の応答と変容、そして、これらを伝えるキュラトリアル実践に関して、キュレーター、哲学者、人類学者らによる領域横断的なアンソロジーである。
◆
※「honto」は書店と本の通販ストア、電子書籍ストアがひとつになって生まれたまったく新しい本のサービスです
https://honto.jp/
2022/05/13(金)(artscape編集部)
山形一生《Blanketed Cubes》
会期:2022/02/09~公開中
オンライン・アーティスト・イン・レジデンス(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC])
19世紀半ばのある日、花嫁はロンドンにいて花婿はニューヨークにいた。二人は同じ時刻に示し合わせて、モールス符号を送り合い、判事のもとで結婚した。これは法的に認められ、花嫁は父親に無理やり決められた相手ではなく、自身が望む相手との結婚を見事成就させた。
このエピソードは、電信による同期と人間の愛をめぐる物語の始まりの瞬間を記述している。指先での操作ひとつが即時にどんな顛末を招くかは誰にもわからないという世界がスパイのものだけではなくなった証だ。いまも無数の人が自分のオンラインにおけるほんのひとつの操作の意味や影響を理解しながらも、おびただしくさまざまな行為を「実行」し続けている。山形一生はその指先の重さをじっと見つめる作品をつくり上げた。電信以来の世界における、不可逆かと思いきや可逆的で、緩慢かと思えば急転直下の選択にまつわる作品だ。
《Blanketed Cubes》はインターネットブラウザでプレイできるスクリーンゲームで、キーボードのあるPCでの操作が推奨されている。これはゲームだけど、ゲームじゃない。何をされてしまうかわからない予感が漂う。プレイ画面の黒いブランクは、しきりにブラウン管をシミュレートするかのようにチラチラと揺れていた。
プレイヤーがゲームの主人公を使役してできることは、矢印キーで限られた空間を移動することと、エンターキーで主人公の手から丸い玉を発射させることだけだ。およその仕組みはたったこれだけだが、プレイヤーは多くのことを選択することになる。もちろん、制限されていることの方が格段に多く、プレイヤーの選択をよそに物語は言葉や音での断りもなく進み、終わりを迎える。セーブもなければ、ゲームプレイのログが残る機能もない。しかし、PCの通常機能を使えばスクリーンショットで記録できる。むしろ、その自発的な記録行為はこのゲームが許した自由といってもいいだろう。人生は突然始まり、いつか終わることは変えられないが、その過程の逡巡は尊いとでも言いたげなほどに。
世界初のオンライン結婚というべき冒頭の出来事は、その新規性によって歴史に残ることになったし、これを「オンライン」という言葉でインターネットとの連続性を串刺しにすることは、歴史を記述し、過去と未来を想像するうえで有用だ。飛躍するが、翻って、本作の射程は、このプレイは何かに見られているのだろうかという気味悪さの感覚にある。あらゆるオンライン接続のデバイスがあなたの情報を収集し続けていることに慣れ切っている半面、だれかひとりに見つめられている可能性には耐えられない?
たったひとり、起きては眠るあの人に何を届けよう。そんな眠りの君に向けた愛情。この顛末、ましてはそこに至るまでの逡巡を誰かに共有するなんて馬鹿げている。そう思わせる物語の陳腐さと、プレイのプロセスで得られる情動の稀有な確かさの同居が本作にはある。
2022/05/08(日)(きりとりめでる)
COLLABORATION─TRANS BOOKS×GINZA TSUTAYA BOOKS
会期:2022/04/04~2022/05/08
銀座 蔦屋書店[東京都]
「TRANS BOOKS」は2017年の11月3日の開催を皮切りに、過去にイベントスペースで3回開催され、2020年からはインターネット上で「TRANS BOOKS DOWNLOADs」を開催し続けているブックイベントだ。2022年4月から5月にかけては「銀座 蔦屋書店」とのコラボレーションフェアが開催された。
中心的な企画者はアーティスト/ディレクターの飯沢未央、ウェブデザイナーの萩原俊矢、グラフィックデザイナーの畑ユリエであり、彼らの領域が混在することで、短期的なイベントながらひとつの生態系を育んできた。それは雑駁に「2010年代後半から現在にかかる日本語圏のメディアアウェアなプレイヤーたちの祝祭」とまとめることができるだろう。企画者のオファーで集うことになった、「本」だからできることを模索してきたものたちの出版物と、ある媒体固有の表現に注力してきた者たちによる「本」の新作が、一斉に陳列される。こういったきっかけ、舞台としてTRANS BOOKSは出展者も読者も魅了してきたのである。
即売会の醍醐味のひとつにつくり手との対話があるが、TRANS BOOKSに商品個別の売り子は存在しない。開けた空間に整然と本が並ぶさまは、Village Vanguardとは真逆ともいえるし似ているともいえる。「本」の傍らには同じフォーマットのキャプションが添えられていて、内容はGoogle formで企画者から投げかけられた問いに出展者が書き送ったものだ。キャプションは同時にすべてハンドアウトに掲載されていて、「本」を手に取らず買わずとも、展覧会のように本をブラックボックスのごとく鑑賞することができる。ただし、欲しいものがあれば店員さんに会計を頼む。これがTRANS BOOKSだ。
今回、「本」のブラックボックス化は極に達した。フラッグで「形式」を問いながら、同じデザインの箱に作家名と作品名と短い説明が書かれた本がぽつんと置かれている。箱のサイズは展示台の大きさから逆算されたかと思わしきフィット感。「箱」をいざレジカウンターに持っていくと、店員さんが名刺サイズのハンドアウトのような紙をくれ、箱はもらえない。もちろん、この強固なフォーマットは情報にだけ施され、出品作自体を抑圧するものではない。差異を顕在化させるための規格化と斉一の問い。いままでのイベントと比べれば小規模だが、TRANS BOOKSが貫いてきた姿勢が凝縮された出店だったといえる。TRANS BOOKSは問いに徹してきた。ただし、問いへの多様な答えがどこでも展開できるほどに、問いのフォーマットを洗練させてきたブックイベントなのである。
公式サイト:https://store.tsite.jp/ginza/event/architectural-design/25208-1546330303.html
2022/05/04(水・祝)(きりとりめでる)
カタログ&ブックス | 2022年4月15日号[近刊編]
展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます
◆
語りの複数性
2021年10月9日(土)~12月26日(日)に東京都渋谷公園通りギャラリーにて開催された展覧会「語りの複数性」のカタログ。
DOMANI・明日2021-22
2021年度、全国5会場(京都・水戸・広島・愛知・石巻)で開催した展覧会『DOMANI・明日2021-22 』展のカタログ。
塩田千春 いのちのかたち
2021年12月4日~2022年3月6日に那覇文化芸術劇場なはーとにて開催された塩田千春「いのちのかたち」のコンセプトブック。
都市デザイン横浜 個性と魅力あるまちをつくる
横浜の都市デザイン活動の50周年を記念した展覧会に合わせて作成された、これまでの横浜の都市デザインを振り返るカタログ。
新・建築入門 思想と歴史 (ちくま学芸文庫)
「建築とは何か」という困難な問いに立ち向かい、建築様式の変遷と背景にある思想の流れをたどりつつ、思考を積み重ねる。書下ろし自著解説を付す。
デザイン保護法
「デザイン」の法的保護は、どうあるべきなのか? 意匠法、著作権法、商標法、不正競争防止法による保護を多角的に検討する。
現代思想入門 (講談社現代新書)
人生を変える哲学が、ここにある――。現代思想の真髄をかつてない仕方で書き尽くした、「入門書」の決定版。
彫刻2:彫刻、死語/新しい彫刻
1940年代後半の、イタリアとアメリカ。〈死語としての彫刻〉と、〈新しい彫刻〉。彫刻の言説はなぜ二分したのか──。「彫刻」をめぐる叢書、最新巻刊行。
おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる 地域×デザインの実践
わずかな予算、想定外の作業、地域の付き合い。そんな状況をおもしろがり、顔の見える関係で仕事したり、自ら店に立ったり、販路を見つめ直したり。ディレクションも手仕事も行き来しながら現場を動かし、その土地だからできるデザインを生む。きっかけ、仕事への姿勢、生活の実際、これからの期待を本人たちが書き下ろす。
デザインと障害が出会うとき
本書は、長年にわたって障害者向けのプロダクトの開発・教育に携わってきた著者による「障害に向き合うデザイン」のための書籍です。ファッション性と目立たないこと、問題解決的アプローチとオープンエンドな探求など、一見対立するように見える要素の健全な緊張関係から生まれる新しいデザインの可能性を考えます。
現代建築 社会を映し出す建築の100年史 (クリティカル・ワード)
都市、技術、政治、文化、メディア。5つの切り口で建築の現代(いま)に迫る。基本用語から、時事、サブカル、最新テクノロジーまで、建築を取り巻く幅広いトピックを一冊で学べる“クリティカル”なキーワード集。
地球的思考 グローバル・スタディーズの課題
グローバルな俯瞰力と世界諸地域の文化や社会の多様性はどのようにして思考できるのか? 様々な分野で最先端を走る研究者たちの実践を垣間見る。東大駒場「グローバル・スタディーズ・イニシアティヴ」構想の成果。
原郷の森
ダ・ビンチ、ピカソ、デュシャン、葛飾北斎、三島由紀夫、黒澤明……横尾アトリエの隣には、芸術家たちが時空を超えて語り合う「原郷の森」がある。さらにはそこに宇宙人たちまで現れて――。横尾版『饗宴』とも呼べる壮大な芸術論が展開される。
黒川紀章のカプセル建築
本書は80年代後半に黒川紀章都市建築設計事務所に所属した著者が、70年代にカプセル建築を担当した元所員にインタビューを行い、1970年の大阪万博のパビリオンや、1973年の別荘カプセルハウスK、1979年に発明した世界初のカプセルホテルを時系列に解説しました。新たに撮り下ろしたカラー写真を豊富に紹介する豪華愛蔵本です。
待ってたぞ!美術館 大阪中之島美術館開館に寄せて
もともと大阪には市民の力で作られた文化施設が数多くあるのですが、今まではそれぞれの連携が少なく今一つ存在感を発揮できていなかったように思います。この新美術館が発火点となり核となって大阪が文化都市としてスポットライトが当たるようになればと願っています。(大林 剛郎)
◆
※「honto」は書店と本の通販ストア、電子書籍ストアがひとつになって生まれたまったく新しい本のサービスです
https://honto.jp/
2022/04/14(木)(artscape編集部)