artscapeレビュー

2018年05月15日号のレビュー/プレビュー

カタログ&ブックス│2018年5月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

ローカルメディアの仕事術:人と地域をつなぐ8つのメソッド

編著者:影山裕樹
著者:幅允孝、山崎亮、多田智美、原田祐馬、原田一博、成田希、小松理虔
発行:学芸出版社
発行日:2018年4月27日
定価:2,000円(税抜)
サイズ:四六判、ソフトカバー、252ページ
装丁:UMA/design farm

地域に根付き、多様な人をつなぎながら、継続するための考え方とノウハウ。全体像からディテールまで1プロデュース2編集3チームづくり4デザイン5ウェブサイト運営6取材&インタビュー7文章の書き方8写真の撮り方を、エキスパート達が実例で解説する。初めてつくる人にも経験者にも、必ず気づきのある現場からの学び

アッセンブリッジ・ナゴヤ2017|ドキュメント

編集・発行:アッセンブリッジ・ナゴヤ実行委員会
発行日:2018年3月
定価:非売品(ウェブサイトより閲覧可能)
サイズ:A5判、ソフトカバー、96ページ
デザイン:中西要介、溝田尚子

たくさんの写真のほか、音楽企画については出演者と音楽プログラムディレクター・岩田彩子との対談を、アート企画については4つのレビューとディレクターエッセイも掲載。さまざまな視点からフェスティバルを振り返っています。
ドキュメントはウェブサイトの「アーカイブ」からご覧ください。

関連記事

2017年12月15日号キュレーターズノート「アッセンブリッジ・ナゴヤ 2017」(吉田有里)

KYOTOGRAPHIE 2018 Catalogue

発行:一般社団法人KYOTOGRAPHIE
発行日:2018年4月14日
定価:2,000円(税抜)
サイズ:A4判変形、ソフトカバー、184ページ
アートディレクション&デザイン:塩谷啓悟

京都で毎年春に開催され、今年で6年目を迎えた日本でも数少ない国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」2018年度のカタログ。展示作家・作品を網羅的に紹介するだけでなく、京都の各所に点在する展示会場が持つ背景や、会場構成を務めたデザイナーのコメントなど、テキストも充実。

「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」図録

発行:国立国際美術館
発行日:2018年1月21日
定価:2,500円(税抜)
サイズ:B5判変型、ソフトカバー、224+64ページ(2冊組)
デザイン:木村稔将

1977年に開館した国立国際美術館は40周年を迎えますが、これを記念する特別展を開催します。40組以上の国内外のアーティストにより、時間、歴史、記憶の中に集積されてきたものを多角的に切り取ることで私たちの社会の姿を浮かび上がらせるとともに、今後の美術館の可能性を探ります(※展覧会は終了済み)。


MATAZO meets creators

発行日:2018年4月11日
サイズ:A4判、ソフトカバー、72ページ
デザイン:中田卓志、鈴木カヨ(LUDWIGROOVER)

4月11日〜5月5日にEBiS303 イベントホール(東京・恵比寿)で開催されている「Re 又造 MATAZO KAYAMA」展(※展覧会は終了済み)において、デザイナー・写真家・詩人の3名のクリエイターによる、又造オマージュ作品の制作を「美術手帖」が企画。展覧会会場、公式ブック、特番「加山又造を巡る旅」(テレビ東京)にて連動した展開を行いました。今回、作品を制作したのは、デザイナー・井上嗣也、写真家・金川晋吾、詩人・水沢なおの3名。過去に会田誠や村上隆など多くの現代美術家に影響を与えてきた日本画家・加山又造を、別のジャンルのクリエイターがフォーカスすることで、どのように作品世界が広がるのか。展覧会会場と、公式ブック内で発表しました。


バベる!─自力でビルを建てる男

著者:岡啓輔
発行:筑摩書房
発行日:2018年4月18日
定価:2,200円(税抜)
サイズ:四六判、ソフトカバー、288ページ
ブックデザイン:佐藤亜沙美(サトウサンカイ)

2005年、着工。現在も建設中。200年もつコンクリートで、「蟻鱒鳶ル」をつくる男の意志と記録、そして未来。

関連記事

2017年04月15日号フォーカス「ようこそ、藤森王国へ──「藤森照信展 自然を生かした建築と路上観察」」(岡啓輔/井関悠)

2018/05/15(artscape編集部)

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