Kyoto Experimentの会場のひとつ、京都芸術センターのチラシ置き場

今年もKyoto Experiment(KEX)のシーズンがやってきました。今年のラインナップはすごい! 全部のプログラムに行きたいと思いましたが、さすがにそれは無理。3演目券を2セット+1公演買って挑みます。artscapeのアーカイブには、今年のプログラムに登場する演出家、振付家、俳優、ダンサー、美術家、プログラムのキュレーターなどについての記事をたくさん見つけることができます。彼らはどんな作品を作ってきたか、過去の上演のときはどんなふうだったのか、会場を移動する間にでもお読みいただくと、より深く味わうことができるかもしれません。しかし、予想以上に記事数が多かった! 古くは12年前のレビューにまでさかのぼりました。

ちなみに初代のディレクター橋本裕介さんについては、内野儀さんが昨年のベルリン芸術祭にからんで詳しく書かれています。現在のディレクターである川崎陽子さんと塚原悠也さんについては、「ディレクターズ・メッセージ2025」をご参照ください。

もちろん本邦初演や新作で、artscapeにはまだ掲載していない作品もたくさんあります。これから執筆者の方々が取り上げられるかもしれません。KEXの会期はすでに始まっていますが、ここで集めたリンクは、この記事が公開される日以降に開催される公演・イベントに関連するものにしぼりました。(f)


◉中間アヤカ
Shows/ダンス/再創作
『Hello, I’m Your New Neighbor./こんにちは、今日からお隣さんです。〈翔んで京都編〉』
開催日:10/4〜10/12

中間アヤカ『踊場伝説』(KYOTO EXPERIMENT 2023)、インキュベーション キョウト 福井裕孝『シアター?ライブラリー?』|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年12月15日号)
プレビュー:KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2023|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年08月01日号)
鑑賞者が主体となるフラットな関係性をどうつくるか──「音で観るダンスのワークインプログレス」京都公演|田中みゆき:キュレーターズノート(2022年08月01日号)

◉バック・トゥ・バック・シアター
Shows/演劇/日本初演
『いくつもの悪いこと』
開催日:10/4-10/5

ワークショップ
開催日:10/7

KYOTO EXPERIMENT 2023(中編) バック・トゥ・バック・シアター『影の獲物になる狩人』|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年11月15日号)
バック・トゥ・バック・シアター「ガネーシャ VS. 第三帝国」|村田真:artscapeレビュー(2014年01月15日号)

◉マーク・テ / ファイブ・アーツ・センター
Shows/演劇/新作
『トゥアの片影』
開催日:10/04-10/05
Super Knowledge for the Future [SKF]/ワークショップ
ワークショップ
開催日:10/06
Super Knowledge for the Future [SKF]
「トーク:ファイブ・アーツ・センターについて」
開催日:10/4

YPAM 2022 ファイブアーツセンター『仮構の歴史』|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年01月15日号)
プレビュー:マーク・テ+YCAM共同企画展 呼吸する地図たち|高嶋慈:artscapeレビュー(2018年12月01日号)
シアターコモンズ ’18 マーク・テ/ファイブ・アーツ・センター「バージョン2020:マレーシアの未来完成図、第3章」|高嶋慈:artscapeレビュー(2018年03月15日号)
SPIELART マーク・テ『VERSION 2020 – THE COMPLETE FUTURES OF MALAYSIA CHAPTER 3』|山﨑健太:artscapeレビュー(2017年12月15日号)
KYOTO EXPERIMENT 2016 AUTUMN マーク・テ『Baling(バリン)』|高嶋慈:artscapeレビュー(2016年12月01日号)

◉「Echos Now」
Shows/演劇/ダンス/パフォーマンス/ショーケース/新作
開催日:10/07-10/08
◯堤拓也プログラム
[パフォーマンス]
倉知朋之介『SOFTBOYS〜だってまだまだ今来たばっか!〜』

倉知朋之介《PoPoPot》(「P.O.N.D. 2022 〜IN DOUBT/見えていないものを、考える。〜」より)|きりとりめでる:artscapeレビュー(2022年11月01日号)

◯和田ながらプログラム
[演劇・ダンス]
レウ・ウィジェ+和田ながら『マッサージXゴシップ』

「出会い」シリーズ1 和田ながら×新垣七奈 ジャン・コクトー『声』|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年11月15日号)
したため『埋蔵する』『ふるまいのアーキビスツ』|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年09月15日号)
したため#8『擬娩』|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年03月15日号)
*林葵衣が舞台美術で参加。
KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2021 AUTUMN 和田ながら×やんツー『擬娩』|高嶋慈:artscapeレビュー(2021年11月15日号)
したため #7『擬娩』|高嶋慈:artscapeレビュー(2020年01月15日号)
粘土の味『オフリミット』|高嶋慈:artscapeレビュー(2018年02月15日号)
プレビュー:したため#6『文字移植』|高嶋慈:artscapeレビュー(2018年07月15日号)
*林葵衣が舞台美術で参加。
プレビュー:したため#5『ディクテ』|高嶋慈:artscapeレビュー(2017年07月15日号)
*林葵衣が舞台美術で参加。
したため#4『文字移植』|高嶋慈:artscapeレビュー(2016年07月15日号)
*林葵衣が舞台美術で参加。
したため#3「わたしのある日」|高嶋慈:artscapeレビュー(2015年11月15日号)

◉村川拓也
Shows/演劇/新作
舞台版『テニス』
開催日:10/9-10/13

村川拓也『ムーンライト』|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年02月15日号)
地域の課題を考えるプラットフォーム 「仕事と働くことを考える」(その2) 村川拓也『Pamilya(パミリヤ)』|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年01月15日号)
地域の課題を考えるプラットフォーム 成果発表「仕事と働くことを演じる」(演出:村川拓也)|高嶋慈:artscapeレビュー(2022年02月15日号)
村川拓也『事件』|高嶋慈:artscapeレビュー(2021年06月15日号)
劇場で考える。支えること、支えられること―舞台作品『Pamilya(パミリヤ)』の映像上映と関連プログラム|高嶋慈:artscapeレビュー(2020年12月15日号)
村川拓也『Pamilya(パミリヤ)』|高嶋慈:artscapeレビュー(2020年03月15日号)
村川拓也『インディペンデント リビング』|山﨑健太:artscapeレビュー(2017年12月15日号)
村川拓也『Fools speak while wise men listen』|高嶋慈:artscapeレビュー(2017年04月15日号)
プレビュー:村川拓也『Fools speak while wise men listen』|高嶋慈:artscapeレビュー(2017年02月15日号)
劇研アクターズラボ+村川拓也 ベチパー『Fools speak while wise men listen』|高嶋慈:artscapeレビュー(2016年10月15日号)
村川拓也『エヴェレットゴーストラインズ』Ver. A「赤紙」|高嶋慈:artscapeレビュー(2015年08月15日号)
村川拓也『終わり』|高嶋慈:artscapeレビュー(2015年05月15日号)
村川拓也『ツァイトゲーバー』|木村覚:artscapeレビュー(2013年03月01日号)


筒井潤 Shows/演劇
『墓地の上演』
開催日:10/09-10/13

高嶋慈|上町台地にある旧真田山陸軍墓地と積み重なったまちの記憶をツバメと旅する春(前編):レビュー(2025年04月21日)

高嶋慈|上町台地にある旧真田山陸軍墓地と積み重なったまちの記憶をツバメと旅する春(後編):レビュー(2025年04月22日)
高嶋慈|劇場実験『墓地の上演』:レビュー(2024年04月15日)
dracom『STAY WITH ROOM』|山﨑健太:artscapeレビュー(2020年07月15日号)

◉荒木優光
Shows/音楽/パフォーマンス
『ノー・ボンチ(ファストリサーチスクラッピング)』
開催日:10/10-12

音で観るダンスのワークインプログレス|高嶋慈:artscapeレビュー(2022年07月15日号)
*サウンドバージョンで荒木優光、朗読で中間アヤカが参加
プレビュー:KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2021 AUTUMN|高嶋慈:artscapeレビュー(2021年09月15日号)
サウンド/ドラマ「おじさんと海に行く話」|高嶋慈:artscapeレビュー(2019年01月15日号)

◉Punk and Beyond
Shows/音楽/トーク/上映会
[上映会&トーク]
開催日:10/16

Shows/音楽
[ライブパフォーマンス]
開催日:10/18-19
川上幸之介(共同キュレーター)

川上幸之介|:著者情報
川上幸之介|「政治を楽しむ」ためのポピュラーカルチャー入門──小森真樹『楽しい政治』書評:レビュー(2025年04月14日)

◉倉田翠/akakilike
Shows/ダンス/新作
『病癒えし者の着色された魚への聖なる感謝の歌』
開催日:10/17-19

akakilike『眠るのがもったいないくらいに楽しいことをたくさん持って、夏の海がキラキラ輝くように、緑の庭に光あふれるように、永遠に続く気が狂いそうな晴天のように』|高嶋慈:artscapeレビュー(2021年02月15日号)
*筒井潤が振付提供
akakilike『眠るのがもったいないくらいに楽しいことをたくさん持って、夏の海がキラキラ輝くように、緑の庭に光あふれるように、永遠に続く気が狂いそうな晴天のように』|高嶋慈:artscapeレビュー(2019年10月15日号)
倉田翠☓飴屋法水 京都発表会 『三重県新宿区東九条ビリーアイリッシュ温泉口 徒歩5分』|高嶋慈:artscapeレビュー(2021年10月15日号)
akakilike『家族写真』|山﨑健太:artscapeレビュー(2018年08月01日号)
プレビュー:akakilike『家族写真』|高嶋慈:artscapeレビュー(2017年04月15日号)
『家族写真』|高嶋慈:artscapeレビュー(2016年09月15日号)

【関連・連携プログラム】

◉守屋友樹 個展「日やけのあとの Hidding the self shadows」
開催日:8/16〜10/26

高嶋慈|守屋友樹「潮騒の部屋」:artscapeレビュー(2024年05月15日)
守屋友樹『スポンティニアスリプロダクション #5「蛇が歩く音|walk with serpent」』|きりとりめでる:artscapeレビュー(2022年12月01日号)
守屋友樹「gone the mountain / turn up the stone: 消えた山、現れた石」|高嶋慈:artscapeレビュー(2015年05月15日号)
*おもに関西で開催された展覧会レビューに、撮影者として守屋友樹さんのクレジットが入った記録写真が掲載されていることがあります。

SKF/トーク/パーティ
◉「ラストスパート! ディレクターズ・トーク&きのこDJナイト!」
開催日:10/22
DJ:石川琢也

石川琢也|:著者情報
石川琢也|叩くという原初、時間を描く現在的解釈──日野浩志郎《Chronograffiti》レビュー:キュレーターズノート(2025年09月19日)
石川琢也|路地から拓く文化の閾──路地という周縁から:キュレーターズノート( 2025年08月04日)

SKF/トーク
◉「美術家 遠藤薫トーク」
開催日:10/26

国際芸術祭「あいち2022」 愛知芸術文化センターと一宮市エリア|村田真:artscapeレビュー(2022年09月01日号)
遠藤薫「重力と虹霓」展|村田真:artscapeレビュー(2019年10月01日号)
VOCA展2019 現代美術の展望─新しい平面の作家たち|村田真:artscapeレビュー(2019年04月01日号)
クロニクル、クロニクル! CCO クリエイティブセンター大阪|能勢陽子(豊田市美術館):キュレーターズノート(2017年03月01日号)

◉福井裕孝 + YSN Studio
フリンジ/演劇/展示
「(きものの)しまいかた」
開催日:10/1-10/12

高嶋慈|福井裕孝+YSN Studio『(きものの)しまいかた』:レビュー(2025年10月2日)
高嶋慈|福井裕孝『シアターマテリアル(上演)』 :レビュー(2024年12月23日)
ビジター・キュー|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年12月15日号)
中間アヤカ『踊場伝説』(KYOTO EXPERIMENT 2023)、インキュベーション キョウト 福井裕孝『シアター?ライブラリー?』|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年12月15日号)
福井裕孝『シアターマテリアル(仮)』|高嶋慈:artscapeレビュー(2022年10月15日号)
福井裕孝『デスクトップ・シアター』|高嶋慈:artscapeレビュー(2021年08月01日)
福井裕孝『インテリア』|高嶋慈:artscapeレビュー(2020年04月15日号)
福井裕孝『舞台と水』|山﨑健太:artscapeレビュー(2019年05月15日号)
福井裕孝『インテリア』|山﨑健太:artscapeレビュー(2018年06月01日号)

◉林葵衣
フリンジ/展示
「くばせのつらなり」
開催日:10/3-10/12

したため#8『擬娩』|高嶋慈:artscapeレビュー(2023年03月15日号)
*林葵衣が舞台美術で参加。
プレビュー:したため#6『文字移植』|高嶋慈:artscapeレビュー(2018年07月15日号)
*林葵衣が舞台美術で参加。
林葵衣「声の痕跡」|高嶋慈:artscapeレビュー(2017年08月01日号)
林葵衣個展 声の痕跡/Trace of voice|小吹隆文:artscapeレビュー(2017年08月01日号)
プレビュー:したため#5『ディクテ』|高嶋慈:artscapeレビュー(2017年07月15日号)
*林葵衣は舞台美術で参加。
したため#4『文字移植』|高嶋慈:artscapeレビュー(2016年07月15日号)
*林葵衣は舞台美術で参加。

◉小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
フリンジ/演劇
『原子』
開催日:10/04-10/05

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク:著者情報
編集雑記……25──ともに読む:読みもの(2025年03月14日)
6組のアーティストから、レビューへの応答:読みもの(2024年12月17日)
山川陸|小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク『光の中のアリス』:レビュー(2024年12月06日)
プレビュー:KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2022|高嶋慈:artscapeレビュー(2022年09月15日号)
スペースノットブランク『原風景』|山﨑健太:artscapeレビュー(2019年03月15日号)