artscapeレビュー
NEW VISION SAITAMA 5 迫り出す身体
2016年11月15日号
会期:2016/09/17~2016/11/14
埼玉県立近代美術館 2F展示室[埼玉県]
埼玉に所縁のある1980年代生まれのアーティスト7名を紹介する若々しい企画だ。タイトルにもっとも近い作品は、やはり生の身体に直接働きかける二藤建人である。鈴木のぞみは解体される家屋の窓が眺めた風景の記憶を定着させ、高橋大輔は膨大な数の厚塗り絵画で空間を埋め尽くす。小畑多丘は速度感ある木彫、青木真莉子は儀式的なアート作品で、それぞれに個性を発揮していた。
写真:左から、二藤建人、小畑多丘、青木真莉子
2016/10/07(金)(五十嵐太郎)