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五十嵐太郎のレビュー/プレビュー

GOOD DESIGN EXHIBITION 2016 そなえるデザインプロジェクト展

会期:2016/10/28~2016/11/03

渋谷ヒカリエ8/COURT・CUBE[東京都]

グッドデザイン賞特別企画の「そなえるデザイン」展。審査の傍ら、プロジェクト・メンバーとして関わった。グッドデザイン賞に選ばれたモノから、日常から災害時の各フェイズで活躍するデザインを紹介する企画。特にベスト100に選出された坂茂の紙管による間仕切りは、避難所を再現する大型のインスタレーションとして会場に出現していた。

写真:上=坂茂の紙管による間仕切り

2016/11/03(木)(五十嵐太郎)

パウロ・メンデス・ダ・ローシャ展

会期:2016/09/24~2016/11/20

GA Gallery[東京都]

パウロ・メンデス・ダ・ローシャ展へ。ブラジルのモダニズムといっても、活動する時期としては21世紀の現代にも食い込み、国ごとの潮流の違いを感じさせる。力強いダイナミックな造形が緊張感を孕んでいる。同じくブラジルのオスカー・ニーマイヤー、リナ・ボ・バルディの展覧会に続き、野口直人が模型を手がけたおかげで、立体的な展示になっていた。

2016/11/03(木)(五十嵐太郎)

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新交響楽団 第235回演奏会

会期:2016/11/03

東京芸術劇場コンサートホール[東京都]

プロの楽団ではないが、『魚座の音楽論』の著者である吉松隆が作曲した「鳥のシンフォニア」と、アイヌ語をタイトルに入れた伊福部昭の「シンフォニア・タプカーラ」を聴いてみたくて、足を運んだ。どちらもリズムが目立つ躍動感のある現代音楽だった。プログラムに収録された吉松へのインタビューが面白い。

2016/11/03(木)(五十嵐太郎)

クラーナハ展 500年後の誘惑

会期:2016/10/15~2017/01/15

国立西洋美術館[東京都]

ドイツのルネサンスの作家だと、イタリアの同時代に比べて華やかさがなく、地味な展示になるかもしれないと思いきや、宗教改革との関係、肖像画家としての活躍、集団による大量生産体制、裸体表現や女性の魔力、そしてピカソ、マルセル・デュシャン、パズーキ、カリンらの近現代美術への影響など、興味深い切り口がいろいろと繰り出される。また、イタリア美術との違いも考えさせられる。

2016/11/02(水)(五十嵐太郎)

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デトロイト美術館展 ~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~

会期:2016/10/07~2017/01/21

上野の森美術館[東京都]

大西洋を渡って、アメリカで収集されたヨーロッパ近代名画を紹介する企画だが、印象派、ポスト印象派、20世紀のドイツやフランスという順番の章立ては教科書をなぞっているようで、あまりにも初心者向けの印象を受けた。ナントカ館展であっても、もう少し独自の視点や新鮮な見せ方を設けてほしい。

2016/11/02(水)(五十嵐太郎)

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