2018年04月15日号
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artscapeレビュー

プレビュー:第2回PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ2016

2016年03月01日号

会期:2016/03/06~2016/04/01

京都市美術館[京都府]

2013年から始まった大規模版画展。特徴は、経験豊かなコミッショナーによる推薦制をとっていること、一作家あたりの展示スペースが広大であること、表現形態の縛りが緩やかであることだ。これにより作家の質と表現の多様性を担保し、版画芸術の新たな発信拠点となることを目指している。2回目の今回は、池田俊彦、小野耕石、加納俊輔、金光男、林勇気、門馬英美など俊英20名が出品。なかには版画とは呼べない作品もありそうだが、それを許容するのも本展のユニークなところだ。デジタル技術の進歩や印刷分野の多様化により、今後の版画は大きな変化が予想される。一方、「刷る」という基本が改めて見直される場合もあるだろう。そうした長期的・複眼的思考で本展に臨めば、きっと楽しめると思う。

2016/02/20(土)(小吹隆文)

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