出版記念パーティー
2005年度事業の「記録集」(ダブルA面編集になっていて、片面が縦書き、片面が横書き)刊行を祝して、待ちに待った記念パーティーを開催。久しぶりに2005年インターンも集い、さながら同窓会。
3月18日の会場
3月18日に開催するTAP2005の最後のプログラムとなるフォーラムの会場の下見。ここで何が起きるのか?ここがどうなるかはこれから。こうご期待!のほど。ご来場をおまちしております。
御用納め
25日19時から収蔵庫の燻蒸準備が始まるため、芸術館は今日で年内はお終い。年明けは4日から。と言うわけで、MORI Channel も年内更新は今日でお終いとさせていただき、勝手ながら26日から1月3日は休刊!とさせていただきます。
今年は大変お世話になりました。先日、月間アクセス2万とのレポートを受け、来年もいっそうの充実を図って、楽しんでもらえるブログとして、更なる成長を遂げることが出来たらと考えております。
その結果として、各所において写真撮影の許諾とブログへの掲載許可が頂けるようになるとイイナと思っております。その理由はとても簡単。遅れてきたカメラ小僧(そうなのです。今年はモリにとっては「カメラ元年」となりました。)状態。そんなモリは可能な限り撮影したい!気持ちでいっぱいなのです。最近では個人で楽しむならOKとの場所も増えました。でも、そんなときに限って是非、アップしたいコトも多いのです。
そうだ!まず来年は、「モリチャンネルですけど、撮影させてください!」とお願いしてみようかな。その一方で、肩に力を入れることなく淡々と更新していきたいと思っています。応援してください。励みになります。
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先日、金平茂紀著「二十三時的」(スイッチ・パブリッシング。2002年11月25日第一刷発行)を見つけて買いました。装画に久里洋二の「二匹のサンマ」を使ったちょっとそそる装幀の素敵な本です。「筑紫哲也NEWS23」のデスクであった同氏が2000年11月から2002年2月まで、メールマガジンとして配信したスクリプトをまとめた、3段組で500頁近くある文字だらけの本です。書き上げないとならい原稿があるので、本当の意味でゆっくりしてはいられないのですが、時間をとって、この年末に読もうかと思っています。
それからもう1冊「写真との対話」(国書刊行会)が読めたらと思っています。
では、良いお年をお迎え下さい。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
4875
すみきった青空。日の出前に目を覚まし、綺麗にピンクにそまった朝焼け雲も撮すことができて気分よく、余裕の気持ちでデジカメでスナップしたサブフィルム。それがそれがなんとトップの写真に!そのわけは、深夜データを移動中に勘違いからのミスで朝焼けその他、データ全部消してしまう。リカバリー出来たるハズだけどその作業は明日。幻の一枚となるのかな…
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午後から取手に向かい、「TAP2005」のスライド大会に合流。TAPのメンバーは、経費報告や動員数、そして反省点などを報告しあったはず。僕は運営会議には参加しない、いわゆる閣外協力者的立場なので、スライドショーからの参加。基本は「記録集」編集方針立案のための映像確認。
初日の「はらっぱ会議」直前の椅子が並べられた様子。1枚の写真から担当者はその時の状景を呼び覚ます。1/100枚としての50枚。さて、予算的に何枚使うことができるのだろう。
「日比野克彦の一人万博」の怒濤の2画面、一挙1万枚スライドトークに習っての上映会。公式カメラマン斉藤剛氏の撮影した写真をDVDから外付けのHDに取り込み、前半は1枚2秒、後半は1枚1秒でひたすら見る。当事者であるスタッフも現場は同時進行しているため、実施のところを見るのははじめてというシーンも多々ある。4875枚を一挙に見て、速習的共通体験をした時には、とっぷり日が暮れ、年末忘年会会場の予約時間に食い込んでいたので、そのまま見っぱなしで場を移して宴会に突入。記録集の編集方針はメールで協議、いわゆる冬休みの宿題かな……。
和気藹々の忘年会後、ちょっと年長の大人組は軽く2次会。終電でおひらき。TAPはまだまだ終わらない。
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深夜戻って、データ消しちゃったトラブル。凹んで意気消沈し、ベットに沈む。ずぶずぶずぶ、ずぶずぶずぶと。
バフ継続中
ず〜〜〜と晴れの日が続いている。何日間だと記録になるのだろう。
バフ作業、現在も進行中。今日から次回企画展の本格的な集荷が始まった。週末には作品が搬入され、日曜日には展示作業開始となる。辛抱強い復旧作業が連日行われている。
御来光
27日6時16分。取手利根川沿い。
27日6時21分。上空にはまだ三日月。取手利根川沿い。
27日6時45分。取手利根川沿いの日の出。
写真は全てTAP2005オフィシャルカメラマンをお願いしている斉藤剛氏撮影のもの。残念ながら僕はいかれなかったので、詳しくは藤ブログで!
彼も書いているように、3時までミッドナイト・トークを藤さんとしたあと、5時30分起床で、彼らは、この写真の風景を見にバズで「藤浩志シークレットキャンプ」二日目のツアーに出かけていった。僕は、駅から自宅に戻り、東野先生の葬儀に向かう。国立国際の中井としっとりランチをした後、再び自宅経由で取手にもどる。着いた時には打ち上げの乾杯のタイミング。またしても深夜までのお疲れ様会に加わってタクシーで帰宅。長い長い3日間を終える。明日に備えて、そそくさと眠りにつく。
*この記述は、やっと時間のとれるようになった28日に書きました。
TAPヒルズ・テナントNo.11
気持ちの良い陽気が続く。今日も快晴。
ブログにアップしながら我ながら「空をいつも見ているものだ」と思っていていたら、やはり同様な感想を弘前劇場の長谷川さんが18日のログで「森の奴、空ばかりみてやがる」と、そんなぁ気分をもっと上手い言葉で書いてくれていた。
「確かにそうだ!」と思いながらPCの画面から目を外し、窓の外に視線をやると、『青空と白い雲』が目に入ってくる。実は視線を上下運動させて空(天)を仰ぎみているのではなく、目線を水平移動させているだけなのです。僕はイヌの飼えない高層階の住人なのです、ハイ。
長谷川さん、覗いていただいてありがとうございます。「(長谷川ブログに)写真有りも、有りかな」とチラッとでも思ってしまったのなら、たまにでいいですから、是非、写真を!これまでは渋いし、文字限定主義かと思っていました—文字で勝負の御仁であること故に。ものは試しの写真アップ楽しみにしています。だって、とてもヤバイ空間に勤務さなっているのですから。そのヤバイ空間での「津軽」楽しみにしています。脱稿間近ですね。
夕方、日も暮れ始めてから、TAPヒルズでの指輪ホテルの公演「Please Send Junk Food」を観劇するために取手に向かう。途中、旧藤代庁舎での「児童画展──890人のいちねんせい「きょうね、がっこうでね、」を見る。
取手市全18校の小学1年生890人の絵を一同に展示している。今年の絵のテーマは「きょうね、がっこうでね、」
入り口には下の写真のポストがある。
これは「おともだちの絵におてがみかこう!」という関連企画のためのポスト。作品を出品しているこども宛てに手書を書いて〈こんにちは〉をする企画。
子ども班が藤さんのかえっこの担当でもあり、メインターゲットが子どもとあって、藤代庁舎にあった看板。
TAP2005も前半を終えて折り返し。中盤の山「指輪ホテル」の公演も無事盛況の内に終了。ファイナルステージは、27日の「かえっこバサールin白山商店街」と26-27日の「藤浩志シークレットキャンプin取手ツアー」(残席あり)。盛り上がるといいな。
藤代の「児童画展」会場からTAPヒルズに着いたら、ちょうど指輪ホテルの公演が始まるところだった。あぶないあぶない。公演時間を勘違いしていた。でも30分ほどのステージを初めから終わりまでしっかり見る。昨日ほどの強い冷え込みじゃなかったけど、指輪ホテルの皆さんはかなりの薄着、風邪などましませんように—─最後は、バスタオル姿だったからね。
公演後は、旧寮棟に入って暖を取りつつ最後に入ったテナントNo.11の見学。
つくばでの「アーカス10周年記念講演会」(11月13日実施)にパネリストとして出席するために茨城入りしていたARTIZANのメンバーの日沼さんが、初日(12日)の「はらっぱ会議」に遊びに来てくれた。その際にテナント会場をみて空き店舗があることを知り、青森に戻り緊急会議をしたのかどうか、翌々日かに出店希望をしてくれた。その「空間実験室」の展示が終わっていると聞いて向かい、青森ではいつもお世話になっている日沼旦那に御挨拶。(*おぐらさま:こんにちは。日比野さんは「朝顔の種は薬になる」と説明してますよ。)
「クウカンくん」を頭からかぶり、クウカンくんになって写真をとり、空間実験室事務局までメール(kukan@jomon.ne.jp)して遊んでください。
TAPヒルズのカフェ「はらっぱの家」でおにぎり他で小腹を満たし、閉館後の片付けを終えたスタッフが集まりミーティングが始まった頃、僕は辞す。
はらっぱ。
芸術館の大型バス駐車場に隣接するビル屋上の「給水塔」。水戸芸術館でのかつて企画展でこの「給水塔」が床の間に鎮座するように部屋を設えた作家がいた。作家名、西野達郎。彼の作品に、現横浜トリエンナーレのコミッショナー川俣正は、自作の展示に来水した際に、目にして、まさに一目惚れだった。2002年のことだ。そして彼は、今、横浜中華街にトリエンナーレ出品作家としてホテルをオープンさせている。
朝、新聞を読んでいたら見たことのある状景の写真が目に飛び込んできた。「はらっぱ会議」の容子だ。知った風景というか、当事者としてその場にいた(報道)写真を見ると、いつも思うけど不思議な(凄く他者的な遠い場所のような)感じがする(のは僕だけかな)。
一連の新聞報道で、今週末の来館者が増えるといいですね。
僕は19日の土曜日は朝から水戸芸術館です。この夏開催した「日比野克彦一人万博」の朝顔の蔓・ロープ300本の撤収と種とり(=収穫祭)。午後には「紙風船イベント」の仕込みを日比野さんが着々と進めている(らしい)。とにもかくにも、サプライズ的な話題に事欠かない、陽気で賑やかな日比野さん健在。
お時間のある方は是非、芸術館の広場におこしください。10時スタートです。
19日の午後には、吉田秀和賞の受賞式もあったりして、さわさわ気味。グレングールドの昨日買ったCDを車から持ってこないと。荷物が多くて機能は断念したのです。取り置きの大きく重い本も一緒にもらってきたから。
ではまたあした。寒くなりました、風邪など召しませんように。インフルエンザの予防接種した方がいいのかな? 昨年は4日間高熱とともに倒れていたな。
TAPヒルズ
坂道の階段から「はらっぱ」に入るアプローチの他に、県寮時代の正面玄関から「TAPヒルズ」にも入れます。TAPツアーデスクが、TAPトラベルの受付場所となります。オープン翌日の新聞報道で活気づくTAPヒルズ。ツアーも好評!まだの方はお急ぎ下さい。もう座席わずか。ご希望に添えない場合もありますのでご容赦ください。きゃー、嬉しい悲鳴。(業務連絡:OS班のみなさま。頑張って良かったですね。)*デスクに座るは司令塔熊倉先生でーす。
OSとはオープンスタジオのこと。今年の4月、取手市は隣の藤代町と市町村合併し、これまでのほぼ倍のエリアになった。広くなった取手市としてははじめてのTAP。それもオープンスタジオ。作家アトリエの調査から始まったこのプログラムは、最終的に、
1)8作家をカバーする<徒歩でてくてくアトリエ探訪「取手駅周辺エリア」>、
2)4作家のアトリエのある<ぶらり電車アートライン「取手西エリア」>、
3)6アトリエ9作家の作品を見られる<見応えのあるアトリエが集合する「取手東エリア」>、
4)そして藤代町エリアとなる<まちに息づくアートと出逢う「取手北エリア」>では8軒のアトリエ。
広域区の各エリアをカバーするツアーバスを運行するのも今年のTAPの大きな特徴でかつ目玉。
さらにそれらのバスの発着場所となるハブとなるのが、旧茨城県学生寮の校舎とグランドつまり、TAPヒルズとその「はらっぱ」なのです。
この基本的な組み立てに知恵をインターン生に授けてくれたのが藤さん。藤さんのブログ(11月12日付)もだから、「はらっぱ」ネタのつもりがなてくも「はらっぱ」に関する経緯言及になってしまうわけです。(大変おせわになりました。)
で、「はらっぱ会議」で会議しながらおもったことを、明日は必ず文字にしたいと思いつつ眠ります。ではまた、あした。
はらっぱ。
TAPヒルズには、お茶やスープの営業もあるカフェ「はらっぱの家」や、TAP資料室、TAPトラベルツアーデスクの他に、10店舗の出店がある。ヒルズのテナントさんは以下の10テナント。
「取手市芸術の杜構想」
「アーカスプロジェクト」
「TRAP - Toride Re-Public Art Production」
「素晴らしいホールをめざす会」
MinM「上野の杜芸術フォーラム(特定非営利活動法人)
「TAP2005環境整備事業 東日本ガス(株)×取手アートプロジェクト」
「取手物産展」
「取手の坂道愛好会」
「特定非営利活動法人 コミュイニティーアート・ふなばし」
TIFA「取手市国際交流協会」
はらっぱ会議の1部は、はらっぱリサーチ。結果、銘々が好き勝手に遊ぶことになる。はらっぱとの向き合い方の基本はDNAに刻み込まれているのか、ごく自然に自由に振る舞って遊んでいる。ここでは遊ばされる人は居ない。遊びたいから遊んで居る人がいる。現役の小学生の遊び方はやはりプロ。こだわることなく飽きたものから次へと移っていく。隅の草むらには秘密基地が作ってあった。することも今も昔も変わらない。
TAP2005オープニング前日
キリン取手工場でのオープニングレセプションがプレス見学会の後、夕方から行われた。BankARTでの講座「続・美術館はどこにいく」の立ち会いがあるから、これから横浜に向かうと言う、村田真さんにタクシーを降りたところでばったり出くわす。僕は再来週の今日の25日、その講座の講師としておじゃまする。講義の準備を始めないと…。
キリン取手工場は、藤浩志さんの展示会場でもある。な、なんと、蔵出しお宝の山。鴨川を泳いだ伝説のこいのぼり、「必死に川をのぼっているつもりの鯉たちなのだろうか」と、初対面。貴重なビデオ映像や資料もあり、時間をどこかでとってじっくり見ないと。(翌日に、「紙芝居」をここで見ることになるとは。)
レセプション後の懇親会は失礼して、渋谷に向かい、「日比野克彦一人万博」展関係者の飲み会に合流。本当に久しぶりの再開。7時間近くに及ぶ1次会の後、2次会に10名以上が向かう。ホテルに入ったのが6時。熱い湯船に浸りぐっすと一眠りし、また湯船に浸り、11時の打ち合わせ目指して、取手に向かうことになる。
藤さんが内見会ツアーからレセプションの模様までの1日をブログにアップしています。
復旧作業中
TAP2005の「てくてく」ガイドの校正。300円で発売予定。中身ぎっしり、是非、これを片手に散策下さい。
*復旧後にアップ。…つなぎです。
9日前
取手駅で下りの最終を待ちつつ撮影。
11月12日にオープンする「TAP2005」の直前、最後の企画運営会議に顔を出す。各班から進捗状況の報告があるものの、上手く数量化出来ていなくて、「おっ、かなりヤバイ」と思わせてくれる発言(ことば)があったりして、かなりスリリングな時間を過ごす。可能な範囲でテコいれをして、またしても終電でもどる。
不思議なことにブログの「ファイルのUploadシステム」が変調していて、写真を上手くアップ出来ないこともあり、今日は写真なし。併せて今日はこれくらい。短いメモ・ログでおしまい。ちょっと急ぎで終えてないとならないこともあるから。(スミマセン)
*11月7日復旧したメールを確認し、写真をアップしました。
○事務連絡:システム確認至急お願いいたします。
では、本格的な処置よろしくお願いいたします。
はらっぱの大掃除完了
浅草・雷門。
浅草での法事のあと、この前を通りかかったのでブログ用に1枚。雷門のリンク先を捜していて知ったけど、この門は松下幸之助氏の寄進で1960年に再建されたものだそうで、なんと僕と同い年。
雷門の提灯を正面から撮影しようとまわりこむと、右手遠方に、お世話になっているアサヒビールの社屋が見える。フィリップ・スタルクによる「筋斗雲」も浅草の新名所(1989年竣工)。ま、これは規制がなければ、すくっと「炎」のように空に向かってたっていたものだから、何が幸いするかわからない。(でも、たぶん今の形に決着つくまで長い議論があったのだろうな?)
法事を終え、一旦自宅に戻り、一休みしてから、取手に向かう。今日は、はらっぱの草刈り、旧県寮舎の大掃除。電車に揺られて到着したときには、とっぷり日も暮れていたし、すっかり綺麗になっていた。(おつかれさまで〜す。)なお、はらっぱでの活動は、「はらっぱ日記」で。
カタクラ内の事務所に戻り、プロジェクトに関する検証をワイワイガヤガヤ。退出時間になり、笑笑に場所を移して、さらに会議。またしても僕の終電宣言でお開き。それぞれの企画が実施前の正念場に差し掛かり、結構不眠不休的活動をしながらも、みなまだ元気なので安心。勝田での藤さんらのステージを見てきたチームは、明日朝上野で作戦会議。藤さんは翌日からドイツとか。タフだね藤さん。(ステージ見に行けなくてごめんないさい。法事の主人だったのでお許しを。)
はらっぱの敷地図。取手駅最寄り数分の場所にある奇跡。この空間が今年のTAP2005のハブ機能を担う。だから「はらっぱ経由で、逢いましょう。」なのです。
はらっぱ経由で、逢いましょう。
芸術館駐車場(タワー下)。右端までズーと続く。
企画した窪田学芸員と本当に久しぶりに飲む。7月某日以来だから100日ぶりくらい。二人とも自分の企画を形にすることが忙しく、そんな間もなかったのが正直なところ。
気になるライターの作品をあげながら、その描き手についての人物像を聞く。自分が何に反応していたのか、その理由の断片に出会った感じを持ちつつ、楽しく聞く。
ちょうど一ヶ月先の11月12日(土)14時30分からキュレーター・トークを開催するけど、聞き応えありそう。
さらに、それに先立つ10月29日(土)14時から16時、旧関東財務局(横浜市中区日本大通34)にて、”ストリートにおける表現の可能性”と題してシンポジウムを開催。パネリストは、川俣正、芹沢高志、窪田研二、KRESS(出品アーティスト)、能勢伊勢雄。入場無料、定員100名、申込み不要・当日先着順。お問い合わせは:横浜トリエンナーレ事務局、電話045-640-0599まで
TAP2005のポスターの再校が届く。
かなり良くなって戻ってきた。即決OKの連絡。後は納品を待つのみ。
今年の売りは「はらっぱ経由で、逢いましょう。」こんな場所が取手駅最寄りにある。徒歩3分。5分とかからない(かな)。
調整を続けていた来年度の事業計画の骨子が、今日の会議で確認され、僕の来年の大きな日程が決まった。開催日が決まれば、あとは逆算して、全体スケジュールを組み上げることになる。担当するのは2007年1月末から3月末の冬期の展覧会。この決定により、本格的に来年度事業(=企画展)の準備が本格化する。予算案を提出するまでが、一つめの山となる。
TAPパンフレット再校届く
大通りから道一本裏手のパセオビル全面に描かれたグラフィティの一部分。
送ってもらったビデオ作品の資料DVDをMACで再生してみる。何もしないでビデオ見ているから一見遊んでみえるけど、かなりマジに作品選定と評価。2作家で5枚のDVD。かるく2時間を超える。決して楽だけではありません。でも、イメージが持って収穫大。
来年度に予定する僕の企画展は、美術評論家の松井みどり氏と組んでおこなうこともあり、1本メールを送る。しばらくして電話連絡があり、もろもろ協議相談調整をおこなう。
話終えた時には、15周年記念講演会の半分が過ぎていたが会場となる劇場に向かい、事務局長の話を聞く。ここでなぜかブルクナーの5番のDVDを鑑賞(?)
TAP2005のパンフレットはごらんのとおりページもの。堂々の全12ページ。本日のご紹介は表1ー表4を除く本編部分。盛りだくさんと楽しそうだなを感じていただければ感謝!
取手のはらっぱ
「旧茨城県学生寮とグランド」 —取手の駅前最寄り徒歩数分の所に残る。
この写真は、11月12日から27日までの会期で開催される今年のTAPで重要な拠点となる「旧茨城県学生寮の旧グランド」。この場を藤浩志と初めて訪れた5月9日に撮影したもの。
ブログの再開へのエールメールを速攻でくれた、藤さんにはゲストアーティストとして参画をお願いしてることもあり、過密なスケジュールをやりくりして、取手入りをしてもらっている。
この数週間、最後は三日三晩徹夜状態でスタッフであるインターン達が格闘していた「ポスター」を今日入稿する。明日はチラシ兼パンフレットを入る。それたのメインビジュアルになる場所。
是非、一度、この場所を訪ねてみてください。もう公開中です。
はらっぱの詳細はTAPサイト経由で「はらっぱブログ」まで。
TAP2005椿昇の特別講義
取手キリン工場
「取手アートプロジェクト2004」でキリンビール取手工場のビオトープの池に作品《ポンプライン》を設営する中島洋和さんの現場確認中の様子。
その向かい側には、屋上からパイプが出ている工場らしい建物もの。
炭焼き釜・窯象
朝から、椿昇のブログに塗装が施されてすごみをまして完成した《国連少年15号機−窯象》の写真がアップされているのを見て感嘆。「うん、すごーい。」
28日に取手着の予定。30日には釜開き(?)というか、火入れをして竹炭を焼く。京都からの配送が待ち遠しい。それにしも良い感じの窯象だ。
午後から、池袋に弘前劇場の芝居の観劇に行く。広報宣伝物の図として電柱を描いた会田誠の作品《無題》(1990)を使っている。劇団からの招待に応じて本人も来ていた。芝居は、賢治幻想『電信柱の歌』。本は別役実の書き下ろしで演出が長谷川孝治。
舞台最後のシーンで登場する鉄道ジオラマの俯瞰写真
今週は観劇づいている。
昨日は、「まほちゃんち」オープニングの後、演劇部門「シリーズ・日本の劇作家たち」公演を見る。演目は34歳で夭折し最後の作品『女の一生』で知られる森本薫(1912-46)作『怒濤』(1944)。細菌学者・北里柴三郎(1853-1931)の波乱に満ちた生涯を描いた芝居だ。ほぼ3時間のお芝居。
僕が観劇していた時間は、新潟で震度6の地震があった直後だった。水戸でも体感し、芝居中にも揺れがあった。
そして台風23号が東京に雨をもたらし、渋谷の交差点を湖畔にしていた20日には、野田秀樹の3バージョン公演の「赤鬼」日本語バージョンの千秋楽の空間にいた。居合わせたことを感謝したいほどに純度の高い美しい存在を目にする感動を味わい堪能する。ロンドン、タイ、日本と3バージョンとも見ることによって、また別の世界が見えてくる。
タイと日本公演の舞台美術と衣装は日比野克彦。
いま読んでいる青木淳さんの『原っぱと遊園地』のなかに「透明性」なるキーワードが出てくる。日比野ワークの魅力の解釈にも「透明性」は適応(援用)できそうだなと思い至る。そんなことを思いながら、21日の夜水戸で会った日比野さんと四方山話をする。
左:青木淳の10月2冊目の著書、建築論集(王国社、本体2,000円+税)
右:21日夜、水戸青年会議所主催「平成弘道館」で講演中の日比野克彦さん
8月18日 TAPの打ち合わせ
15日に今年の学芸員実習も終わり、これから遅めの夏休みや代休をとる予定。今日は、その2日目。ゆっくりした気持ちで東京に向かい、久しぶりにワタリウムでの展覧会「EMPTY GARDEN2」を見いく。ゆっくりし過ぎて、約束の時間に大幅に遅刻して取手に移動。
取手にて、TAP(取手アートプログラム)の事務局スタッフらと29日の公開審査に関する進行確認を行ない、当日のプログラムやもろもろ大急ぎでつくる。
EMPTY GARDEN2
www.watarium.co.jp/museumcontents.html
9日TAP1次審査
取手のカタクラの5階で今日は応募のあった作品の1次審査。TAP関係者が61点から8月29日の2次審査に上げる作品を選考する。朝10時から3時間かけ銘々がプロポーザルを読み込んで推薦する作品を考える。お昼を挟んで午後から集計。応援演説や反対意見。ケンケンがくがく。終わったらなんと午後7時を廻っていた。審査の進行役を務めた僕は、ちょっと疲れ気味。どうやってもごめんなさいと誰もがOKの作品は良いけれど、賛否拮抗する作品を1次審査としてどう判断するのか、皆が悩むところだろう。全て終わって軽くお疲れ様を事務所で開く。健康診断に備えてアルコールを控える。昨日までさんざん飲んでおきながら、我ながら姑息なと思いはするも、「再検査よびだし」はない方がいいからさ。
高嶺格の取手リサーチ
利根川沿いの土手に立ち景色を眺める高嶺。
取手の日。4日に予定するシンポジウムの段取りの打ち合わせ。
高嶺格が招聘コンペ作家として取手の街を初めて訪れる。
スケジュールの合間を縫ってのリサーチ。スタッフの車で早速リサーチ。椿さんと同じコース取り。それでも彼の反応は違い、瞬間的な路線選択が微妙に違う。
リサーチ後、2時間ほど初期作品のビデオを見ながらの講義を聴講する。
椿昇の取手リサーチ2日目
区画整理されていない三又路に出会い、そこに1/2を見出して椿昇、興奮激写。
平田五郎自宅前の貴著な空間でカフェを飲む。(左:椿昇、中:平田五郎、左:森司)
地元スタッフからのブリーフィングが終えた頃に遅れて合流。取手市内外周他を調査。まさに1/2の風景が展開する。東京から快速で40分の場所にこのような環境の場所があったとは。すでにロケーションからイメージを受けた椿は、それを確認し紡ぐように移動。夕方には予感が確信に。秀逸なプロポーザルが出てくることだろうと期待し、彼とまたキャッチボールができるかと思うとわくわくする。
途中、やはりプロポーザル招待作家である取手在住の平田五郎自宅に立ち寄り表敬訪問。なんとも豊かな時のなかに過ごしている。
第1次調査を終えた椿さんと4時過ぎにホームで別れる。
椿昇・取手・初日
取手キリン工場の敷地内展示予定地。先ずは御挨拶がわりに真っ先に寄る。
TAP取手で椿昇を出迎え、キリンビール工場内とか市内近隣を視察。その後、カタクラのTAP事務所で椿節炸裂の講義2時間。本人その気があるのかないのか知らないが、アジらせたら天下一品。ブロッブに関してもその利便性を一くさり。語らせたら止まらない。メンバーも感化される。以前、藤浩志をゲストに招いた合宿の時の内容を彼が自らのBLOG日記にアップしている様も紹介。
会場にて懇親会。大いに盛り上がる。場所を移動して二次会。いつながらどこまでいってサービス旺盛な良い先生だ。感謝。
水戸ではアトリエ・ワンの二人が高橋の案内でリノベーションする物件の確認。やはり予定する当初プランに沿った案で考えたいと調査直後の電話連絡で貝島さんから聞く。週明空けには案がでるとのこと。
アーカス
5月29日はARCUSのディレクター帆足亜紀氏を講師に第3回目のTAP塾を開校。レジデンスの歴史の講義から、守谷での事例まで幅広く講義いただいた。主宰する側と作家との必要不可欠な──時には摩擦をうみ火花を散らすこともある──コミュニケーションを成立させる必要性と難しさの話は、インターン生にはある意味驚きかも。そうさ、アートプロジェクトの現場のいわゆる一つの格闘技なんですよ。
ARCUS(アーカスプロジェクト):茨城県主催のアーティスト・イン・レジデンスプログラム。
http://www.arcus-project.com/japanese/about/about.htm
TAP塾第2回レクチャー
5月15日は、企業メセナ協議会の若林朋子氏を講座講師に迎えて2回目のを塾開催。この春まで足かけ8年活動を展開したトヨタアートマネジメント講座のメセナ側の最後1年ちょっと担当した実務スタッフ。つまり事務局の要として終盤の大型プログラム実現のために裏支えした業務をこなした実力者。その蓄積されたノウハウの開示をお願いしての登壇。メセナに関わる講義と詳細な実例を伴った整理された講義にひたすら感謝。
TAP合宿2日目
睡眠もそこそこに起き出して朝食。9時過ぎには、早くも自転車で利根川の船着き場まで移動。昨日。市内を走り調査するために借りたレンタル自転車を返却し、ボートに乗船、いざクルーズ。
午後からは真面目に会議。早速。7月4日にTAPインターンが主体となって主宰するシンポジムに関する打ち合わせや広報に関するみっちり会議。
活発な意見のもと大筋の流れが見えてきたところで、ゲストスピーカーをお願いすることになったベネッセの秋元氏に連絡。すぐつかまり、快諾の返事(パチパチパチ)。
シンポジウムのテーマは昨夜の藤浩志講義がばっちり効いて、「何が残るか? 何を残すか?」に決まる。プロジェクトやイベントベースのアート活動では、かなり重要なテーマ。
モニュメント以外に何を残すことで、残したことになるのだろう。
ベネッセ・直島文化村
http://www.naoshima-is.co.jp/
TAP合宿1日目
4月29/30日の両日でTAP塾の合宿を、講師に藤浩志を招き行なった。彼の仕事と考え方はアートやアート作品に関する既成概念を緩やかに解体し、しなやかで自由なアートならではの気働きがあることを痛感させてくれる。彼のOSの考えかたやずらした視点を表現にまで構築する実力のすごさを少しでも体感してもらえたらと思う。
今ではすっかり博多の夏の風物詩までに育ってしまった灯籠のプロジェクトも、もともとは休校中の学校のグランドをそのまま「原っぱ」として維持することを目指したものと言う。その核心コンセプトの秘めやかさ加減に感動し脱帽する。
のっけの講師としてお呼びして正解。個人的にもブラッシュアップされたプレゼンと話術を堪能する。
TAP塾を説明する塾長熊倉純子
4月3日取手にてTAP塾の説明会が開かれた。30名ほどの参加を得て、これまでのTAPの歩みやこれからの活動内容、さらにTAP塾のカリキュラムに関するガイダンスをする。TAPをマネジメントの実践を学ぶ場とする座学部分の位置付けがTAP塾。塾生はインターンとしてプロジェクトに参加するのが条件。僕は彼らのために基礎的情報を提供するために講座コーディネートを担当することに。後半は僕が司会しながら参加者一人一人に自己紹介してもらい、少しばかりの質問をさせてもらう。さて、どうなることか?とりあえずMLの開設をすることを決める。参加者と取手市内を散策。交流会で親睦を図る。
TAP:取手アートプロジェクト。取手市民と取手市そして東京芸術大学の三者が共同でおこなっているアートプロジェクト。1999年から実施、オープンスタジオと公募展を隔年で開催している。2004年の今年は公募年。