artscapeレビュー
プレビュー:リアル・ジャパネスク:世界の中の日本現代美術
2012年07月01日号
会期:2012/07/10~2012/09/30
国立国際美術館[大阪府]
1970~80年代生まれの日本人美術家9名(泉太郎、大野智史、貴志真生也、佐藤克久、五月女哲平、竹川宣彰、竹崎和征、南川史門、和田真由子)を起用した展覧会。この世代の課題を、欧米美術の行き詰まりに基づく価値観の多様化、1960年代生まれの美術家の仕事の超克、美術情報の氾濫、と規定し、その状況に知的かつ誠実に対応する事例として彼らの仕事を位置づける。同館で昨年に開催された「世界制作の方法」以来となる若手日本人作家の企画展だけに、期待が高まる。
2012/06/30(土)(小吹隆文)
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