artscapeレビュー

プレビュー:小杉武久「音楽のピクニック」

2017年11月01日号

会期:2017/12/09~2018/02/12

芦屋市立美術博物館[兵庫県]

音楽家・小杉武久は、1960年に東京藝術大学音楽学部学理科の友人たちと結成した「グループ音楽」を皮切りに、ニューヨークでの「フルクサス」メンバーたちとの活動、1969年に結成した集団即興グループ「タージ・マハル旅行団」、「マース・カニングハム舞踊団」(コンテンポリーダンス)の音楽監督など、一貫して前衛的な立場から音楽の概念を拡張する活動を続けてきた。全5章で構成される本展では、第1章から第4章までを記録や資料の展示に当て、第5章では《マノ・ダルマ》(1967/2015)や《ライト・ミュージックII》(2015)などのサウンド・インスタレーションを展示。1950年代から現在に至る活動の軌跡を約300点の作品と資料で振り返る。

2017/10/23(月)(小吹隆文)

2017年11月01日号の
artscapeレビュー