2018年07月15日号
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artscapeレビュー

プレビュー:art trip vol.2 この世界の在り方 思考/芸術

2016年12月01日号

会期:2016/12/10~2016/02/12

芦屋市立美術博物館[兵庫県]

芦屋市立美術博物館が、館蔵品とともに現代美術作品を紹介することをテーマに企画した展覧会の第2弾。今回は、河口龍夫、伊藤存、小沢裕子、前谷康太郎を招き、彼らとミーティングを重ねながら展示作品を選定、刺繍、彫刻、アニメーション、映像、光などを駆使する4人の作品のほか、ナウマン象の歯の化石、土器、小杉武久や菅野聖子の美術作品などが展示される。展覧会のテーマは「思考」だ。おびただしい情報が地球上を駆け巡る現在、われわれはさまざまな方法でそれらを取得し、正しい判断ができるよう努めているが、それでも無意識に情報の選択したり、一方的に決めつけている可能性がある。感性を高め、思考力を研ぎ澄ませることで、目に見える向こう側まで思いを馳せることができるのではないか。本展にはそのような意志が貫かれているのだ。国際情勢が混迷を深める現代、美術展を通して物事の見方をトレーニングするのも悪くないかもしれない。

2016/11/20(日)(小吹隆文)

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