2018年10月15日号
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artscapeレビュー

プレビュー:額装の日本画

2017年03月01日号

会期:2017/02/25~2017/04/02

栃木県立美術館[栃木県]

現代団体展や公募展の日本画、百貨店美術画廊の日本画コーナーを覗いてみると、洋画と同様に額装された作品が多く見られる。しかし、美術館や博物館で見る近代以前の日本画は、掛軸や屏風、絵巻物といった仕立てが中心だ。額装し、床の間以外の壁面に飾る日本画はいつ、どのようにして現われたのか。そこには、建築の洋風化、団体展、公募展の開催など、作品が展示される空間の変化が影響していることは想像に難くない。この展覧会では日本画額装の歴史を、日本画の見せ方をめぐる議論、抄紙技術の改良と和紙の大判化、団体展の興隆や出品規定の変遷、技法や画材の変化などを通じて辿るという。栃木県立美術館のコレクションによる企画だが、昨年の「学芸員を展示する」展(2016/1/9~3/21)がコレクションの見せ方としてとても工夫されていて面白かったので、今回の企画も楽しみにしている。[新川徳彦]

2017/02/20(月)(SYNK)

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