artscapeレビュー

「篠原一男と7つの住宅論」展

2011年05月15日号

会期:2011/04/24~2011/04/30

桑沢デザイン研究所1Fホール[東京都]

1950年代から90年代まで、時代順に39の住宅模型が並ぶ、会場の風景は壮観だった。順路に沿って見ていくと、篠原の作風の変遷をたどることができる。東日本大震災の影響で開催が危ぶまれるなか、建築系ラジオのスタッフ、平田りかを含む、わずか7名の学生が主催した企画である。感心したのは、手で模型の屋根を外せること。なるほど、篠原建築にとって屋根の姿は重要だが、内部空間も重要である。しかし、通常の模型のように屋根が外せないと、内部がわからないし、最初から屋根がない模型をつくると、外観がわからなくなる。つまり、外せると両方楽しめるというわけだ。

2011/04/26(火)(五十嵐太郎)

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