artscapeレビュー
アパートメント・ワンワンワン~中之島1丁目1-1で繰り広げる111日~
2014年05月01日号
会期:2014/03/29~2014/07/06
アートエリアB1[大阪府]
大阪を拠点に活動するgraf(クリエイティブ・ユニット)とIN/SECTS(編集プロダクション)が協同し、アートエリアB1内に複数の小屋と通路、グラウンド等から成る空間「アパートメント・ワンワンワン」をつくり出した。それぞれの部屋や空間にはアーティストが入居し、さまざまな表現活動の集合空間が形成される。第1期(3~4月)の入居者は、飯川雄大(美術家)、倉科直弘(写真家)、鈴木裕之(イラストレーター)、高島一精(ファッションデザイナー)、MASAGON(アーティスト)、203gow(編み師)の6組。今後、第2期(4~5月)、第3期(5~6月)と作家が入れ替わっていくが、空間には前の期の痕跡が部分的に残されるという。そういう意味で本展は、往来的なグループ展やコラボレーションとは異なる新たな試みと言えよう。
2014/04/02(水)(小吹隆文)