artscapeレビュー

プレビュー:ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の想像力とその源泉

2014年05月01日号

会期:2014/05/27~2014/09/15

国立国際美術館[大阪府]

故郷や古い友人、子ども時代の思い出など、ノスタルジー(郷愁)を創造の源泉にして、想像力の世界(ファンタジー)をつくり出す現代美術作家たちを紹介する。出品作家は、橋爪彩、横尾忠則、柄澤齊、淀川テクニック、須藤由希子、小橋陽介ら日本人作家10組。現代美術は未知の領域を開拓する表現とも言えるが、その背景に過去を志向するノスタルジーがあることが興味深い。後ろ向きで前に進むような彼らの表現に、何がしかの共通項があるのかを見極めたい。

写真:橋爪彩《Chloris》 2011年 個人蔵
courtesy of Imura art gallery 撮影:加藤健

2014/04/20(日)(小吹隆文)

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