artscapeレビュー
プレビュー:トヨタコレオグラフィーアワード2014──次代を担う振付家の発掘
2014年07月01日号
会期:2014/08/03
世田谷パブリックシアター[東京都]
8月3日にトヨタコレオグラフィーアワード2014が開催されます。これは、必ずしもそう限定されているわけではないのですが、日本のコンテンポラリーダンスの分野にとって最大のアワードです。今回のファイナリストたちは、いまのダンスの状況を反映した、バラエティに富んだ顔ぶれです。
ここには、「日本のコンテンポラリーダンス」というかたちでまとめられるひとつの傾向は見いだせないことでしょう。むしろ多様な試みが、踊りの場を活性化し続けている、そういう光景に遭遇できるのではないでしょうか。8月の公演ですが、チケットが早々に売り切れる可能性が高いので、今月のプレビューで紹介します。必見です。ちなみに、ぼくは7月からBONUSという「ダンスを作るためのプラットフォーム」をインターネット上でスタートさせます。このなかに〈ジャーナリズム〉というコーナーがあります。今回、〈ジャーナリズム〉が最初に取り上げるテーマが他ならぬこの「トヨタコレオグラフィーアワード」です。かもめマシーンの主宰として活躍している萩原雄太さんに取材・執筆をお願いしました。このアワードに初めて触れる人にもよくわかる内容になっていると思います。ご一読ください。
2014/06/30(月)(木村覚)