artscapeレビュー
カタログ&ブックス│2018年10月
2018年10月15日号
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます
Architectural Workshop Ise 2018 DOCUMENT BOOK
建築学生ワークショップ伊勢2018 ドキュメントブック
2018年開催の聖地は伊勢。全国から集った53名の大学生が、建築の実現化を図る。
マルセル・デュシャン アフタヌーン・インタヴューズ
──アート、アーティスト、そして人生について
1964年にデュシャン宅で行われた伝説のインタビュー、その全貌が初めて公に。終始リラックスした雰囲気で交わされる3つの対話篇は、彼の生き方のまったき新しさを明らかにする。
世界でいちばん素敵な西洋美術の教室
ダ・ヴィンチ、フェルメール、ゴッホ、ルノワール、モネ……。これまでヨーロッパでは何人もの巨匠が登場し、数多くの名画を生み出してきました。日本でも有名画家の展覧会が開かれれば、押すな押すなの大行列。“人類の遺産”が間近でみられるのですから、心が踊り、胸がときめくのも当然でしょう。でも、絵画を始めとする西洋美術は簡単に理解できるものばかりではありません。歴史や技法、画家の来歴などを知らないとせっかくの名画が単なる1枚の紙切れになってしまうかも……。本書はあなたの好みの名画がより美しく、楽しく鑑賞できるようになる1冊です。
「京都・醍醐寺展─真言密教の宇宙─」展 公式図録
図版や作品解説、醍醐寺関連年表など、本展覧会の魅力がぎっしりと詰まった図録です。
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2018年10月01日号オススメ展覧会「京都・醍醐寺—真言密教の宇宙—」(サントリー美術館)
「バウハウスへの応答」展 図録
1919年、今からほぼ100年前に先進的な総合芸術学校バウハウスが、ドイツのヴァイマールに設立されました。設立に際し、初代校長ヴァルター・グロピウスは「バウハウス宣言(Bauhaus-Manifest)」を公にします。そこには、建築・絵画・彫刻の三つのジャンルを表す尖塔をもつゴシック様式の聖堂を描いた、ライオネル・ファイニンガーの木版画が添えられました。あらゆる造形活動を手仕事の訓練と習得を通して統合し、新たな時代・世界に相応しい建築さらには社会の創造を目指したバウハウスは、その教育理念と独創的なカリキュラムによって、ドイツ国内のみならず、ひろく世界に大きな影響を及ぼしました。本展は、そのバウハウスの今日的意義を再考する国際プロジェクト「bauhaus imaginista(創造のバウハウス)」の一環として開催されるものです。
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2018/10/15(artscape編集部)