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ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展

2009年02月01日号

会期:1/6~3/29

兵庫県立美術館[兵庫県]

静物画展といいつつも、静物画的な要素を含む風俗画や肖像画も含めて紹介されていた。この手の作品は絵解きになっていることが多く、モチーフの意味を理解している方がより楽しめる。でも、日本にそんな知識を持つ人がどれぐらいいるのだろう。もちろん私も詳しくないので、寓意よりもテクニックに注目することが多かった。ギョッとしたのは市場の様子を描いた幾つかの作品。解体された牛がドーンと描かれている。ダミアン・ハーストの作品も案外ルーツはこの辺なのかも。そういえば高橋由一の新巻鮭に似た絵もあった。新年早々変な所ばかりに目が行く。困ったものだ。

2009/01/06(火)(小吹隆文)

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