artscapeレビュー
六本木アートナイト
2009年04月15日号
会期:2009/03/28~2009/03/29
六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館など[東京都]
夕方5時半ごろぶらぶら歩いて六本木ヒルズのアリーナへ。すでに、メタリックシルバーに輝く高さ7メートルもの《ジャイアント・トらやん》がひかえ、周囲はずいぶんな人だかり。まず、オープニングセレモニーにおエライさんたちがごあいさつし(最後は森美術館の南條史生館長)、ご来賓のご紹介……なんか「六本木アートナイト」のノリと違うなあと思っていたら、ヤノベケンジが登場。関西弁はややスベリがちだが、さすがツカミは心得ていて、あおるあおる。やがてトらやんの目が開き、ボワーッと火を吹く。おーっ。やっぱりデカくて芸がある作品はこういうとき強い、と、その後の開発好明や丸山純子の作品や、日比野克彦ディレクションの「キューブからの指令」などを見て思ったのだった。
六本木アートナイト:http://roppongiartnight.com/
2009/03/28(土)(村田真)