2019年09月15日号
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artscapeレビュー

松本央 個展 vol.1『無常の空間─108人の自画像─』

2010年08月01日号

会期:2010/06/22~2010/07/15

BAMI gallery[京都府]

松本は自画像をテーマにしている若手画家だ。本展の出品作は大学の卒業制作展に出品した大作。108人の自分が京都・三十三間堂の千体千手観音立像と同じ並び方でずらりと描かれている。制作は1人ずつ順に完成させる方法がとられた。1日に1人ずつ完成させるとしても108日かかる計算だ。そのせいか、途中でやけに痩せた自画像があったりする。実際にその時期は痩せていたのか、延々と続く作業に根負けしたのかは定かではないが、そのブレがかえって人間臭さを醸し出しており、好感を持った。

2010/06/30(水)(小吹隆文)

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