artscapeレビュー

X-ミッション

2016年04月15日号

『X-ミッション』は、エクストリーム・スポーツの制覇×独自の地球環境思想×FBI潜入捜査というてんこ盛りで無理やりなプロットだが、見どころであるべきアクションは凄まじく、看板に偽りはなかった。人間と荒ぶる自然について、究極の関係性を追求する。もっとも、種目を詰め込み過ぎたために、本来はそれだけで一本の映画になるくらい大変なはずの断崖の登頂があっさりしすぎているなど、個々のスリルがやや減じられていた。

2016/03/01(火)(五十嵐太郎)

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