artscapeレビュー
《Rumah Miring/Slanted House》
2016年04月15日号
[インドネシア、ジャカルタ]
竣工:2015年
最後はブディ・プラドノの設計した《Rumah Miring/Slanted House》を訪問する。傾いたビルサイズの鉄骨のフレームにガラスの空間をはめ込む。ギャラリストがオーナーであり、随所にアートを展示し、1階の吹き放ちにオープンキッチンやプールを設け、パーティなどに対応する。巨大津波の後、インドネシアのアートシーンは変化したのかと質問すると、ほとんど関係ないという。そしてインドネシアは世界一幸せに暮らしている人たちだと付け加える。日本は深刻に考えすぎなのかもしれない。
2016/03/27(日)(五十嵐太郎)