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In the Wake: Japanese Photographers Respond to 3/11

2016年04月15日号

会期:2016/03/11~2016/06/12

Japan Society Gallery[アメリカ、ニューヨーク]

吉村順三が設計したニューヨークの《ジャパン・ソサエティ》へ。和風の表現として、ルーバーの利用は、ここからすでに始まっていた。そしてギャラリーの「In the Wake: Japanese Photographers Respond to 3/11」展のオープニングに出席する。ボストン美術館からの巡回であり、畠山直哉、米田知子、志賀理江子、荒木経惟、北島敬三ほか、日本では馴染みの写真家の作品が海外で集結している。なお、会場の構成、作家の順番は大幅に変えたようだ。ところで、「In the wake」展の名称は、あいちトリエンナーレ2013でも「揺れる大地」の英語タイトルをさんざん議論して「awakening」と決めたので興味深い。オープニングでは、MoMAの日本建築展を企画し、現在はリスボンでミュージアムのディレクターとなったペドロと再会した。

2016/03/10(木)(五十嵐太郎)

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