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茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術

2017年06月15日号

会期:2017/03/14~2017/05/21

東京国立近代美術館[東京都]

長次郎が始めた樂茶碗の系譜を400年以上にわたってたどる展覧会だ。前半のパートが初代から14代の歴史、そして後半が15代の樂吉左衞門による作品を紹介する。日本の建築家の系譜も、このようにお家芸をたどれるが、近世から現代までの長いスパンを通じて、特定の技術と表現に関する伝統と変化を確認できるのは興味深い。個人的には、3代の道入や14代の覚入が挑戦した変革が面白い。

2017/05/21(日)(五十嵐太郎)

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