artscapeレビュー

ベネッセアートサイト直島

2011年11月15日号

直島、豊島、犬島[香川県、岡山県]

いずれも初めての訪問ではなかったが、直島、犬島、豊島など、瀬戸内海におけるベネッセが手がけた建築・美術プロジェクトをまとめて見学する機会を得た。テンポラリーなものよりも、常設で残っていくものを制作してきたことが改めてうかがえる。安藤忠雄によるミュージアムをオープンしたのは1992年であり、もうすぐ20周年。民家を改造し、宮島達男の現代美術を導入した家プロジェクトは、1998年であり、越後妻有トリエンナーレよりも早い。こうして瀬戸内国際芸術祭の成功への種をまいてきた。

写真は上から、
宮島達男《Sea of Time'98》(家プロジェクト、角屋)
森万里子《トムナフーリ》(豊島)
設計:妹島和世、アートワーク:柳幸典《眼のある花畑》、アートディレクター:長谷川裕子(家プロジェクト、犬島)

2011/10/05(水)(五十嵐太郎)

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