artscapeレビュー
2次元×3次元 秋山祐徳太子・池田龍雄・田中信太郎・吉野辰海による平面と立体の新作展
2017年02月15日号
会期:2017/01/23~2017/02/04
ギャラリー58[東京都]
平均年齢80歳を超える4人の「歩く戦後美術史」によるグループ展。歩くといってもギャラリーはよりによってエレベータのないビルの4階にあるから、会場に行くだけでも大変だ。秋山は相変わらずのブリキ彫刻とレリーフ、田中も相変わらずユーモラスなミニマルドローイング、池田も相変わらず、ホントに相変わらず丁寧なアクリル画を出している。吉野は相変わって、頭にトウガラシの突き刺さった犬の彫刻のほか、犬の目、耳、口、鼻、足の肉球をドアップで描いたドローイングを出品。これは5感を表わすという。新境地か。
2017/01/25(水)(村田真)