artscapeレビュー
安藤忠雄《亜州大学現代美術館》
2017年02月15日号
[台湾、台中市]
亜州大学の現代美術館へ。安藤忠雄の設計だが、現地に行くと彼の名前をとって「安藤美術館」の表示がある。三角形のモチーフを使い、全体から細部まで統一してデザインされている。3階に上がると、三角形の展示室から外に視界が開け、外周でサン・ピエトロ大聖堂風の図書館を含むキャンパス全体を見渡す。幾何学のルールによって生じる三角形や平行四辺形の部屋は、うまく展示に使われていたこともあり、意外と気にならなかった。
2016/12/29(木)(五十嵐太郎)