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札幌国際芸術際2017 その1

2017年09月15日号

[北海道]

札幌国際芸術際2017は、前回とは違って、ビルの空きフロアを活用した街なか展示が増えたのはよいのだが、きちんとしたマップがないために(公式ガイド本もいらいらする内容)、各会場をまわるのに苦労する。まず前回も会場だった札幌市資料館からスタート。ここの三至宝は素晴らしかった。いずれもアーティストの作品ではなく、郵便局長が描いた昭和新山の火山画、実はスイスの発祥らしい木彫り熊コレクション、そして赤平住友炭鉱の資料展示である。特に巨大な坑内模式図は見たことがない複雑さで、美しい図面だった(リベスキンドのマイクロメガスよりカッコいいのでは)。

写真:上から、札幌市資料館、木彫り熊コレクション、坑内模式図

2017/08/15(火)(五十嵐太郎)

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